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Posted by ブクログ
「伊豆の踊子」川端康成
抒情文学。淡い白。
角川文庫の短編集です。
伊豆の踊子/青い海黒い海/驢馬に乗る妻/禽獣/慰霊歌/二十歳/むすめごころ/父母
解説と年譜の付録つき。
すうっと染み入るように読めた作と、さらっと素通りして目を流れてしまった作と、ぱっと見読みづらかったけどじっくり読めた作がありました。
男が、女を語るのが多いですが、「むすめごころ」の機微とか、「禽獣」で読める昔の日本人の冷淡さ残酷さ。知りませんでした。
表題作以外では、「慰霊歌」が印象に残りました。
読んでみるもんだねえ、大人になってから読むんで十分いいと思った。心が濯がれた感じです。(5)
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以下メモ
思ったのは、文学の良さ、平易な散文に見えるけれどしみじみ読み耽ってしまうような文学の完成度の高さってのは、幾ばくかなりともの「書き手」になったことがあってこそ、分かるものなのかも。
さらっと読んで、あ、これくらいなら自分にも書けそうって思うんだけど、書けないでしょう。
なぜ書けないか、結局どの辺りが名作たる所以か、ということが分かるかどうかは、読書体験よりも執筆体験の方が大きく関わると感じました。
そう考えると、やっぱり編集者ってすごい。編集者から作家になる人が多いのも頷ける。
関係するかもしれないけど、よくあることとか、一般的なこと、皆が共感することなどを表現するのは、すごい。
ザ・何とかよりア・何とか。自然主義ってそういうことなのかな。ちょっと違うか。
僕は、「よつばと!」が好きですよー。
Posted by ブクログ
表題作だけ読んでの感想です.....旅という非日常の中で特に心も浮き立ってる時は恋に落ちやすくなっていると思います。
前半は旅もまだ折り返しではなく出会って恋に落ちたばかりの相手との今後に胸踊らせときめいてるのが伝わりました。
後半は踊り子が男性という事を知ったのと同じ頃合にに旅も終わりが見えました。旅ではなく日常で出会ってても恋に落ちたのだろうか気になりました。
ごく短編ですが恋の始まりと終わりの情景が伝わってきました。
踊り子の性別についてですが声変わり云々の台詞後の場面転換は「暗転」だと思いました。また最後主人公が船で男性のマントの中で穏やかになっている描写が有るので踊り子は男性だったと判断しました。
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