猟銃・闘牛

猟銃・闘牛

528円 (税込)

2pt

ひとりの男の十三年間にわたる不倫の恋を、妻・愛人・愛人の娘の三通の手紙によって浮彫りにした恋愛心理小説『猟銃』。社運を賭した闘牛大会の実現に奔走する中年の新聞記者の情熱と、その行動の裏側にひそむ孤独な心情を、敗戦直後の混乱した世相のなかに描く芥川賞受賞作の『闘牛』。無名だった著者の名を一躍高からしめた初期の代表作2編の他『比良のシャクナゲ』を収録。

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猟銃・闘牛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    湊かなえの『告白』を読んだ時のような、書き方の新鮮さに衝撃を受ける。

    3人の女の手紙から見える男の実態は、それが真実とは限らない。

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    井上靖は本当に凄い。短編の鋭い切れ味に、恐れ入るしかない。
    日本語の美しさ、その文字から伝わる日本の美しさ、そこに映し出されるあの時代の日本人の男女の孤独感。今も変わらぬ各人の自己中心的な悲哀が、井上靖によって際立つ。

    0
    2019年11月21日

    Posted by ブクログ

    《猟銃》
    妻・愛人・愛人の娘、その三通からの手紙から
    浮き彫りにされる、恋愛をとりまく
    さまざまな心もよう。

    一つの事実に対して、その人の感情により、
    立場により、こんなにも想いが
    異なるという事実。
    愛すること、愛されることの意味、
    そして、そのことによって変わる人生の重み。

    短編ではありなが

    0
    2016年07月18日

    Posted by ブクログ

    宮本輝さんが、雑誌の中で「人間同士の言うに言われん相性みたいなものを絶妙な言い方で表現していますね。…本当に名作ですよ」とおっしゃっていたので、手にとりました。本当にそのとおりでした。

    0
    2011年07月18日

    Posted by ブクログ

    蛇であったり、悪人であったり、人の心の奥にあるものを描く。自分の中のそういうものに覚えがあるから理解できる。しかし設定の無理とか不自然さを感じて、三作ともすっきりしないものが残った。

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    「エンタメ」の夜明け で闘牛が紹介されていたのがきっかけ。
    井上靖はあすなろ物語を昔読んだくらいだったが、少し文章は固めに感じた。

    猟銃:個人的には一部少しわざとらしくも感じた。
    闘牛:この中では一番おもしろい。
    比良のシャクナゲ:まぁまぁ。昔のエリート感。

    0
    2024年04月20日

    Posted by ブクログ

    「猟銃」を読みました。
    とても面白く、どんどん引き込まれた。
    ひとりの男性像が3人の女性の視点から出来上がっていく。
    愛されることと、愛すること、どちらが幸せなのか。その答えは・・・

    0
    2016年03月28日

    Posted by ブクログ

    著者の初期作品から、『猟銃』『闘牛』『比良のシャクナゲ』の三編を収録しています。

    『猟銃』は、三杉穣介という猟人から著者のもとに送られてきた手紙による、書簡体小説です。著者はある日、「白い川床」を歩くように、「ゆっくりと、静かに、冷たく」山のなかを歩んでいた三杉のすがたを目にし、その記憶に基づいて

    0
    2016年03月06日

    Posted by ブクログ

    表紙から売りという意味では、双方芥川賞候補になった「猟銃」VS「闘牛」という並びに味があるのだろうか。「闘牛」で芥川賞を受賞した時、選考委員の意見も多少別れたという。もう一篇、「比良のシャクナゲ」という作品もあるが、これは例外的で、ある意味無難な評価、皆似たような感想を持つと思う。
    「猟銃」は、主人

    0
    2016年02月01日

    Posted by ブクログ

    『猟銃』の印象は割と薄かったのだが、『闘牛』はさすがの読後感だった。史実をもとにして淡々と進んでいくストーリーの中に、主人公津上と愛人さき子との先の見えぬ不安感を織り交ぜている。前者は物語を円滑に進める働きを持ち、後者は要所で物語に絡んで、ドラマチックな結末を生む大きな要素となっている。
    闘牛の結

    0
    2014年09月12日

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