誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ

誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ

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資源のない日本は「人材」こそ「資源」とせよ!
古代ギリシア人やローマ人は「危機」という言葉に「甦生」の意味も合わせ持たせた――「知恵」を働かせる以外に日本の未来はない。

「長く歴史に親しんでつくづく考えるのは、民族は、興隆した後に必ず衰退を迎えるものであること。興隆と衰退の間に長い安定期を享受できた民族は、実にまれにしか存在しなかった」――古代ギリシア、古代ローマ、中世ルネサンスから日本を思う。

月刊「文藝春秋」の好評連載「日本人へ」第5弾。

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誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月15日

    塩野七生せんせのエッセイ。淡々と時事について語られておりますが、非常に勉強になります。賢者は歴史に学ぶと申しますが、ローマの歴史に精通しているだけに、今の日本への提案には重みを感じます。せんせには是非首相になってもらいたいくらいです。
    イタリア人って漫画『ヘタリア』のイメージどおりのおおらかさで人種...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月06日

    2017年10月-2022年1月まで。変わらずの切れ味。ただ前半のコラムは悲観味が強く驚きがあった(これまでに比べるとだけど)。

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    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    塩野七生先生が文藝春秋に寄稿されているコラム集。高校の時の友達が塩野七生先生の大ファンで、ずーっと気になっていたのですが…とりあえずコラム集なら、と軽い気持ちで手を出してしまいました。

    表紙のお写真の佇まいが、義母に似てるな~と思ったら…お人柄まで義母にそっくりでした(爆笑)。

    なぜ、2000年...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月20日

    「桜を見る会」「原発事故」「憲法改正」云々、政治絡みのご提言も多い。中曽根元首相と面会していたり、月刊Hanadaを読んでいたりするのでわりと保守の人?今となっての地雷を踏んでいないかと序盤はハラハラ。が、頁を進め様子がわかると微笑ましくなってくる。1937年生まれ。御年85歳。ご高齢女子のお茶のみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月13日

    いつものように、イタリアで見たイタリアや日本の政治、社会がストレートに語られている。民主主義や国の軍備についても、生の状態を追うだけでなく、歴史から学べること、分かることという塩野さんらしい視点が効いていて面白いし、報道が繰り出すマンネリな批判よりある意味プラクティカル。
    今回は旅のお供でキンドル版...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月11日

    国家のレベルで議論することが出来なくなった 塩野七生さんは最後の論壇者
    「ローマ人の物語」最初の頃は日本の官僚が議論に来た→なぜ居なくなった
    安倍・菅両氏は見事に日本の中枢から「人材」を一掃したモノだ 「人事パワー」

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    Posted by ブクログ 2022年12月12日

    ローマ人の物語、ギリシア人の物語で有名な塩野氏のエッセイ集。
    根底にあるのは、二千年前のローマ人に出来た事が、何故いま出来ないのか。
    二千年前にかけられた橋がまだまだだいしなのに、何故50年前にかけられた橋が崩落するのかである。 
    民族は、興隆した後に必ずすいたいを迎えるものであるという。いまそのと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月20日

    文藝春秋に連載されている日本人へをまとめた新書の5冊目です。タイトルは「誰が国家を殺すのか」ですが、それに関係する内容が多かったと思います。「誰が」という問いは難しいですね。特定の個人ではないと思いますが、読みながら考える材料になっていると思いました。
    塩野さんがこれまでおっしゃっていた内容と重複す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    塩野氏による時事エッセイ
    特に政治について語られている
    氏はローマ人の物語に代表されるように歴史小説の第一人者
    故に現代社会を評する際にも歴史上の事実がよく引き合いに出される
    それを受けての所感は2点
    ・過去の事実を学び、考えれば良策を打てるとまでは言わないが、愚策を選んだりはしないだろうに、という...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    「レオナルド没後500年」と「夏のローマで思うこと」は批判精神あふれる文章で読んでいて共感できた。

    「女が三割ならば若者も三割」と「読んでくれている人々に」は、今の政治や社会のシステムに必要な提言であった。これを受けて、成田氏が提唱する政治家不要論をどう受け止めるかを知りたくなった。

    「アパティ...続きを読む

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