塩野七生の作品一覧
「塩野七生」の「塩野七生ルネサンス著作集」「小説 イタリア・ルネサンス(1~4)合本版(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
塩野七生はあくまで物書きとして、物語として歴史を語る。それが面白い。教科書には「事実」が載っているかもしれないが、人の歴史は感情を抜きにしては味気ない。
歴史を単元として覚えようとすると、とても頭に入って来ない。世界史の授業自体は好きだったが、試験科目にしようとは思わなかった。だが、誰それがどこの領主でどんな性格で軍事経験がどうかといったことを踏まえると、活躍する人物は自然と入ってくる。『ハリー・ポッター』の登場人物を覚えるのと何ら変わりがない。それは塩野七生のおかげで各人物が生き生きと描かれているからだ。
さて、いつの時代の"連合軍"というやつも一枚岩ではないことは共
Posted by ブクログ
コンスタンティノープル陥落と同様、戦争では兵士はただの駒なんだと実感。死んだらただ駒が減っただけ。
イスラム教徒にとって異教徒を殺すこと、その戦いの中で死ぬこと、それらはどれも名誉。全く理解できない思想だけど、これが存在していて今も一部で生きている。
キリスト教徒の戦士は、ヴェネチアやジェノバのような通商国家は少し毛色が違うように見えるけど、その他は自国と名誉のためなら命を惜しまない。
これが昔からずっと続いてるんだから、世界平和なんて私が生きているうちには訪れないな。
オルシーニの女、私もあのような形で愛する者を失ったらどうするだろう、と胸が痛くなった。
肉体的にも精神的にも疲弊しきって