楼蘭

楼蘭

825円 (税込)

4pt

大国の漢と匈奴とにはさまれた弱小国楼蘭は、匈奴の劫掠から逃れるために住み慣れたロブ湖畔の城邑から新しい都城に移り、漢の庇護下に入った。新しい国家はぜん善と呼ばれたが、人々は自分たちの故地を忘れたことはなかった。それから数百年を経て、若い武将が祖先の地を奪回しようと計ったが……。西域の一オアシス国家の苛烈な運命を描く表題作など、歴史作品を中心に12編を収録。

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楼蘭 のユーザーレビュー

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    購入済み

    壮大なドラマ

    壮大なドラマですが作中に出てくる地名を一々地図で探すのも面倒なので軍勢の移動ルート等も一緒に示して欲しかった。もう一つ、昔読んだ時に見つけた誤植がそのままになっていた。(「洪水」の終わりの辺り)

    1
    2014年07月07日

    Posted by ブクログ

    四半世紀ぶりに取りて読む。中学生のときは李陵と比べて格段に低い評価をしていたが、改めてこれはこれで趣の深い作品である。

    0
    2015年12月08日

    Posted by ブクログ

    井上靖の歴史短編小説集。

    1:楼蘭
    2:洪水
    3:異域の人
    4:狼災記
    5:羅刹女国
    6:僧伽羅国縁起
    7:宦者中行説
    8:褒ジ(女以)の笑い
    【ここまでは中国西域の説話】

    9:幽鬼
    10:補陀落渡海記
    11:小磐梯
    12:北の駅路
    【ここまでは日本の説話】

    12話と盛りだくさんです。
    通勤途

    0
    2009年10月19日

    Posted by ブクログ

     オリエント情緒というかシルクロードロマンというかそういうのを感じたい時に
    ぱらっとめくって好きなとこを読んで満足する一冊です。
    ずっと手元に置いておきたい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    これは作家井上靖氏の昭和30年代中心の短篇小説集です。標題に代表されるように西域に主題をとった作品群が多く、この地域に関心の深い私には前から読みたかった作品です。小説というよりは史書のような趣きで、どこまでが創作でどこからが史実かとかわからなくなりそうなくらい、引き込まれます。日本の説話にまつわる作

    0
    2023年02月24日

    Posted by ブクログ

    中国、インド、日本が舞台の物語12編の短編集。
    「薬屋のひとりごと」から西域に興味がわき調べてみると、「楼蘭て実際にあった国の名前なのか」「その楼蘭の小説があるのか」ということで買ってみた本。

    【楼蘭】
    かつてシルクロードの要衝として栄えた楼蘭は、大国や大いなる自然の力に翻弄され滅んでいったまるで

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    敦煌から続けて読む。中島敦や芥川龍之介とも似てるけど、昭和になってから書かれているので読みやすい。「異域の人」が一番良かったかな。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    12の短編集。多くが古代中国の歴史物語。著者の作品はジャンル幅広く、文章もしっかりして、読んでる最中でもじっくり熟読したくなる、本棚にずっと取っておきたくなる。「浪災記」、「山月記」に似ている。2021.1.22

    0
    2021年01月22日

    Posted by ブクログ

     歴史作品を中心に12編収録。楼蘭とは「中央アジア、タリム盆地のタクラマカン砂漠北東部(現在の中国・新疆ウイグル自治区チャルクリク)に、かつて存在した都市、及びその都市を中心とした国家の名称」である(wiki調べ)なんとロマンを掻き立てることか、更に「さまよえる湖」ロプノールの西岸に位置し、シルクロ

    0
    2016年05月27日

    Posted by ブクログ

    楼蘭は、移動するロブ湖をめぐる話。叙述詩を読んでるみたい。小磐梯は噴火の前の静けさが物凄く不気味に描かれている。今の時期だから余計にこわく思えるのかもしれない。

    0
    2015年07月03日

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