【感想・ネタバレ】風林火山(新潮文庫)のレビュー

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山本勘助の武田家への仕官から川中島までの話です。
読む前は武田信玄の話だとばかり思っていました。

合戦の合間に見られる姫と殿と勘助の人間模様に非常に温かさを感じます。
姫が亡くなった時の「姫が、あの美しい気高いものが!」と叫ぶ勘助の場面が印象的でした。

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2015年12月26日

ネタバレ

歴史小説のお手本。

もう何度も読んだのに、やっぱり手元に持っていたくて、電子書籍にて購入しました。

一応大河ドラマの原作扱いに成っていますが、余りそこには拘らなくて良いかと思います。

自分の武田好きは、中井貴一さんの方の『武田信玄』から始まっているのですが、ドラマ先行で原作を読んだせいか、新田次郎と云う作家の感性とはちょっと合わない部分を感じました。
その後の『武田勝頼』も読みました。
「つまらない」「嫌い」というのではなく、「合わないなぁ」という感じです。

と云う訳で本書は、初め殆ど期待せずに読んだのですが、この文量でこの物語の芳醇さは何処から出てくるのか、本当に唸らされました。
決して(お話の)視界が狭い訳でもなく、キチンと目配せの利いた人物の扱い方をしているし、
それでいて合戦シーンみちゃんと書き込まれています。川中島の「風」さえ感じられたと言っては褒め過ぎかなw。

こういう「手練れ」の作品に出会ったのは、その当時殆んど無かったので、一読して驚きました。由布姫と勘助の関係も、変にベタベタしていないところが素晴らしい。寧ろ大河ドラマの内野聖陽さんの方が力みかえって演じられていたので、原作の良さが活かされていない感が有りました。

とにかく武田好きの方には、絶対に読んでほしい名作だと思います。

#アツい #泣ける #感動する

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2022年04月18日

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山本勘助の人間味が描かれていて好感が持てる内容だった。また、武田信玄の意向をくみ取り、部下として、仕事師として優秀な人だったと感心させられました。。

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2015年11月26日

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名門、武田家に仕えた天才軍師
山本勘助が主人公の話。
ただし実際いたのかいなかったのかは不明なんだけど
そんなことどうだっていいじゃない!!
で、そんな山本勘助。
武田家に仕える前から亡くなるまでのストーリー展開。
武田信玄はもちろんのこと由布姫や武田勝頼の為に
全力を尽くしつつ、時には軍師時には見守る親のように時代を生きていく感じ。
人間関係が露骨に出てて、それはそれでまたなんとも言えない
複雑さがあるけども、とりあえず山本勘助は熱い男だな!と。
まぁ史実云々よりも作品として楽しめた。
ラストの川中島の戦いはとてもよかった。
あれこそ戦国の世の華々しい散り方かと思う。

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2015年06月20日

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時代作品としては一番好きな作品。三船敏郎演じる映画「風林火山」は衝撃を受け山本勘助は彼以外にいないとさえ感じた。

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2013年09月16日

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ネタバレ

このような生き様、死に様があるのだ。それに比し我が人生の平々凡々たる事よ。これも幸せの内。勘助が散ったのは今の私より4歳も上だ。ほんじゃも少しシャキッとしてみるか!「おもしろい」で片づけられると小説の品が下がるとか言われるそうだが、おもしろかった

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2013年02月04日

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戦国の名武将の影に天才軍師の存在あり。大河を見ていなかったので存在は知ってはいたが読むのは初めて。
その策略センスは、やはり持って生まれたものなのでしょうと言う事が、信玄の信頼を寄せる様子からよくわかる。各登場人物の感情表現巧みでそれぞれの個性が良く表れていた。由布姫の感情の激しさやそこに惹かれる勘助の心情と言った場面はこの物語の面白さの一つでしょう。
勘助の最期のシーンは、臨場感あり、映像的で迫力ある印象的なものでした。

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2022年06月19日

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武田信玄の天才軍師、山本勘助が主人公
勘助が信玄に仕える場面〜川中島の合戦の途中(途中な理由は読めばわかります)までの歴史物語

勘助の成りは異形が理由で今川義元に召し抱えようとされなかったほど…
色黒で背が低く眼はすがめでちんば、指も1本ない
知恵だけが彼の人生を支えた
永く浪人だったがその知恵を活かし、武田晴信(信玄)の仕官となる
晴信はそんな異形の勘助を気に入る
常に孤独で人から疎まれてきた勘助
勘助自身も人を人とも思わない非人情な男だった
しかし自分を召し抱えてくれた晴信だけはこの世で唯一好感を持った
いつしか晴信のためなれ命も惜しくないと思うように…
晴信もまた、勘助に信頼を寄せ、周りからどれだけ非難されようとも彼の能力をかっていた

勘助の印象が読み進めるうちにどんどん変わっていく
皆に嫌われ、人と関わらないよう暮らしながらも、生きるためなら人を踏み台にしても平気だったまるで害虫のように生きていた勘助が、いつの間にか策士、軍師となり、晴信に信頼されなくてはならない人物に
そして晴信と由布姫を愛しみ、二人の子である勝頼の初陣を夢見る人物へと静かに変貌を遂げる

途中から勘助ジジイがめちゃくちゃ格好いいキレ者になるのだ!光る!眩しいっ!

