雪国

雪国

小説・文芸
396円 (税込)

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国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    雪国
  • タイトルID
    :
    212470
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    も生きるのに困らず、東京に妻子を持ちながら安全な場所から「遊び」として雪国を訪れる島村。それに対し、借金という泥臭い夜の世界に縛られながらも、異常なほどの清潔さを保ち、健気で甲斐甲斐しく生きる駒子。この残酷なまでの対比が凄まじい。
    駒子が狂ったように書き留める日記や、一人で弾き鳴らす三味線の熱情。それらを、越後縮を雪に晒して漂白する「雪晒し」になぞらえ、ただ自分の目を一瞬楽しませるだけの美しい「徒労」として消費する島村のクソ男っぷりには反吐が出る。しかし、報われない熱をぶつけ続ける駒子が、次第に感情を制御できず現代でいう「メンヘラ」へと変貌していく姿は恐ろしいほどリアルだ。そしてその生々しさは、かつて島村が出会った頃の「清潔な駒子」の幻影であるミステリアスな少女・葉子と、完璧な光と影の対比を生み出している。
    だが、この小説の真髄はなんといっても、狂気じみた美しさを持つ情景描写だ。真っ白な雪景色の中に浮かび上がる駒子の頬や唇の「赤」。まるで映画のワンカットのように鮮烈な色彩のコントラストには衝撃を受けた。
    「虚しい壁に突き当たるこだまに似た音を、胸の底に雪が降りつむように聞いた」
    島村の虚無感を表現したこの一文には震えた。駒子の燃えるような愛情も、結局は島村の心の空洞に降る雪に吸い込まれ、形を残さず溶けて消えていく運命だったのだ。
    そして迎える、火事と天の川のラストシーン。燃え盛る炎の中で葉子を抱き抱え、生々しい狂気と悲哀を叫ぶ駒子の圧倒的な「熱」を前にして、島村は自分自身がすでに心を持たない空っぽの人間であることに気づく。人間のドロドロとした情熱や悲劇すらも一瞬で飲み込んでしまう、冷酷で巨大な大自然の象徴である「天の川」。そこへ意識を溶かし、現実の重さから完全に逃避して終わる結末は、虚しく、残酷で、言葉を失うほど美しい。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    雪深い温泉町を舞台に、男女の儚い関係と美しい情景を描いた作品です。
    雪や温泉街の描写がとても幻想的で、美しいけれどどこか寂しい、独特の余韻が残る小説。
    恋愛だけでなく、人と人との距離感やすれ違いも印象的でした。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    日本語って綺麗だー!アンビエントを聴いているときのような気分になった。川端康成は初めて読んだけど、今まで読んだ本の中でセリフがいちばんイキイキしていた。駒子が本当に魅力的!個人的には終わり方もとてもいいと思った。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    駒子の愛情は彼に向けられたものであるにもかかわらず、それを美しい徒労であるかのように思う彼自身の虚しさがあって、けれどもかえってそれにつれて、駒子の生きようとしている命が裸の肌のように触れて来もするのだった。彼は駒子を哀れみながら、自らを哀れんだ。そのようなありさまを無心に刺し透す光に似た目が、葉子にありそうな気がして、島村はこの女にも惹かれるのだった。

    0
    2026年02月21日

    Posted by ブクログ

    うつくしい 文体が麗しく心地よかった
    うつくしい日本語に触れたいときにとても良い
    日本語ってきれいなんだなあ

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    とりあえず読んでください。
    情景、心、感覚全てを言葉で、理路整然とそうあるべく所に置かれるように説明されている。
    幾何学的な美しさを持つ文章でありながら、あまりにもある種人工的な美しさの文章でありながら、確実に僕らの中に経験があるクオリアの種みたいなものを精密に描写されることで他人事ですまさない、一人称的な読み方をさせる書き口。

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    非現実と現実の狭間のような世界を持っていて好き。駒子の言葉には強い生命力とか弱い女の部分とが入り交じっていて、何とも人間臭くて惹かれた。

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    有名な最初の一文が読めて嬉しい。風景と女性の描写がきれい。特に前半が面白かった。後半は話の流れやモチーフが少しばらついているように感じた。

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ

    ごめんなさい、難しすぎて読解不能部分が多いです…勉強します…。でも過剰なくらい繊細な情景描写。これの理解でにる人間になりたいです。

    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    日本語の美しさをすごく感じられた。
    登場人物の誰にも共感などはできないどころか、気持ち悪さも感じられたけど、それも含めてこのくらいの時代の小説の面白さかなと思った。

    0
    2026年03月31日

雪国 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    雪国
  • タイトルID
    :
    212470
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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