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無知であることを自覚して営む日々の暮らしこそ、知的生活である。年をとって忘れっぽくなるのを嘆くことはない。むしろ日々これ新しく前進する、と考えよう。老年恐れるに足らず、との心境に至れば、人生は明るく楽しいものになる――そう考えるのが外山流の知的生活。さまざまな日常の局面におけるちょっとした工夫を習慣化することで、老若男女を問わず誰でも日々向上することができる。九十歳を越えた今も知的創造を続ける知の巨人による、『思考の整理学』実践編。
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Posted by ブクログ
久しぶりに楽しみながら読むことができた本。 どこがどう楽しいか… 毎日の生活の中で、いかに知的に過ごすか、共感する部分や発見する部分がたくさんあるから、読んでいて楽しい。 外山先生の他の著作も読んでみようと思う。
生活の上に思考がある。徹夜で勉強が偉いような風潮があるが、愚の骨頂。 人間的価値は生活から。人間は生活があるから人間、知識がいくらあっても生活のない人は価値が小さい。 知識そのものは無力、生活の中で使用してこそ。 生活の乏しい知識人間は知識のものぐされ。 書くと忘れる。忘れた方が良いことは書け。 ...続きを読む あとがきがまた秀逸。 「歳をとり忘れっぽくなることを嘆くなかれ、日々新しく前進すると考えたい。老年、恐れるに足らず、の心境になれば人生は明るくたのしいものになりうる。 でも他人に自分の考えを押し付けるつもりはない。一人の人間の愚直な考えを開けっぴろげに披露した。」 何て素敵なお方! と思ってウィキペディア見たら、昨年お亡くなりになられてた。。。 でも、先生の素晴らしいお考えは書物として残り、今後も私たちの人生の指針となるはず。他のご本も読ませていただこう。 「リンゴも人生もキズがあるほど甘くなる 」(幻冬舎 2014)なんて、タイトル見ただけで読みたくなる!
健康的な生活習慣だけではなく、知的な生活習慣も身につけることで人生を豊かにすることができることを謳っている。知識を身につけるだけではなく、生活第一を念頭に、自分の頭で考える習慣を身につけることが大切である。
知的生活習慣 近頃やけに物忘れが激しい。若い頃は詰め込み型教育真っ只中だったので、歴史や古文漢文、理数系科目に関しても兎に角、ありったけの語句を頭に刻む為に、毎日キャンパスノート一冊分にボールペンで書き続ける様な生活を送った。英語科目や国語なんかは文章丸ごと覚えていたのを記憶する。今になってそうし...続きを読むた若い頃の勉強方法(これを勉強というのかも甚だ疑問)を思い出す度、記憶力を鍛える事には繋がるが、自分の頭では何も考えていなかったのだと、貴重な時間を多く無駄にしたと後悔する。そう、あの頃は何でも覚えられた。水滸伝や三国志の登場人物、日本の戦国時代の武将の名前、競走馬の名前や系譜、海外のヘヴィメタルバンドのメンバーや使用機材(1000枚以上のCDアルバムは今でも棚から崩れ落ちんばかり積み重なっている)、書籍や作家の名前など、周囲と会話すれば、まず間違いなく自分の知っている領域へ話を持ち込む事が出来たし、それで得意満面、あたかも何でも知っている人の様に振る舞えた時代もあった。 最近はテレビで90年代の音楽が流れる度に、これって誰が歌っているんだっけ、サビ以外のメロディってこんなものだったけ、と確かに覚えていたはずの内容が、全く単語として出てこないばかりか、カラオケで何十回と歌ったはずの曲のメロディすらも、あたかも初めて聴いた曲の様に感じることがある。もっと酷いのは、毎日沢山の来訪者と仕事で顔を合わせるが、先週会った人、会議で何度も意見交換した人の名前すら、思い出すのに苦労して、一瞬言葉に詰まることさえある。自分の頭に自信がなくなってきたし、何か記憶力に対して対策しないと、このまま全てが失われていく様な恐怖を覚える。そんな事もあり、若い頃からさまざまな書籍でお世話になった外山滋比古氏の本書を手に取った。いや待てよ、この本だって過去に読み終わってるんじゃないか、など、読み始める前から不安でいっぱいなわけであるが、ページを捲れば、不安は徐々に解消していく。 歳を重ねること、生きている時間が長くなることは、それだけ外部からの刺激に晒される時間が長い。読書やインターネットなどから触れることのできる情報量、人と会って話す事で直接耳に入る情報も増えていく。だからそれら膨大な情報が全て頭に記録されると思う方が間違っているのである。脳の大きさも記憶できる量も、同じ人間同士なら大して変わらない。私の脳に古くからあった大量の記憶•記録も使う頻度の少ないものから、徐々に消去されなければ、新しい情報が記録できない(昨日会った仕事上の関係者の名前を忘れるのは、ある意味で相当失礼ではあるが…)。寝ている間の記憶の整理により、私の活動の中で然程重視していない事が、消去されているだけだ。例えば、これも良い事だとは思わないが、相手の名前を知らずとも、会議で自分の考えを伝え、相手の発言を聴いて議論はできる。考えと考えをぶつけ合って、より良い考えに纏めていくプロセスに人の名前は不要だ。そう考えると私が名前を覚えるのが昔から苦手で、先週会った人の名前を覚えていないのも合点がいく。