その反面、滑稽な人間臭さも溢れ出す
由布姫の気高さに圧倒され、すぐ言いなりになっちゃうし、由布姫のために斬ろうとした於琴姫の立派な態度と人柄にほだされて、お守りします!なーんて言っちゃうし…
晴信の出来心のせいで振り回されてるのに晴信を憎めないし…
あんなに人嫌いだったのが嘘のように皆んなを愛してしまって右往左往してしまう勘助ジジイが何だか可愛らしい
井上靖の手にかかると各人物に磨きがかかるのか非常にそれぞれが魅力的である
晴信(信玄)も想像以上に柔らかくキレものながらに温かい人物像であった
由布姫は最高にいい女だ
己の運命を受け止めつつも最後まで気高く自分を曲げない

そしてもちろん軍記物らしさも満載である
戦略や合戦は読んでいて鳥肌が立ってしまう
合戦場面も簡潔にし過ぎると迫力に欠ける、そして深追いし過ぎると読み手に緊張感がなくなる
本書は大小様々の合戦描写があるが、この匙加減も見事であった

そう一言で陳腐に言うと単に面白いのです!

やっぱり井上靖って凄いなぁ
押し付けがましくなく、変な小細工なく、自然体で引き算がうまい
何より最高に居心地が良い
静かな興奮がたまらない!

まだ「天平の甍」しか読んでいないが、こちらを読んだ時に間違いなく好きなタイプの作家だと大喜びしたものだ
2冊目読んだときに印象が変わったら…と不安だったが、まったく良い意味で期待外れ
好みの作家に出会えた人生の喜びを噛み締めております
まだまだたくさん読む作品があるので楽しみである

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2022年06月04日

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ネタバレ

武田信玄の軍師だったと言われる山本勘助が、武田家に仕えて川中島の合戦において討死するまでがまとめられた作品です。
信玄、諏訪の姫、勝頼にほとんど恋をして、彼らのために生き続けた勘助。老人ながら奮闘したのに、上杉謙信を倒すまで生きてられなかったのが悔やまれますね。
最期を悟った勘助が上杉勢との戦いに臨む前から描写にただならぬ緊張感がありました。啄木鳥戦法を見破られ負い目を感じるも、死に際に高坂や馬場が駆けつけてくる希望で終わる感じがよかったです。

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2021年08月21日

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何となく手に取り再読。
説明しずらいんですが、歴史娯楽小説の王道があるなら多分本作はそこのど真ん中にいると言えるかと。当方、井上靖好きということもあるので割引が必要ですが、大きな波の中でゆったりと読書に浸れること保証します。
唐突に勘助が現れ、ひたすら勘助の心だけを描きつつ、ちょいちょい戦国心もくすぐる上手さ。単なる戦国小説でもないんですよねぇ。もう古いのかもしれないけれど、井上靖は残ってほしいなぁ。

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2021年04月10日

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ネタバレ

山本勘助の物語。
300ページほどの本だったので数日で読めました。

本書では軍師として描かれています。
間者より軍師の方がピタッときますね。

今川家で士官が叶わないところから、武田家で召し抱えられ、軍師となり川中島の戦いで死去するところまでが描かれています。

物語の導入が上手かったです。
青木大膳という浪人者を最初描いておいて、少ししてから勘助を登場させるところが上手く話に引き込まれました。

信玄との関係性の他に由布姫(諏訪御料人)と勝頼に忠誠を誓うところも話の柱となっていますね。
信玄は於琴姫も妾としたので、勘助は一度於琴姫の命を奪おうとしたりもします。

軍師としての活躍も十分描かれており、評価の高い本であるのがわかりました。

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2021年02月27日

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舞台は大河ドラマ「真田丸」の時代の一歩手前、 武田信玄に仕えた軍師、山本勘助の働きを軸にして、武田勝頼の誕生、武田家、命運尽きるを予感させる。

猛々しく荒々しい戦国絵巻というには、井上靖の真骨頂。芒が原に飄々とすさぶ風の印象が濃く、 むなしさがにじみ出るストーリー展開。

しかし、こうしていろいろの歴史的人物・事項など小説にしたものを読み継いでいくと、いままで頭に入ってこなかった歴史が、俯瞰図をのぞくごとくわかるようになるからおもしろい。

