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川端康成と言えば、「トンネルを抜けると~」から始まる、静謐で美しい文章を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。なんか難しそう、とか、堅苦しそうとか思ってる人もいるのでは?
ところが、この川端康成という人、実はかなりの変態です。フェティシズムの塊です。それが端的に表れているのが、この『眠れる美女』という小説ではないかと。
薬で眠らされた美少女と添い寝できる秘密の宿──この設定からしてフェチ全開。訪れるのは、すべて「安心できるお客様」である老人ばかり。彼らは美少女の隣に横たわり、肌の温度や匂いを堪能しつつ、過去に通り過ぎていった女のことを夢見るのです。なんともメニアック!
この作品を読むと、凡百の官能小説が健全に思えてくるから不思議です。
元祖ストーカー小説とも言える『みずうみ』も併せてどうぞ。
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