春(新潮文庫)

春(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

岸本捨吉の教え子勝子に対する愛は実を結ぶことなく、彼の友人であり先輩である青木は理想と現実の矛盾のために自ら命を絶つ。――青春の季節に身を置く岸本たちは、人生のさまざまな問題に直面し、悩み、思索する。新しい時代によって解放された若い魂が、破壊に破壊をかさねながら自己を新たにし、生きるべき道を求めようとする姿を描く、藤村の最初の自伝小説。(解説・亀井勝一郎)

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春(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    良かった。島崎藤村の自伝的小説となっており、彼や彼の友達の生きる事への「苦しみ」「葛藤」が、著者のシンプルながら刺さる表現力によって描かれていて、悩める現代人にも共感出来る人は多いと思う、そんな作品です。
    因みに、「春」の序章的作品である「桜の実の熟する時」を先に読むのもお薦めしておきます。

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    なかなか難しく読むのに苦労した。
    みんなが何に悩んでいるのかよく分からなかったが、親の過干渉であったり、5月病があったりと、現代にも通じるような悩みの描写があることが、興味深かった。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    「青木」として出てくるのが北村透谷をモデルにしていると言われています。この小説で北村透谷を知りました。

    この作品の内容の感想はなんとも言いがたいのですが、学生時代に読んでも、社会人になってから読んでも、なかなか理解度が高まりません。でも、なぜか文章は読みやすく最後まで読みきることができます。それだ

    0
    2022年09月30日

    Posted by ブクログ

    いまでは 藤村の本を読むひとは少ないと思う
    文学の研究者か文学専攻の学生か?わたしみたいなオールド文学少女かが読む

    むかし教科書に載っていた『千曲川のスケッチ』や詩に魅せられ
    たとえばこれ

     初戀
    まだあげ初そめし前髮まへがみの
    林檎のもとに見えしとき
    前にさしたる花櫛はなぐしの
    花ある君と思

    0
    2020年06月20日

    Posted by ブクログ

    ようやく読み終わりました。 さすがに大作でした。 始めての自然主義で、たっぷり味わいました。 ご馳走様! これは藤村さまの自伝に近いものですね。 二十歳時代な意気張り、惑って渋い日々を続いた歳月の嘆きを、四十代になって初めて落ち着いてゆっくりと語ることになりました。 その語りべは自身ともかく、その敬

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    島崎藤村をはじめ、同人誌「文学界」に集った若者たちを描く自伝的小説。

    作中の青木のモデルは、わずか25歳で亡くなった北村透谷。
    かれの痛ましい姿が印象的。

    0
    2020年07月16日

    Posted by ブクログ

    恋愛至上主義の最高潮は結婚である
    そう信じて夢のままに恋人と結ばれた詩人だったが
    現実はそう甘くなかった
    いくら理想をうたっても詩や評論では食っていけなかった
    妻とも不和になっていった
    自分は間違っていたのだろうか、そんな煩悶に襲われたときは
    星空を見て、「大なる現実」に抱かれた自分を感じた
    しかし

    0
    2017年10月24日

    Posted by ブクログ

    藤村の自伝的長編。”桜の実の熟する時”の後の時代。”家”との繋がりも深い。なんだかこれで”夜明け前”を読む準備が整った気がする。

    0
    2015年09月19日

    Posted by ブクログ

    島崎の自伝的小説です。青年期の総決算と言う様な気がしました。
    個人的に「破戒」の衝撃があったので、自伝よりも考えたストーリーの方が琴線に触れるのかもしれませんが、こちらは葛藤や様々な鬱屈など、より内面的な部分が出ているので、藤村作品手につけるにはお勧めかと。

    0
    2010年10月08日

    Posted by ブクログ

    明治の若者たちの苦悩を描いた小説です。藤村が周りの人物をモデルに書き始めた最初の作品ですが、感想はあんまり記憶にないです(苦笑)

    0
    2009年10月04日

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