それにしても日本の年号はこうくるくる変わるのだろう
この小説でも、天文22年、弘治3年、永禄元年と変わっていく。 たとえ西暦に直したとしても、印象が濃くはならない。

仕方がない
日本の歴史を俯瞰するには複雑な思考がいるのだ。

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2020年02月10日

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面白い
テーマはよくわからないけど、短いし章立ててあって読みやすい
敦煌もそうでしたが、井上靖さんの小説はけっこう古いはずなんだけど、それを感じさせないです

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2020年01月13日

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井上靖の作品は、初めて読むが、昭和30年の作品とは思えないくらい、今読んでも色鮮やかな作品。
登場人物の心象風景が手に取るように分かる。
武田家のために、命を懸けて仕えた、軍師・山本官兵衛。
官兵衛を信頼し、何事にも動じなかった武田信玄。
信玄を愛し、最期まで信玄を信頼していた由姫布。
それぞれが、三者三様に戦国の世を駆け抜ける。

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2019年05月04日

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07年のNHK大河の原作。17年に再放送してるので見る前に読んでみる。内野さんのイメージが湧かない。新田次郎の「武田信玄」、中井貴一で大河になったので、西田敏之が演じた勘助とはかなり違う描かれ方。また、描かれる期間が短いので、個々の話が詳しい感じ。昭和30年12月に出されたとのことで、おお、私より年上(数日)なんだと感心した。

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2017年04月23日

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(*01)
虚言やハッタリが出世の初期設定になっている点で、加瀬あつし氏の漫画『カメレオン』の風貌がまず、勘助像として結ばれた。やぶにらみのせいもあるだろう、そのためか爬虫類を想起させ、「地を這う者」というイメージも抱いた。第1章の登場の場面の暗さ、他を殺めるときの醜さ、終盤で海野の戦場からの徒歩帰還(*02)などに粘着質でいてテカっているような、また陰険で執拗な感覚を勘助から得た。孤独という性質からきた印象なのかもしれない。

(*02)
彼、勘助は移動する人である。駿府での停滞では想像ばかりが飛躍していたのであろうが、信玄の下で機動力となって働き、足で稼いだ。小柄であること、目や脚や指にスティグマを負っていたことを反転させるかのように、常の居場所もなく動き回っているようであった。ということは移動に応じて頭(*03)も常に働いていたことになる。
トラベリングマンとしての勘助の重心あるいは中心には、古府の信玄というよりも、諏訪の由布姫がいるという配置である。また、風としての勘助、山としての由布姫というアナロジーも可能なのかもしれない。

(*03)
やたらとビックリマーク(!、エクスクラメーションマーク)の付けた文体である。シチュエーションが目まぐるしく展開し驚きが連続しているためというだけでなく、踊るようなリズムを文体で表現し、往時の口語表現の考証(*04)の困難を記号で補うテクニックでもあったようである。
「は」「え」「よし」「ふむ」などの短い相槌の科白まわしや、リフレインのような反復も多く、言葉がなす意味よりも、リズミカルな物語の運びに力点が置かれている。言い換えれば、劇的な効果、芝居的な演出を狙ったということでもある。

(*04)
史実と時代小説の関係については、新潮文庫版の吉田健一の解説が冴えている。そこに解かれた戦国の地理感覚とともに、小説的なロマンが切り開く世界の可能性を示唆している。

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2016年10月01日

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あまり歴史に詳しくない私でしたが
面白く最後まで読めました

勘助の由布姫への想いに
胸が熱くなりました

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2015年03月08日

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勘助の生涯を描いた本。
メインテーマは、勘助が信玄だけでなく由布姫や勝頼のために行動し、それが最終的には川中島での決定的な合戦で命を落とすことにいかにつながるかというもの。
多分にフィクションの要素を含むと思うが、とても丁寧に心情などが描写されており、入り込みやすい。

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2013年05月27日

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ネタバレ

本当は五つ星だが、井上靖の不運がある。『甲陽軍鑑』という江戸時代の軍記物などを参考にしたため、間違いがある。

間違い1.登場人物の戦死する順番

『風林火山』と『甲陽軍鑑』

甘利虎泰と横田高松が戦死→板垣信方が戦死。

史実及び2007年のNHK大河ドラマ『風林火山』

甘利虎泰と板垣信方が戦死→横田高松が戦死(横田はドラマには登場せず)。井上靖原作の間違いをドラマでは修正していた。

間違い2.上杉謙信・山形昌景・高坂弾正の名前

山本勘助が戦死した時は、上杉政虎・飯富昌景と名乗っていた。改名するのはもっと後。これは大河ドラマでは修正されていた。高坂(香坂)弾正は一時的な名前で本名は春日虎綱。

