北の海(下)
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北の海(下)

649円 (税込)

3pt

金沢の四高柔道部の夏稽古に参加し、練習する日々を過ごした洪作は、柔道のこと以外何も考えないという環境と、何よりも柔道部の面々が気に入り、受験の決意を固める。夏が終わると、金沢の街と四高柔道部の皆と別れ、受験勉強をしに両親のいる台湾へとひとり向かう。──柔道に明け暮れ、伊豆、金沢、神戸、台湾へと旅する、自由で奔放な青春の日々を鎮魂の思いを込めて描く長編小説。

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北の海 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 北の海(上)
    737円 (税込)
    幼少期から祖母に預けられ、家庭の雰囲気というものを知らずに育った洪作は、高校受験に失敗し、ひとり沼津で過ごす。両親がいる台北に行くべきだという周囲の意見をかわし、暇つぶしに母校へ柔道の練習に通ううちに、〈練習量がすべてを決定する柔道〉という四高柔道部員の言葉に魅了され、まだ入学もしていない金沢へ向かう。──『しろばんば』『夏草冬濤』につづく自伝的長編。
  • 北の海(下)
    649円 (税込)
    金沢の四高柔道部の夏稽古に参加し、練習する日々を過ごした洪作は、柔道のこと以外何も考えないという環境と、何よりも柔道部の面々が気に入り、受験の決意を固める。夏が終わると、金沢の街と四高柔道部の皆と別れ、受験勉強をしに両親のいる台湾へとひとり向かう。──柔道に明け暮れ、伊豆、金沢、神戸、台湾へと旅する、自由で奔放な青春の日々を鎮魂の思いを込めて描く長編小説。

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北の海(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もう何回読み返しただろう。「しろばんば」、「夏草冬濤」、「北の海」の3部作。
    特に旧制中学を卒業してから秋までを描いた「北の海」が好きだ。四高の柔道部に体験入部し、秋の気配がし出す頃に金沢を去るところが物悲しくも希望に満ちていて洪作を応援したくなる。
    この本を初めて読んで、金沢を旅した学生の頃を思い

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    単行本で再読時の感想---6年生の頃母が買ってくれた本。特別な日でもないのに読んでごらんと手渡され、思いがけない贈り物がとてもうれしかったのを覚えている。おもしろくて何度も読み返した大好きな作品。これをきっかけに中学生の間は井上作品を随分読んだ覚えがある。先日ふと思い立って30年ぶりくらいにこの本を

    0
    2023年03月19日

    購入済み

    なんど読んでも感動します。

    学生時代に読んで感動しました。読み直すたびに良いなーと思います。

    0
    2016年03月27日

    Posted by ブクログ

    きっかけは「七帝柔道記」。
    それほど柔道柔道していなかった。
    洪作の人柄には魅かれるモノがある。
    「しろばんば」「夏草冬濤」を早々に読まねば。読みたい。

    0
    2013年08月13日

    Posted by ブクログ

    『しろばんば』『夏草冬濤』ときて三部作の最後。高校に入るまでの浪人生活。今まで何にも風来坊だった洪作が、柔道という打ち込める物をみつけ、それによって今までとは違った仲間と出会う。
    ちょっと大人になった洪作です。

    細かい描写はどちらかというと少なめです。
    三部作の中では夏草冬濤が一番好きですね。

    0
    2012年09月05日

    Posted by ブクログ

    終わった〜!10代で挑戦し挫折した井上靖の自伝的三部作を読破。この下巻でも会話がイキイキしてて、特に洪作が宇田に台湾行きに関して一札とられる場面は面白すぎてニヤけてしまった。全作通し、なんて靖氏は昔をよく覚えておられるのだろう!と感嘆しながら読み終えたら、本作の解説を読んで、ガ〜ン・・・「『坊ちゃん

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    40年前に読んだものを読み返した。四高柔道部の猛練習のことだけが記憶に残っていたが、今回は、日本海、金沢、犀川、四高生と太平洋、沼津、狩野川、沼中生の対比が味わい深かった。著者の自伝的小説とされているが、洪作の野放図な性格は誇張された創作だろう。それでも楽しく一気に読めた。れい子の心情が切ない。

    0
    2022年12月15日

    Posted by ブクログ

    文豪、井上靖が書いた自伝的小説三部作の最終章にあたる長編小説。実際に読んだのは単行本版。

    おそらく、日本の純文学史上最古のスポ根小説。本作を一言で言うなら、まずこれ。

    親元から遠く離れた地で暮らす主人公、洪作は、なんとか中学を卒業するも高校には受からず、浪人としての日々を柔道に費やして過ごしてい

    0
    2015年09月29日

    Posted by ブクログ

    下巻も四高に入学するところまで行かずに、というか受験勉強すら最後の数ページ迄しないまま終わる。四高のシーンは夏合宿に参加するだけ、と。
    柔道をするためだけに大学に入る。しかも、全国大会とかではなく、関係者以外誰も知らない七帝。アホの極みというか、なんというか。
    宇田先生といい、食堂のお内儀さんといい

    0
    2014年08月19日

    Posted by ブクログ

    四高柔道部の仲間と過ごす金沢での時間が、とてもいいな、と思いました。

    酒も、煙草も、女も、勉強も(!)なく、ひたすら柔道をして過ごす、四高柔道部のメンバー。
    練習量がすべてを決定する柔道。
    練習と、研究。
    人生のある時期を、そんな風に何かに打ち込んで過ごすというのは、とてもぜいたくで、幸せな生き方

    0
    2011年09月18日

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