立花隆 最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演

立花隆 最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演

1,760円 (税込)

8pt

4.0

★「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ!」

知の巨人、立花隆氏の遺作

解説・保阪正康



立花隆が「どうしても最期に残しておきたい」と切望した遺作。未収録の「肉声」を中心に編んだ。

【第一部】は、ヒロシマ、ナガサキ、アウシュビッツの恐怖をなんとしても若い世代に伝えたいと、2015年に長崎大学で行った講演「被爆者なき時代に向けて」などを収録した。

【第二部】は、ソ連が崩壊した1991年に、21世紀を見通そうと大江健三郎氏と行った対談を収録。あれから30年が経過したが、二人の巨匠は、この先もますます深刻になるであろう環境汚染、人口問題、排外主義、格差拡大、核拡散など地球規模の危機をぴたり見通していた!

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立花隆 最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    本書の巻頭の前書きは、菊入直代(立花隆の実妹)が書いている。

    本書で一番読みたかったのは、実は保阪正康の解説だった。
    時代に生き、万象の深部を見る と題されている。

    文字通りの追悼文だ。

    立花隆の追悼番組にこの人が出演していて、的確な話をしていたので関心を持っていた。

    左翼の論客的なイメージ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月28日

    今年亡くなった立花隆、若い頃から田中角栄研究で、センセーショナルを起こしたジャーナリストの作品、かなり刺激されて読んだ。
    一族も知性的で、思考が深い人々だと読んでわかった。
    読みごたえのある作品を次々と上梓し、精力的に生きた人。意志的に生きる、かなり難しいことを
    問われた内容だった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月13日

    2021.4.30に永眠された立花隆さん。彼の戦争の記憶を後世に引き継ぐという思い、大江健三郎さんとの対談での、環境問題、核拡散など地球規模での危機についての警笛が主に著されている。(保阪正康さんによりまとめられている。
    「赤い屍体、黒い屍体」という話が印象的だった。赤い屍体は、満州引き上げの際、満...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    戦争について深い。
    加害者被害者では終わらない。絡み合う話。
    赤い死体と黒い死体
    抑圧された者からの暴力。引き揚げの悲哀。

    吉田茂の自問 小倉和夫
    シベリア鎮魂歌 立花隆
    ヒロシマ・モナムール マルグリッド デュラス

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    本書の「まえがき」にあたる部分を、立花隆の実の妹である菊入直代さんという方が書かれている。それによると、本書の発行意図は下記の通りである。
    【引用】
    2021年4月30日に兄・立花隆が亡くなり、80日あまりが経った。
    本書は、時代を担う人々に、兄がどうしても伝えたいと切望したラストメッセージを、講演...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月16日

    核兵器を禁止すべき理由が書いてある。なるほど、そういうことだったのかと思った。大陸からの引揚げのことも、こういう視点があるのだということを教えられた。巻末の保阪さんの解説もよかった。

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