井上靖の作品一覧

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プロフィール

  • 作者名:井上靖(イノウエヤスシ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1907年05月06日
  • 出身地:日本 / 北海道
  • 職業:作家

京都帝国大学(現京都大学)哲学科卒。1950年『闘牛』で第22回芥川賞、1958年 『天平の甍』で芸術選奨文部大臣賞、1959年 『氷壁』で日本芸術院賞など数多く受賞作品がある。1976年文化勲章を受章。長編小説・短編小説など多数の作品を世に送り出した。『猟銃』、『風林火山』、『敦煌』など映画化、ドラマ化された作品も数多い。

作品一覧

2022/09/30更新

ユーザーレビュー

  • しろばんば
    舞台がほぼ自分の郷里であることの贔屓目も手伝った側面はあるが、ここまで感情移入して自分の感性ですんなり受け入れることのできる小説は初めてであった。

    郷愁というよりは、多くの人が幼少期に出会ったことのある心の動きがかなり正確に再現されており、そこに懐かしさを感じるといったところ。外的な出来事や環境に...続きを読む
  • あすなろ物語
    作者の自伝小説『しろばんば』を読んでいると、これも自伝小説でその続きなのかと思いがちですが、著者のいくつかの実体験を活かした創作です(『しろばんば』に連なる続編は『夏草冬濤』『北の海』)。

    タイトルの「あすなろ」は、あすは檜になろうと思いつつ、永久に檜になることが出来ない。それで「翌檜(あすなろ)...続きを読む
  • あすなろ物語
    明日は檜になろう、という、様々な翌檜の人物が、その願いは叶わないとしても、自分が自分であるために明日への願いを持って生きていく。特に人生のそれぞれの局面で出会う女性たちとの関係の中で、主人公の鮎太の生き方、翌檜が変わりゆく様が、その場面場面を、幼年期の恋慕や青春、競争やニヒリズムなどを切り取った、絵...続きを読む
  • 敦煌
    莫高窟で発見された文書群が、そこに保管されるに至った経緯を描く小説。宋代の河西回廊の政情と戦乱、その渦中にあって自らの誇りと意志を持ち続けた3人の男が主題となる。

    描写が省かれることも多く、ある意味淡々と消化される日数だったり城邑のあいだの距離なんかがいちいち長いのが面白い。夷狄の土地の広大さを印...続きを読む
  • 猟銃・闘牛
    湊かなえの『告白』を読んだ時のような、書き方の新鮮さに衝撃を受ける。

    3人の女の手紙から見える男の実態は、それが真実とは限らない。

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