本の感想

山本勘助は「武田信玄の軍師」とされるが、伝説上の人物。ただし、武田家には「山本某」という家臣はいたし、墓もある。

井上靖の山本菅助は人間嫌いのくせに武田信玄と側室の諏訪御料人(由布姫)、二人の息子・勝頼を愛する孤独な老人。大河ドラマで内野聖陽が演じた山本勘助よりも陰気な性格だが、人間臭い。大河ドラマで修正された間違いは研究が進んだ結果であり、井上靖の責任ではない。

史実は研究が進めば、また変わるもの。「軍師・山本菅助」を一読する価値はあると思う。新田次郎は小説『武田信玄』で「スパイ・山本菅助」にしており、読み比べるのも面白い。

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2013年04月15日

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半世紀前の作品にも関わらず、淡々とした語り口に引き込まれあっという間に読めてしまう。これぞ名作と言った感じ。

自然に関する描写が多く、甲信地方には一時住んでいたけれどもあの高低差の激しい山間でよくぞ戦をしていたなぁと感心しました。

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2013年02月14日

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架空の人物とも言われる武田家の軍師、山本勘助が主人公の話。比較的短い物語ですが、武田晴信の側室・由布姫の悲哀も絡めつつ、戦国の空気感を十分に伝えてくれています。

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2015年12月13日

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武田信玄に関する本を探していてこの本に。信玄の側近を中心とした物語。信玄自身には間接的にしか触れられていないけど、小説としては読みやすかった。

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2023年04月29日

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【シブかっこいい隻眼の軍師】

山本勘助。
風采の上がらぬ見た目。
序盤から登場するも怪しさ満点。
むしろ怪しさしかない。
それがまさかこの人目線で進んでいくとは。
だけど読み進めていくうちに
意外なことに愛着が湧いてくる不思議。
忠誠を誓った人にひたすらに愛を注いでいく人物像。
感覚的で、説明のつかない愛情にどこか惹かれるものがあった。

気になる武将に関わる小説を読み始めたけど
次は趣向を変えて応仁の乱あたりから攻めてみようかな〜

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2023年02月14日

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武田信玄の軍師山本勘助を主人公とした歴史小説でした。井上靖さんは僕にはとても読みやすい作家で、本作も、勘助から見た武田家、特に信玄が生き生きと描かれていたように思います。司馬遼太郎とはまた違った良作でした。

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2021年02月03日

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時代小説で山本勘助が主人公となっているが、武田に滅ぼされた諏訪の娘で勝頼の母である由布姫が大きな存在として描かれる。題名は男っぽいが内容は女性っぽい。

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2019年01月14日

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昨年の大河ドラマの原作ということで、かなり時代遅れですが、今更のように読んでみました。
井上靖氏が描く登場人物の心象風景を描く物語としては優れているように思えますが、これを歴史的人物に仮託する手法には疑問を感じました。いろいろな細部において、必ずしも歴史的事実に基づいたストーリーとも思えず、歴史小説としては新田次郎氏の武田信玄の方が好ましく感じました。
歴史上の人物にではなく、現代小説として描くか、もしくは、このような伝説的とはいえ高名な人物にモデルを取るのではなく、全く仮想の人物を主人公したほうが、この作品の魅力が増したように思えます。

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2018年10月13日

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風林火山なので、武田信玄の話かと思いきや、信玄に支えた軍師 山本勘助の話し。
物語は山本勘助視点で進んでいき、勘助の信玄や由布姫への忠誠心がすごく伝わってくる。
あと、勘助の視点から見た信玄の成長が伝わってくる。
川中島の戦いの途中で終わっており、戦いの結末、そしてそのあと信玄の活躍ぶりを知りたくなる。

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2017年10月22日

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 戦国時代ものとして読むと肩透かしを食らう。武田信玄の軍師、山本勘助を主人公にしてお話しはすすむ、山本勘助の軍師としての凄さは伝わるのだが、他はすべてに中途半端な感じがする。信玄も謙信もそのた周辺の武将についても本書では深く知ることはできない。表題の「風林火山」にしても説明なし、『孔子』本といい井上靖どうした…

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2016年05月11日

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武田信玄の軍師山本勘助の話。
山本勘助の名部下っぷりを見せ付けられるが、上司の気持ちをくみとり作戦に盛り込む等。
しかし、あとがきによると実在したかどうかもわからない人物とのこと。どういう経緯で有名になったのかが気になる。
井上靖では読みやすいほう。

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2015年07月15日

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割りと面白かったです。長さでいってもそんなに長くないし文体も読みやすい。娯楽作品ってところでしょうか。

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2013年06月14日

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ネタバレ

ラストが凄い。

この場面を書くために、物語を引っ張ってきたという感じ。

無駄が無くてスッキリしてる。
大河ドラマは、無理やり宿命だの愛憎だのドロドロを盛り込んでるけど、原作はそうでもないですね。

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2015年06月17日

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