川端康成の作品一覧
「川端康成」の「掌の小説(新潮文庫)」「雪国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川端康成」の「掌の小説(新潮文庫)」「雪国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京帝国大学文学部国文学科卒。 『雪国』で文芸懇話会賞。1968年にノーベル文学賞を日本人で初めて受賞。代表作は『伊豆の踊子』『古都』などがある。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
この児童文学、児童時代に全く触れておらず、児童と呼ばれる世代からはるかに年齢を重ねた今、初めて読んだ。
大変な秀作だ。ニューヨークの下町っ子がある日いきなりイギリスの伯爵の跡取りとなり、気難しくて癇癪持ちの老伯爵とお城で暮らし始める、というこの設定からしてじゅうぶんに興味深く、スリルを味わいながら読み進めた。セドリックは子供なのにいくらなんでも出来すぎているという気持ちは起こらなかった。それほどまでに彼のまっすぐな心に惹かれた。すべての読書が同じ気持ちであると確信が持てる。だからこそ世界中で、時代を超えて、読まれ続けられているのだと思う。
Posted by ブクログ
122編の掌編集。時間をかけて読んだこともあって、どんな内容だったか忘れている作品もある。それなのに、不思議と頭から離れないような一瞬のイメージや、感情がたくさん残っている。
どういうことなのか上手く言語化できないけれど、削ぎ落とされてすっきりした文章なのに、素っ気ないわけではない。行間の情報量が多く、長編を読んだあとのような心地よい疲労感さえ感じるほどだった。言葉の取捨選択のセンスがすごいということなのか。
伝統的な日本の美意識、余白を活かす表現。
詩や短歌に触れるときの感覚にも通じるものがある気がした。
現代の倫理観にはそぐわないものや、なかなかえげつない話もあるのだが、私はあまり気にならなかった。人物の人生そのものよりも、人生のある一瞬が切り取られたときに現れる何かを読んでいるのかもしれない。
私は本を持ち込んで長風呂をするのが好きで、ここ最近、時間のあるときはこの本をお供に少しずつ読み進めた。湿度の高い、湯気のこもった空間が、なんとなくこの作品とマッチしていたようで、贅沢な時間を過ごせてとても満足した。
風呂読書派の方にもおすすめです。