外山滋比古のレビュー一覧
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読書、大いに結構だが、生きる力に結びつかなくてはいけない。新しい文化を創り出す志を失った教養は、不毛である。
本当にそうかなと考えてみました。
例えば、無礼な人が企業にとってマイナスになるという知識があったとして、それはそうだろうと思いはするが、そこで終わってしまう。それではあまり意味がない(不毛な)ように思います。
しかし、無礼な人が企業にとって1万2000ドルの損失になるというデータ(知識)があると、それはいけない!となりそうな気がする。それで行動を起こす、新しい文化を作り出すことになれば、意味があるということなのかなという結論になりました。
同じ知識でも使い方次第ということなので -
Posted by ブクログ
本著は目に見えない「空気」という感覚での教育の重要性を説く良書である。空気を読む、空気の流れを読む等、私たちは多くの空気という目に見えない概念と存在を交差して見て感じ行動している。本著の言うとこの空気とは、品位や文化と説く。一見、同調圧力を含む内容かと思うが、読み深めてみるとその実は、集団の意思ではなく、個の意思や人間性を丁寧に育てて一人前の人間に育て上げるという答えに至る。
さて、本著の指す「空気の教育」とは誰がするものなのか。それは、親であり、育ての親であり、教育者であり、環境や風土、その地域に根付く文化が大きく影響すると説く。その通りである。日本内でも世界でも地理的な影響を受けることは証 -
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Posted by ブクログ
日本語という言語には創造性を刺激する役割があると教えてくれる良書である。本著は日本語の書き方を指南する本ではなく、日本語本来の想像力と感性と冗語性(細かく言わなくても通じる)の本質を教えてくれる本である。
住む場所による影響も大きいだろう。方言、風土、環境、コミュニティ、季節による影響、天候環境など、様々な要素が今日に至るまで日本語を豊かにしているだろう。合わせて、本著で述べている通りに「以心伝心」など言葉の力だけじゃない、仕草や所作、行動から得られる言語表現もあるということを知ることができる。
どうしたら、日本語を上手く表現できるのか。本著では文学的感性だけの学習ではなく、論理的思考を日本語 -
Posted by ブクログ
本の感想を言うのは勇気がいる。見当違いな感想になっていないか? そもそも私はちゃんと読めているのだろうか?
正解さがし。
著者は、「正解」がわかる読みは、知っていることを再確認するだけのアルファー読みだという。 ”未知”を読むベーター読みを勧めている。わからない本は、読むのに時間がかかる。しかし、”未知”を含む本には、読み手の数だけ解釈がうまれる。必然、読者は創造的になる。
感想に正解なんてない、人と違うからいいんだ。頭ではわかっていたこと、本書を読んでストンと落ちた。
そういえば、、、尊敬する編集者さんが、あるトークイベントで言っていたことを思い出す。
ある本が「読みやすかった」と