伊豆の踊子

伊豆の踊子

396円 (税込)

1pt

旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆へのひとり旅に出かける。途中、旅芸人の一団と出会い、そのなかの踊子に、心をひかれてゆく。清純無垢な踊子への想いをつのらせ、孤児意識の強い主人公の心がほぐれるさまは、清冽さが漂う美しい青春の一瞬……。ほかに『禽獣』など3編を収録。

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伊豆の踊子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    深い精神性があるのがわかりました。
    とはいえ、十分に理解できたとは言えません。
    内容の咀嚼も難しく、感想もうまく言葉にできません。
    いずれ再読したいと思いました。

    エンタメ小説のように楽しめる作品ではありませんが、こういった純文学に触れることで得られる読書体験も大切だと気づきました。

    0
    2024年03月26日

    Posted by ブクログ

    ①伊豆の踊子
    忘れ物を取り戻せた気分だ。僕には青春がなかった。なかったし、孤児的な心と世間との和解をせずに、曖昧なまま、苦しみながらこれまできた。本当にほしいものが濃くなるばかりだ。

    0
    2022年02月27日

    Posted by ブクログ

    読んだ後の罪悪感がたまらない。罪悪感を感じてしまったことに罪悪感を感じる。しばらく、引きずってしまう。すごい自分の奥に潜んでいた動物的な本能を鏡に映し出されてしまった感じ。この作品を読んで心動かされなかった人は健全だし、幸せだと思う。恐ろしい。
    追伸・後日ユーチューブで岡田斗志男のまとめたものを見て

    0
    2022年02月23日

    Posted by ブクログ

     最後のお別れのシーンがものすごい寂しかったです。ずっと阿波の踊り子やと勘違いしていて、なんでかなーと考えたんですがただ阿波踊りと混ざっただけでした。

    0
    2021年10月14日

    Posted by ブクログ

    「伊豆の踊り子」は、孤独な20歳の学生が、踊り子に一人旅中に出会って、素直さとか可愛らしさに触れる中で、最後は自分の心にも素直さとか温かい透き通るような気持ちが芽生えるのがいいなと思った。最後のシーンはすごいいい気持ちになった。

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    主人公は旧制高校に通っているエリートで、一方の踊子は芸人という点で身分が低く、社会的ステータスの差がはっきりと描かれていた。

    旅の途中の何気ない動作や情景にも深いメッセージが込められている。例えば帽子。当初主人公はエリートの象徴である制帽をかぶっていたが、最後の港での別れの際は鳥打帽(ハンチング帽

    0
    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    何度読んでも飽きないな
    立体的で絡み合った、本人さえ気づいていないような感情を平面に落とさず文字にできるの天才すぎる
    あと上品すぎてエロいこと書いてることに一瞬気付けない。

    やってることはさておき。

    0
    2023年12月12日

    Posted by ブクログ

    この小説を両親に見られたらいけないものだと認識して、本棚の奥に隠しながら何度も何度も読み返すような少年時代を送っていたとしたら、自分はどんな大人になっていたんだろうか。
    名前は聞いたことあっても読んだことない本を読んでみようシリーズ。表題作「伊豆の踊子」には、今の言葉でいう美少女がどうしようもなく魅

    0
    2019年10月23日

    Posted by ブクログ

    伊豆の踊り子
    旅路や宿の情景があっさりしすぎずうるさすぎずよい。主人恋と踊り子の関係性もいきすぎず主張しすぎないところがよい。

    温泉宿
    登場人物の区別をつけるのが難しかった。多分それぞれに個性の強い群像劇。

    抒情歌
    前半はわからん

    禽獣
    時系列のずらし方が、難しくも伏線回収感。現段階では主題を

    0
    2022年08月10日

    Posted by ブクログ

    40~50ページほどの話が4つ掲載されている。
    その中の1つが「伊豆の踊子」。

    本のタイトルは「伊豆の踊子」だけど、読んでみると最後の2つの話の「叙情歌(じょじょうか)」と「禽獣(きんじゅう)」が面白かった。
    どちらも主人公の語りが長々と続く感じで、少しだけドストエフスキーの「罪と罰」を思い出させ

    0
    2022年06月28日

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