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匿名
主人公マルコ・ダンドロを通して垣間見る、ルネサンス期ヴェネツィア共和国の激動を描いたシリーズの第4巻。
正直、前巻までを読んでから時間が経っていたので、経緯を思い出すのに苦戦したところもあり、再度1巻から読みたいと思いました。
特に実在の芸術家がまるで息を吹き返したかのように生き生きと活動している場面や、刻々と変わっていく海戦の描写には心躍りました。
実際の絵画の画像や海戦が行われた地名を地図で探したりして、実物を見たくなったり。
後半はもはや全盛期ではないヴェネツィアの今後の道筋を模索していくマルコに寂寥を感じざるを得ません。
当時のヴェネツィアの活気ある街並みを見てみたかった!
私にとっては一生本棚に置いておきたい、大のお気に入りの作品です。
Posted by ブクログ
2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史
サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した「国家経営の秘訣」が
塩野七生氏の造詣を踏まえつつ、司馬遼太郎的歴史小説として書き下ろされた
「国家リーダー」候補を見いだし、育成する
ヴェネツィアはそこに国家の命運の鍵を見出し、莫大なエネルギーを投入した
そのかいがあって、ヴェネツィアは長期の命を保持することが出来た
作者塩野七生氏はその歴史の教えを、現代の日本に伝えたいとの使命感を感じる本書
国家・国民に殉じる覚悟のエリート・リーダーなき組織は滅ぶしかない
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