井上靖の作品一覧
「井上靖」の「天平の甍」「新編 歴史小説の周囲」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「井上靖」の「天平の甍」「新編 歴史小説の周囲」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
京都帝国大学(現京都大学)哲学科卒。1950年『闘牛』で第22回芥川賞、1958年 『天平の甍』で芸術選奨文部大臣賞、1959年 『氷壁』で日本芸術院賞など数多く受賞作品がある。1976年文化勲章を受章。長編小説・短編小説など多数の作品を世に送り出した。『猟銃』、『風林火山』、『敦煌』など映画化、ドラマ化された作品も数多い。
Posted by ブクログ
⭐︎4.5
文字が小さすぎてきっと老眼が進行したはず。
ただ物凄く面白かった。
成吉思汗(チンギス・カン)の出生から客歿までを、作者としての特別な批評を加えずに淡々と綴る。その淡白さと、堅固な文章も相俟って小説として面白味に欠けてもよさそうなものだが、全くもってそんなことがないのが凄い。
後書きにもあるように、この小説は成吉思汗の底知れない征服欲の根源を描き炙ることが根幹にあり、そのために鉄木真(テムジン)少年や成吉思汗の苦悩や血腥いカタルシスが度々描かれる。
サマルカンド(現在のウズベキスタン)付近において、父である成吉思汗の帳幕だけが歴史的なモンゴルの様相を呈していたシーンが印象的だ
Posted by ブクログ
金枝たちとつるむようになって洪作の世界が大きく広がる。
このような友人たちと過ごす中学生活は魅力的でまぶしいものだっただろう。
いつの間にか洪作の幼さはなくなっていて、この時くらいから洪作自身の性質が色濃く表れるように感じた。
なぜか眉田さんが印象深い。特に物語に大きな影響を与えるわけではないが、そのパーソナリティが当時の井上靖にとっても印象深かったのだろうか、と考える。どこかしら年を取った洪作のようでもある。
金持ちの友人の夕食会に招かれる場面が好きだ。彼は確かにかなり裕福でどことなく育ちの良さを感じるけれど、嫌味がないと思った。素直に親睦を深めたいと述べるのにも、夕食に誘うスマートさにも好