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Posted by ブクログ
イタリアを題材にしたエッセイ集…、と本書の概観を切り取るのは簡単だが、これほど芳醇な知識と感性が詰め込まれたものも、そうないのではないだろうか。
著者の感性は、イタリアを中心に西欧諸国の今と昔に自由自在に飛び跳ね、ローマ法王とすれ違ったり娼婦と友達になったりしながら、ギリシア軍の将校にスパルタの男たちの痕跡を見、オデュッセウスの旅路を単なる朝帰りダメ亭主の言い訳に貶める説を吟味するのである。
そして最後はレオナルド・ダ・ヴィンチへのラヴレター。
構成においても「やられた!」と思う瞬間である。
実は本書は再読。1995年5月23日に読み終えている。
Posted by ブクログ
何度目かわからないけど再読(?)。
ローマ人の物語だとか、優雅なる冷酷チェーザレ・ボルジアとか、わが友マキャベリとかを書いた塩野七生のイタリアエッセイ。
この人の文体は好き。
この中に入っている話のなかでは、「ハレムのフランス女」が秀逸。
あと、ロッサーナの話も。
司馬遼太郎と同じく、結構バイアスを気にして読むべき作家だけど、やっぱり最初の興味をひくまでに持ってくことが大事だからね。
この人がいなければ、チェーザレもこれほど注目されることはなかっただろうし。
モノエッセイも上手い。
私の持ってる版は平成8年版なのでもう20年以上も前に最初に読んだんだなー。
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