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かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。
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Posted by ブクログ
いつまでたってもヨーロッパの歴史が覚えられない。なんとか帝国や王国、なんとか二世三世というだけで拒絶反応を起こしてしまいがちだが、塩野さんの小説だけは、どんなに馴染みのない国名でも人名でも、スラスラ読めてしまう。
背景はイタリア 愛憎物語 暗い 重い 深い しかし、面白い ”フィリッポ伯の復讐” が一番心象に残る 最後の一文を読んだとき思わず悲鳴をあげてしまった この話は読み手の胆と場所を選ぶ
何百年も前の話なのに、リアリティがあった。 人臭くて面白かった。みんな思惑があって、野心があって、愛されたいと思ったり、ねたんだり、裏の顔をもっていたり・・・人間って昔も現代も根本は変わらないのかもしれない。 短編集なので話もコンパクトにまとめてあって読みやすかった。
かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオ...続きを読むの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。 「ルネサンスの女たち」よりも少し前の時期が舞台かな。 当時、女性が愛に生きることはほぼ不可能であり、愛を貫くことによる代償がとてつもなく大きかった時代の、愛の短編集。 この作品の中で、「大公妃ビアンカ・カペッロの回想録」と「女法王ジョヴァンナ」が特に印象深い。 対極のような生き方でありながら、ともに死後はほぼ歴史から葬り去られているような感じである。 いつの世も"愛"は難しいものなのかもしれない。
ルネサンスを中心とするイタリア史のなかで、歴史の現実に翻弄されながらもそれぞれのしかたで愛をつらぬいた9人の女性たちのすがたをえがいている作品です。 女法王ジョヴァンナと呼ばれる人物の生涯をたどった章のなかで、「アーロン収容所あたりで日本人捕虜を動物以下にあつかったイギリス人のことを知ったら、中世...続きを読むの人々とて、さて歴史の進歩とはなにかと、頭をかしげるにちがいない」ということばが見られますが、いうまでもなくここで言及されているのはイタリア・ルネサンスの研究者であり『アーロン収容所』(中公文庫)の著者である会田雄次のことです。本書は女性たちに焦点をあてた作品ですが、歴史の冷徹な事実のなかでこそ彼女たちの生涯の輝きを語る著者のスタンスには、会田の歴史観および人間観に通じるものがあるように感じられます。
中世末期からルネサンス期のイタリアを中心に、愛に生きた女性たちの物語。 現代のように自由恋愛が当たり前でない社会にとって、愛することは簡単に命がけの行為になり得た。 若い愛人を行李に閉じ込めて道連れにしようとしたり、男装して逃避行したり、高貴な貴婦人が羞恥プレイにはまったり。 そんな愛憎を見て、感情...続きを読む的に嫌悪し、憐れみを持って理解するけれど、明日には私もそんな一員になり得るかもしれない。なんてね。
時代背景や人種などの違いはあっても、人間というのはいつの世も変わらないものなのだなと実感しました。こういう人間味の感じられる話は大好きです。特に「エメラルド色の海」はロマンチックで夢もあってとても素敵でした。イタリアの地理や歴史をちゃんと勉強したくなりました。
塩野夏生さんらしい短編集。史実や実際の古文書をベースにした創作のようだ。 中世イタリアを舞台にした人間模様が、宝石のように輝き官能的に描かれている。一方、人間の嫉妬という感情は何百年も昔から変わらず、いろいろな人生を狂わせてきたのだなと思わされる。夢に出てきそうな恐ろしい話もあった。 文章が丁寧で美...続きを読むしいので、読んでいてとても気持ちがいい。
イタリア中世~ルネサンス期の愛の物語。"恋は、より多く愛した者が敗者になる"という言葉もあったが、愛とは本当に人を残酷なまでに狂わせる。美しく情熱的で、熱い思いが込み上げる作品。
女って、すごいなーと思うわけです。 女、おんな、オンナ、ヲンナ・・・ 古人は、こんなに簡単に人を殺していたんでしょうか。 現代人は、死というものを恐れすぎなんでしょうか。 死生観について、ちょっと考察してみたいなぁー。
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