東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義

東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義

950円 (税込)

4pt

二十歳の君たちはどう生きるか
サイエンスからフランス文学、生と死、世界史――縦横無尽に森羅万象を解きほぐす。若者達に向けた「知の巨人」のラストメッセージ。


目次
はじめに
第一章[序]
知の巨人、振り返る
死へ向かう身体
リアリティの皮相
疑わしきに囲まれて
脳内コペルニクス的転回

第二章[死]
「死ぬのは怖くないですか?」
泥酔パルシー
歩くタンパク質、走る電気信号

第三章[顧]
二十歳の全能感と無能感
私は船尾に、君たちは船首に
一九六〇年の二十歳、橘隆志
問題の問題
割と短いトンネルの向こうは、誰も知らない世界でした
筆を執るにも千冊の途
事実は小説よりも奇なり
紙書籍よ、さらば?

第四章[進]
複雑さの収束点
種の起源
私より賢いスパコンが読み解けない私の頭脳

第五章[考]
作ってみないと分からない
明らかに明らかでない世界
「考えること」について考えてみると
“分かる人”になるために
私たちの十年、立花隆の十年

第六章[疑]
ポスト・コールドウォー・キッズ
“平和ボケ”の治し方
リアルな歴史の傍らに
いっそゼロから
世界情勢は複雑怪奇
真相は深層に
不確かな時の波に揺られて

あとがきにかえて 立花隆さんへの手紙

*本書は、『二十歳の君へ 16のインタビューと立花隆の特別講義』(2011年、文藝春秋刊)から「第二章 二十歳、頭をひねる《立花隆の特別講義》」を再編集しました。

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東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月06日

    思い込みしていることが多いけど、実は思ってたことは違うことも多いという言葉が印象に残った。あまり考えすぎないことも大切なのかなと思った。失敗もたくさん待ってるけど、失敗から成長することも大事と改めて思った。地政学や宗教など教養も身につけないと海外では活躍することも難しいとあったのでまず地政学を勉強し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月10日

    立花隆の本は、実はあまり読んだことがないのですが、この本を読んで、彼が知の巨人と言われた理由が少しわかった気がします。
    たとえば、単に知識があるだけでなく、様々な言語に通じており、いろんな言語を通じて知識を得てきたことや、世界の動きについても、人から見聞きしたのではなく、実際に現場で見てきていること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月03日

    20歳そこそこの若い時に、立花隆という不世出のジャーナリストの講義を拝聴することのできた人たちには、ただひたすら羨望の眼差しを向けるだけである。

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    Posted by ブクログ 2023年05月18日

    立花隆は21年4月に逝去。享年80歳。タイトルに最終講義とあるが、死期迫るタイミングでの著作。死についても心情を吐露するが、弱音を吐かない所は本音なのかよく分からない。あとがきに編集者。もう一度お目にかかってお礼が言いたいと。人間の知の力とは何なのかと、知の巨人に思う。好きなところに出かけ気になる事...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    若い時にこの本と出会いたかった。
    「およそ語りうることはすべて明晰に語りうる。しかし語りえぬことについては沈黙せねばならない」ウィットゲンシュタイン

    惜しむらくは、2021年4月に死去されたそうですが、彼が生きていたら、安倍晋三の暗殺と統一教会の事件についてどんな論考を巡らせただろうか。

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    Posted by ブクログ 2022年08月05日

     立花隆と言うと、『田中角栄研究』などの著作もあるが、『サル学の現在』などの理系の本のイメージが個人的には強い。

     しかし、今回の読書でいわゆる文系の分野にも通暁していることがよく分かった。そして、自分には、聖杯伝説と言ったヨーロッパ人の知の基層をなす文化的共有知が欠けていることを思い知らされた。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月03日

    著者は、1000冊の本を読んで初めて読むに堪える本が1冊書けると述べています。 
    僕も自分が読みたいと思った本を読みつづけ1000冊を必ず読破したいと思います。
    その集大成として何か一冊を書き上げたいです。

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    Posted by ブクログ 2022年02月06日

    序盤は、若者向けのメッセージとかあって、タメになったけど、後半はもういろんな分野をあっちこっち言ってて、結局何言いたいのかわからなかった。
    ただ、興味のあるものには手を出す、っていうスタンスは学びたい。

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    Posted by ブクログ 2022年01月05日

    科学の部分はちんぷんかんやったけど、地理・歴史の部分は「なるほど」と納得できたので、20代の頃に立花隆さんのおっしゃることが理解できてたら、今頃こんな世界にはいないやろなとしみじみ…

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    Posted by ブクログ 2022年01月01日

    立花隆の、東大での最終講義をもとにしたもの。いつもながら、立花氏の守備範囲の広さには驚かされる。

    立花氏が最終講義で学生に訴えたかったことは、先行き不透明な時代において、常に真実を追うことと、真実を追う目を養って欲しいということだと思う。そのために、常に勉強しなければならないということももちろん含...続きを読む

    0

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