愛の年代記

愛の年代記

572円 (税込)

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かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。

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愛の年代記 のユーザーレビュー

4.1
Rated 4.1 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    いつまでたってもヨーロッパの歴史が覚えられない。なんとか帝国や王国、なんとか二世三世というだけで拒絶反応を起こしてしまいがちだが、塩野さんの小説だけは、どんなに馴染みのない国名でも人名でも、スラスラ読めてしまう。

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    2019年11月20日

    Posted by ブクログ

    背景はイタリア 愛憎物語
    暗い 重い 深い しかし、面白い
    ”フィリッポ伯の復讐” が一番心象に残る
    最後の一文を読んだとき思わず悲鳴をあげてしまった
    この話は読み手の胆と場所を選ぶ 

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    2016年03月18日

    Posted by ブクログ

    何百年も前の話なのに、リアリティがあった。
    人臭くて面白かった。みんな思惑があって、野心があって、愛されたいと思ったり、ねたんだり、裏の顔をもっていたり・・・人間って昔も現代も根本は変わらないのかもしれない。
    短編集なので話もコンパクトにまとめてあって読みやすかった。

    0
    2010年08月10日

    Posted by ブクログ

    かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオ

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    2019年03月31日

    Posted by ブクログ

    ルネサンスを中心とするイタリア史のなかで、歴史の現実に翻弄されながらもそれぞれのしかたで愛をつらぬいた9人の女性たちのすがたをえがいている作品です。

    女法王ジョヴァンナと呼ばれる人物の生涯をたどった章のなかで、「アーロン収容所あたりで日本人捕虜を動物以下にあつかったイギリス人のことを知ったら、中世

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    2018年08月30日

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