それよりも日常的にケアしなければならない部下に対して、敢えて名前を何度も呼んで話しかけない方が私にとっては危機的だから、そっちは絶対に忘れられない。そうやって必要、優先度のより高い記憶に整理されていると考えれば良いだけだ。 最近はIT関連の英字3文字程度の略語も多く登場し、同じ3文字でも話の流れ上、どちらの意味を言っているのか会話の中では瞬間的に理解しなければならない。3文字を省略前の単語に戻して、かつ英語辞書で意味を調べるなどして、3文字を文章として覚えるようにしている。そうした必要な記憶さえ、必要なタイミングで出てくればよいのである。だからテレビから流れる懐かしいメロディを、歌えと強制されない限り、心地よい旋律として聴ければ何も問題はない。過去に読んだはずの本を改めて「初物」として読み直すのは、やや時間が勿体無い気がするが。 本書は外山滋比古氏が、頭の訓練や、それを支えるフィジカル、メンタルを健康的に維持するための事例集とでも言えば良いだろうか。同氏が過去にやってきた、今でも継続しているような、頭を鍛えて考える力を維持する為に続けている習慣を紹介している。それが同氏にとってなぜ良いと考えているか、その理由と合わせ、自分にもできそうな事ばかり並べられている。結局続かなかったが、若い頃は何年も日記をつけていて、日記帳が何冊も積み上がる喜びを得た事はあったし、頭を整理するのは朝もしくは午前中が、最も適した時間に感じられ、重要な会議は午前中に設定する。過去に記憶した知識は、大半は自分にとって「心地よい」趣味の世界の内容だから、楽しい事ならすぐに覚えられる。だから趣味を大切にする。 その様な誰もがすぐに手をつけられそうな行動や考え方を、暫く続けてみて必要に応じて習慣化するためのヒントが山盛りだ。頭が疲れたと感じる人、最近記憶力がどうもと言った人、未だ未だ会議で活発に議論したい人、商品開発や新規事業企画を考える人など、これからも生涯現役頭を維持したい人など、本書を手に取ってみては如何だろうか。
知的な生活を送るにはとうしたらよいか。 知的というのは勉強ができるとか、記憶力が良いとかではないと著者は言っている。 知的好奇心を常に持ち続けて楽しく豊かに生きていくと伝えたいのだろうと感じる。 それには頭もそうだが、体も日々鍛えなければならない。 個人的には知的と言いつつ、忘れる事の大切さ、...続きを読む忘れる事を嘆く必要がない事に驚いた。私は記憶力が良くない方なので少し安心した。 ◯自分の予定表を作る ◯気持ちは発散せないで抑圧させる ◯自分の生活を編集する ◯仕事などで忙殺されないで、生活をする、 生活の中に仕事がある。 は個人的に考えさせられた。 それよりこの本を書いているのが、 90を過ぎた方が書いたというのが1番の驚きである。 いつまでも頭が若い証拠だし、そのように生きたいと感じる。
著者によると、「知的生活がしたければ、生活と知識を結びつける工夫をしなければならない。生活の中で仕事をする、仕事の中で生活するようにするには、どうすればよいか考え、習慣化することが大切だ」ということ。→コロナ禍でリモートワークを強いられた人は、期せずして、生活と仕事について考える時間(退職後のシミュ...続きを読むレーションともいえる)を得たのではないだろうか。生活なくして人生なし。
筆者の最新刊。過去の作品も腹に落ちる内容だったが今回も同様。いらぬことを忘れるために日記はある、知識と志向の相反性、人間的価値は生活から、などのポイントが胸に刺さる。
「知識はモノマネの結果」その知識を「教養」と名付けて崇めてることの弊害を説いていて、なるほどと思いました。大切なのは生活。そして自分で考える力。子どもにも自分にも参考になりました。
知的な生活を送る為に、日々心がけたい、そして自然とやっておきたい習慣。 まずは頭に刺激を与えること。毎日日記をつけること。一方で、日記をつけても何かの役には立たないという。忘却するために書く。これが日記の意味であると。 次に、計画表。これも、自身を鼓舞するもの。何もない一日なんて、悲しいじゃな...続きを読むいかと。 かなりご執心なのは、勉強会である。異業種交流界や、朝活的なものも流行ったが、やはりライバルやレベルの高い人との交流が財産だと感じるということだろう。この3つは、何かの形でやるべし。 2つ目のテーマは、からだをいたわること。横になったり、脚力を確りつけたり、カラダは資本であるという名言もある通り、なによりも大切に。意識しないとつい酷使してしまい、ガタが来る。どんなに忙しくとも、いたわる時間を確保すること。 最後は、心を豊かにすること。「生活を大事にする」良い言葉だなと思う。生活においては、勉強したり、仕事をしたり、食事をしたりする。こうした生活から、大切なことは生み出されている。勉強するのではなく、生活を楽しもう。このメッセージは、非常に有意義なものだ。つい、勉強することが目的になるけれど、実は生活をする、生活をより楽しくするために勉強するのだということを忘れがちなのである。
読みやすいエッセイ。日記をつける習慣は、以前はあったものの、読み返すのが恥ずかしくて、しばらく書いていなかったので、また習慣づけてみようかと思いました。『思考の整理学』の日常生活における実践が色々紹介されていて参考になりました。
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