知的ヒントの見つけ方

知的ヒントの見つけ方

968円 (税込)

4pt

3.7

毎日の生活の中には知的好奇心を刺激する素材があふれている。

テロのニュースを聞き、その背後によこたわる歴史を考える。
自然災害の報をうけて、火山国、地震国という日本の宿命を改めて問い直す。
オリンピックをみながら、あの戦争を思い起こす。
横綱誕生のニュースから、トランプ大統領の今後を想像する。
バーの店主だった時代を回想し、いまのジャーナリズムに檄を飛ばす。
そして、みずからの病から、人間の生と死へ思いをはせる。

日々、接するニュースや、足を運んだ展覧会、取材であった科学者の言葉などから、思考の材料を取り出す。そんな「知の巨人」のあざやかな手腕が味わえるエッセイ集。

〈目次〉
第1章 生と死に学ぶ
第2章 歴史と語らう
第3章 科学を究める
第4章 戦争から考える
第5章 政治と対峙する

●特別講義●
・最先端技術と10年後の「日本」
・ノーベル賞興国論

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知的ヒントの見つけ方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年08月12日

    立花隆氏の本はとっつきにくいものが多いのだが、これは比較的すんなりと読み流せる。

    文藝春秋の巻頭随筆等において記したものを、生と死、歴史、科学、戦争、政治の5つの括りにまとめたもの。氏の思考回路、筋道をどの様に展開していくかを肩肘張らずに理解する事ができる。

    毎度のことだが、氏に触発され本格的題...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月07日

    雑誌掲載のエッセイをテーマ別にまとめたもの。全体を通して、日本の科学技術への信頼感と、安倍政権への不信感が印象に残った。後段については、今日の迷走を示唆するものとして意義深い。

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    Posted by ブクログ 2021年07月02日

    日々のニュースや取材などを通して、立花隆さんが思ったこと、感じたことが綴られた本。

    本書は、月刊「文藝春秋」の巻頭随筆と特集記事をまとめたもの。

    医療や歴史、科学などのニュースや取材を入口に、現代日本が抱える問題の本質や社会のあり方などについて立花隆さんはどう考えているかが書かれています。

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    Posted by ブクログ 2018年06月02日

    2013-2017のエッセイを順不同でまとめたもの。
    近年の立花隆さんが思っている事が分かる。
    日本の最大のセキュリティー問題は、安保法制やサイバー攻撃による情報漏洩でなく自然災害にある。
    日本の政治状況は(与党も野党も)あまりにひどい。安倍首相の美辞麗句をならべた演説の裏側を見たらぞっとする。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月24日

    こちらも良書。素晴らしいです。
    何より情報が早いので、刊行されて数年経って読んでも全く古くない。
    立花隆は一つの窓です。
    私の評価⭐︎三つは、相当良い時につけます。

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    Posted by ブクログ 2020年01月01日

    立花隆の本はよく読んでいるけれど、このエッセイは何となく歯切れの悪さみたいなものを感じた。現政権についてもいくつか予想を書いているが、当たっていない。気鋭のジャーナリストとして活躍してきた彼も、歳と共に気力が無くなってきているような印象を受けた。

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    Posted by ブクログ 2018年11月11日

    老いてなお知的好奇心を持ち続け、多くの人を啓蒙している人がいるということだけで、何かしら勇気付けられる気がする。未来を、悲観論ではなく楽観論で思い描くことは大切なことなのだ。

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    Posted by ブクログ 2018年10月08日

    20181008 理路整然。久しぶりに読んだが分かりやすい論旨は変わらない。今、これから起こることに対しての予測なのだが理詰めなので信頼性が高い。数年での変化でなく。数十年単位での変化で考えていかないといけないのではないか。年寄りに希望が持てる未来でありますように。

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    Posted by ブクログ 2018年02月28日

    立花隆氏による「文藝春秋」の巻頭随筆をテーマごとに再編集した本。各テーマは信書で6ページ分ずつぐらいのボリュームなので、さらっと読んでいけます。その分、掘り下げ方は制限されるので情報量としてはそれほどではありません。
    テーマは生と死、歴史、科学、戦争、政治と多岐にわたり、立花氏の広い見識がうかがえる...続きを読む

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