天平の甍

天平の甍

528円 (税込)

2pt

天平の昔、荒れ狂う大海を越えて唐に留学した若い僧たちがあった。故国の便りもなく、無事な生還も期しがたい彼ら――在唐二十年、放浪の果て、高僧鑒真を伴って普照はただひとり故国の土を踏んだ……。鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、木の葉のように翻弄される僧たちの運命を、永遠の相の下に鮮明なイメージとして定着させた画期的な歴史小説。

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天平の甍 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なぜか無性に井上靖が読みたくなり、40年以上前に読んだ本を手にとった。あの時の感動とまた違った風が心の中を駆け抜ける。

    8世紀の日本。日本と唐の間の航海は、今では想像もできないほどの苦難があった。しかし、その苦難を乗り越え日本の近代国家成立のために生涯を懸けた留学僧の思いが現代人に深い感動を与える

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    本書は8世紀の奈良時代に第九次遣唐使として留学する4人の日本人僧侶を中心にして、後半は6度にもわたる挑戦で訪日をはたす鑑真の物語です。当時の日本人にとっては海外に行くことは命がけで、しかも船はそんなに頻繁に出ていない。無事に唐に渡れても帰ることができるのは何十年後の可能性もあって、帰りも無事に帰れる

    0
    2023年04月26日

    Posted by ブクログ

    読みにくかったなぁ。
    言葉使いの難しさ、人名の読みにくさ。
    文学というより記録文ではないかと思うようなデータの記述。
    もう途中で投げ出そうかと一度だけ思った。
    不思議なことに一度きりで、そのあとは読みにくいと感じながらも話が普照と鑑真の日本渡来に絞られてくると、多くの身内からさえも白眼視されるその目

    0
    2022年12月16日

    Posted by ブクログ

    我が国の元祖国費留学生達の使命感と壮絶な人生に圧倒された。若い人、特にこれから留学する人達には是非読んでほしい。
    それにしても、鑑真和上の不屈の意志にはただただ頭が下がる。歴史の教科書でサラッと語られている苦難の渡日がこれほどのものだったとは。「偉人の偉さ」を改めて感じることができる良著です。

    0
    2022年04月18日

    Posted by ブクログ

    それぞれの信じた道を進んだ結果が人生だが、その結果は自然や時の流れといった抗いようのないことに大きく影響される。はるか昔に起こった出来事だが、海を隔てて命がけで行き来した遣唐使という特殊な環境だからこそ浮かび上がる人生の真相がある。鑑真という人物に興味をもちながら今まで手にしてこなかった天平の甍であ

    0
    2020年08月16日

    Posted by ブクログ

    鑑真来日に尽力した留学僧や同時に唐へやって来た僧侶たちの小説
    漢字だらけな割に読みやすい
    人生色々、皆違って皆いいと感じました

    0
    2020年04月01日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた井上靖の代表作。
    唐招提寺のお土産屋にも置いてありましたf^_^;(さすが)
    そんなわけで
    この寺に纏わる小説だってことだけは知っていたのですが
    イコール、もっと鑑真和上寄りの話だとばかり思ってました。
    主人公は「普照(ふしょう)」と「栄叡(ようえい)」という日本人留学僧2人です。

    0
    2018年10月08日

    Posted by ブクログ

    なぜ今これを読もうと思ったのかわからないが、心惹かれて読む。遣唐使、鑑真、唐招提寺…教科書では数行の説明で済まされることだけど、それに載ってない人々の想いがすごいことだなーと。今と距離感の全く異なる異国の地にそもそも往来することが奇跡的なことだしそこで何かをなすことの過酷さ。第1章で脱落しそうになっ

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    井上靖(1907~91年)氏は、北海道旭川町(現・旭川市)生まれ、京都帝大文学部哲学科卒の、戦後日本を代表する作家。1950年に『闘牛』で芥川賞を受賞し、社会小説から歴史小説、自伝的小説、風刺小説、心理小説・私小説など、幅広い作品を執筆した。日本芸術院賞、野間文芸賞、菊池寛賞、朝日賞等を受賞。文化勲

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    なんとなく歴史の授業で習った鑑真
    教科書ではさらっとしか習わないのだが、唐から日本へ来るのはやっぱり大変なんだなあ。
    仏教の知識がないので、半分はよくわからなかった。仏教の知識を増やしてから再読したい。
    あと注釈がすごく読みごたえがあります。

    0
    2022年10月31日

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