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Posted by ブクログ 2012年12月24日
女性の所作の美しさと、植物的儚さがある。
『青い海黒い海』は名作。『伊豆の踊子』よりも好き。むしろ個人的には川端文学の魅力は慕情だとか旅情、抒情ではなく、人間の健康的なエロスや艶めかしさをさらりと述べた文章であると思うのであるから、『父母』の慶子さんの描写とか、とても良いのである。
なに言ってる...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月04日
「伊豆の踊子」川端康成
抒情文学。淡い白。
角川文庫の短編集です。
伊豆の踊子/青い海黒い海/驢馬に乗る妻/禽獣/慰霊歌/二十歳/むすめごころ/父母
解説と年譜の付録つき。
すうっと染み入るように読めた作と、さらっと素通りして目を流れてしまった作と、ぱっと見読みづらかったけどじっくり読めた作があ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月24日
『雪国』の時にも薄々感じていたが、先生、はたから見ると大分危うい視点なのでは…?
失礼は重々承知の上での感想だが…
川端先生は、どこか、自覚なく邪心…というか有り体に言ってエロを書くという勝手な印象がある。
(ちなみに、谷崎先生はこれ以上ないほど自覚して書いている印象。それも、書いているうちにどんど...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月05日
きちんと読んだ思い出がなかったので読んでみた。
『伊豆の踊子』は、旅芸人の14歳の踊り子がとても可愛い。
可愛くて純粋なだけに、「旅芸人」というものの行く末が思われて悲しい。
高校生の主人公の踊り子への気持ちも初々しくて、切ない。
他7編。
『驢馬に乗る妻』の主人公の気持ちがわからな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月20日
難しいかな?と思ったけれど、案外楽しめた。文章がとても日本的で美しく、読んでいてしみじみしてしまう。人の感情も繊細に描かれていて、文豪もこんな小さなことに心動かされたのだなぁと、少し嬉しい気持ちになったりする。
収録作品の中には、読んだ後に「どういうことだったのかな?」と気になるものもいくつかあった...続きを読む
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