無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
★「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ!」
知の巨人、立花隆氏の遺作
解説・保阪正康
立花隆が「どうしても最期に残しておきたい」と切望した遺作。未収録の「肉声」を中心に編んだ。
【第一部】は、ヒロシマ、ナガサキ、アウシュビッツの恐怖をなんとしても若い世代に伝えたいと、2015年に長崎大学で行った講演「被爆者なき時代に向けて」などを収録した。
【第二部】は、ソ連が崩壊した1991年に、21世紀を見通そうと大江健三郎氏と行った対談を収録。あれから30年が経過したが、二人の巨匠は、この先もますます深刻になるであろう環境汚染、人口問題、排外主義、格差拡大、核拡散など地球規模の危機をぴたり見通していた!
Posted by ブクログ 2022年03月12日
本書の巻頭の前書きは、菊入直代(立花隆の実妹)が書いている。
本書で一番読みたかったのは、実は保阪正康の解説だった。
時代に生き、万象の深部を見る と題されている。
文字通りの追悼文だ。
立花隆の追悼番組にこの人が出演していて、的確な話をしていたので関心を持っていた。
左翼の論客的なイメージ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月13日
2021.4.30に永眠された立花隆さん。彼の戦争の記憶を後世に引き継ぐという思い、大江健三郎さんとの対談での、環境問題、核拡散など地球規模での危機についての警笛が主に著されている。(保阪正康さんによりまとめられている。
「赤い屍体、黒い屍体」という話が印象的だった。赤い屍体は、満州引き上げの際、満...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月15日
本書の「まえがき」にあたる部分を、立花隆の実の妹である菊入直代さんという方が書かれている。それによると、本書の発行意図は下記の通りである。
【引用】
2021年4月30日に兄・立花隆が亡くなり、80日あまりが経った。
本書は、時代を担う人々に、兄がどうしても伝えたいと切望したラストメッセージを、講演...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。