風林火山(新潮文庫)

風林火山(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し――。自ら謀殺した諏訪頼重の娘・由布姫を武田信玄の側室とし、子供を生ませることによって諏訪一族との宥和を計る独眼の軍師・山本勘助。信玄の子を生みながらも、なお一族の敵として信玄の命をねらう由布姫。輝くばかりに気高い姫への思慕の念を胸にして川中島の激戦に散りゆく勘助の眼前に、風林火山の旗はなびき、上杉謙信との決戦の時が迫る……。ロマンあふれる華麗な戦国絵巻。

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風林火山(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山本勘助の武田家への仕官から川中島までの話です。
    読む前は武田信玄の話だとばかり思っていました。

    合戦の合間に見られる姫と殿と勘助の人間模様に非常に温かさを感じます。
    姫が亡くなった時の「姫が、あの美しい気高いものが!」と叫ぶ勘助の場面が印象的でした。

    1
    2015年12月26日

    Posted by ブクログ

    タイトルからして武田信玄と思ったら、その軍師の山本勘助だった。

    軍師といわれたら、真っ先に諸葛亮孔明、黒田勘平あたりが思い浮かぶけど、勘助もまた面白い。
    スマートさが全く無い、泥臭いけどしっかり勝つ。二人の姫を思う勘助の気持ちも、深い愛情を感じてたまらない。

    最後の上杉謙信との戦の描写は痺れた、

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    山本勘助の人間味が描かれていて好感が持てる内容だった。また、武田信玄の意向をくみ取り、部下として、仕事師として優秀な人だったと感心させられました。。

    0
    2015年11月26日

    Posted by ブクログ

    名門、武田家に仕えた天才軍師
    山本勘助が主人公の話。
    ただし実際いたのかいなかったのかは不明なんだけど
    そんなことどうだっていいじゃない!!
    で、そんな山本勘助。
    武田家に仕える前から亡くなるまでのストーリー展開。
    武田信玄はもちろんのこと由布姫や武田勝頼の為に
    全力を尽くしつつ、時には軍師時には見

    0
    2015年06月20日

    Posted by ブクログ

    時代作品としては一番好きな作品。三船敏郎演じる映画「風林火山」は衝撃を受け山本勘助は彼以外にいないとさえ感じた。

    0
    2013年09月16日

    Posted by ブクログ

    戦国の名武将の影に天才軍師の存在あり。大河を見ていなかったので存在は知ってはいたが読むのは初めて。
    その策略センスは、やはり持って生まれたものなのでしょうと言う事が、信玄の信頼を寄せる様子からよくわかる。各登場人物の感情表現巧みでそれぞれの個性が良く表れていた。由布姫の感情の激しさやそこに惹かれる勘

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    武田信玄の天才軍師、山本勘助が主人公
    勘助が信玄に仕える場面〜川中島の合戦の途中(途中な理由は読めばわかります)までの歴史物語

    勘助の成りは異形が理由で今川義元に召し抱えようとされなかったほど…
    色黒で背が低く眼はすがめでちんば、指も1本ない
    知恵だけが彼の人生を支えた
    永く浪人だったがその知恵を

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    何となく手に取り再読。
    説明しずらいんですが、歴史娯楽小説の王道があるなら多分本作はそこのど真ん中にいると言えるかと。当方、井上靖好きということもあるので割引が必要ですが、大きな波の中でゆったりと読書に浸れること保証します。
    唐突に勘助が現れ、ひたすら勘助の心だけを描きつつ、ちょいちょい戦国心もくす

    0
    2021年04月10日

    Posted by ブクログ

    舞台は大河ドラマ「真田丸」の時代の一歩手前、 武田信玄に仕えた軍師、山本勘助の働きを軸にして、武田勝頼の誕生、武田家、命運尽きるを予感させる。

    猛々しく荒々しい戦国絵巻というには、井上靖の真骨頂。芒が原に飄々とすさぶ風の印象が濃く、 むなしさがにじみ出るストーリー展開。

    しかし、こうしていろいろ

    0
    2020年02月10日

    Posted by ブクログ

    面白い
    テーマはよくわからないけど、短いし章立ててあって読みやすい
    敦煌もそうでしたが、井上靖さんの小説はけっこう古いはずなんだけど、それを感じさせないです

    0
    2020年01月13日

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