作品一覧

  • 犯行以前
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    1巻770円 (税込)
    ショッキングな書き出しではじまる本書は、妻を愛し、歓心を得ようとしながら、妻の心とはうらはらな言動をする異常性格の夫に献身的につくす健気な女の、内心の葛藤を描く犯罪心理小説。「世の中には殺人者を生む女もあれば、殺人者とベッドをともにする女もある。そしてまた、殺人者と結婚する女もある。リナ・アスガースは、八年近くも夫と暮らしてから、やっと自分が殺人者と結婚したことをさとった……」
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集
    3.7
    自我について、性について、家庭について、老年について、偽善について。詩人が壮年期に哲学者の父・谷川徹三をはじめ、外山滋比古、鮎川信夫、鶴見俊輔、野上弥生子、そして息子・谷川賢作と胸の内を明かし合った比類なき対話。解説・内田也哉子。
  • 対談 文学の戦後
    値引きあり
    -
    1巻676円 (税込)
    「戦後文学」をどう評価するか? 敗戦後34年を経て、詩誌「荒地」時代からの友人である典型的な戦中派の二人が、社会と文学の動向を縦横に論じ、戦後文学史に新たな視座を提示した、衝撃の対談集――詩誌「荒地」に拠って、戦後現代詩を主導してきた鮎川信夫。詩人として、また文学と思想の新たな理論を展開し、現代をリードしてきた吉本隆明。戦中派の巨人ふたりが、敗戦の衝撃から、身を以て戦後文学史を生きてきた34年を振り返り、社会と文学の動向を鋭く問う。第一次戦後派の限界、江藤淳批判、ソルジェニツィン『収容所群島』の現代史的問題、現代文学の変質など、白熱の議論を交わした対談集。「戦後文学」との別離を告げた記念碑的作品。
  • シャーロック・ホームズの冒険
    値引きあり
    -
    1巻300円 (税込)
    不可思議な謎、卓抜な推理、ユーモア等のあふれる古典的傑作の第一短篇集。詩人鮎川信夫による新訳。霧深いロンドンを舞台に不可思議な事件と対決する、名探偵シャーロック・ホームズ。その卓抜な推理、クールな人間味、脇役ワトソンとのユーモアに富む友情と、推理小説の原型的なトリックを提示して尽きせぬ魅力を有する、傑作処女短篇集。「赤毛クラブ」「まだらの紐」などの名作を収録。詩人・鮎川信夫による名訳。文豪ポオに始まる近代推理小説は、名探偵シャーロック・ホームズの出現によって確立した!
  • ホームズ最後の挨拶
    -
    1巻550円 (税込)
    ホームズもの最後の短編集「最後の挨拶」から、「信ジガタキ怪奇ナ体験ヲシタ。助言願イタシ」という電報で始まる「ウィスタリア荘」のほか、「ボール箱」「赤い輪」「ブルース・パーティントン設計書」まで、4編を収録。ホームズの推理は衰えを知らない。
  • 四つの署名
    -
    1巻440円 (税込)
    ある日ホームズのもとに美しい婦人が訪れる。インドに勤務していた彼女の父が消息を絶って十年になるのだが、ここ数年、高価な真珠が送られてくるという。ホームズたちが真珠の送り主を捜しあてたとき、巨万の富をもつその男は顔と手足を異様に歪ませた他殺体となって発見された。かたわらには「四つの署名」と走り書きされた紙切れが……インド王家の秘宝をめぐって繰り広げられる大活劇! ホームズもの2作目にあたる代表長編。

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  • 緋色の研究
    -
    1巻440円 (税込)
    文学、哲学、天文学の知識皆無。科学、毒物学、犯罪学に精通し、ヴァイオリンを巧みに弾きこなす特異な男シャーロック・ホームズ。その彼とひょんなことから同居することになった医師ワトスン。ホームズとワトスン博士が初めて登場し、怪異に満ちた事件を解決するドイルの出世作。空き家の中年男の死体は何者か? 壁には赤で「RACHE」という文字が。「毒殺です」ホームズはそっけなく言い放った。

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  • すねた娘
    -
    1巻550円 (税込)
    女は2年前に死んだ父親の遺言状の件で訪れた。唯一の相続人である彼女の財産は伯父に付託され、もし彼女が25歳未満で結婚するなら、伯父は自由にその財産を処分できるという条件がついていた。実は女には意中の男がいて、すぐにも結婚を望んでいた、そして財産も手にしたかった…そんななか、伯父が死体となって発見される。女には当然、疑惑の目がむけられた。

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  • 人生相談 谷川俊太郎対談集

    Posted by ブクログ

    著者には何となく縁があるのか、複数回、空港や駅で遭遇したことがある。素朴な偉ぶらない方で、本対談でも、その味がいかんなく発揮されている。しかも対談は3,40年前にしたものをまとめたものであるが、古さを感じない。冒頭からの親子の対談は読みごたえがあるが、鶴見俊介との対談も丁々発止で面白い。90歳を超えた野上弥栄子との対談も味がある。解説が文筆家内田也哉子というのもよい。

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    2024年01月20日
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集

    Posted by ブクログ

    全部は読んでない。お父さんの徹三さんとのおしゃべりと、鶴見俊輔さんとのおしゃべりだけ読んだ。

    大人のおしゃべりはおもしろいな。

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    2022年12月22日
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集

    Posted by ブクログ

    「父と子」の対談を含む全7つの対談集
    過去の対談が多く含まれているが、世の中すごい勢いで変化しているモノ・コトが多い一方で、変わらないことも多いことを実感させられる。
    『書き言葉と違って、話し言葉には聖なる一回生の如きものがある』と谷川俊太郎さんがおっしゃっているそうだが、本当にその通り。「詩」とは違った谷川さんの一面が感じられる一冊。

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    2023年02月04日

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