立花隆の作品一覧
「立花隆」の「ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊」「宇宙からの帰還 新版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「立花隆」の「ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊」「宇宙からの帰還 新版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
・「生きている」状態の定義について、「膜により外部と内部を隔てている」状態とする考え方が面白かった。たしかに死ぬと外部世界との境界がなくなり、腐敗して土に還ることになる。また、この定義を拡張していくと、地球という一つの星も、大気や磁場により宇宙から隔てられているため、ひとつの生命であるとも言える。
・「精神圏(バイオスフィア)」という概念も面白かった。人類の動物とのしての進化(脳機能を含む)は万年単位でそれほどないものの、人類の進化は、知識や技術を種全体として蓄積し、社会的進化というステージに変異しているとのこと。それはやがて種としてのひとつの精神圏を作るだろうというSF的発想だった。しかし、
Posted by ブクログ
激しい知的興奮を感じたとても刺激的な一冊!
圧倒的な読書量を誇るお二人だけあって、名著にまつわる対話を聞いているだけで教養が身に付いた気がしてしまいます。
特に第三章「ニセものに騙されないために」と第四章「真の教養は解毒剤になる」は面白かった。
興味深いポイントを何点か列記すると…
・日本人に欠けている最大の教養はゲオポリティクス(地政学)であり、これが分からぬゆえ、大戦中に「欧州の天地は複雑怪奇」ということで総理が辞職してしまう。
・人間のダークサイドに関する情報が現代の教養教育に徹底的に欠けている。虚偽とは何か、詭弁とは何かについて学んでおくべき。
・いざ大変なことが起こると、日本の官僚