塩野七生のレビュー一覧
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歴史の授業で習ったことはありますが、十字軍について深掘りしたのは初めてでした。
宗教戦争の通史と聞くと身構えますが、読み始めて感じたのは宗教論より、理想や大義を掲げた人間がどこまで愚かで、どこまで魅力的かという生々しさでした。
第一次十字軍からその終焉までを追いながら、英雄でも悪でもない人間たちが、判断と欲の積み重ねで歴史を動かしていく様子に引き込まれます。
物語として読ませる力は強く、遠い中世の話が妙に生々しく迫ってくる一方で、著者の視点がはっきりしている分、評価の切れ味に引っぱられている感覚になる場面もあります。
それでも、読み終えたあとに残るのは戦争の勝敗ではなく、「正義」は簡単に暴走す -
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歴史の授業で習ったことはありますが、十字軍について深掘りしたのは初めてでした。
宗教戦争の通史と聞くと身構えますが、読み始めて感じたのは宗教論より、理想や大義を掲げた人間がどこまで愚かで、どこまで魅力的かという生々しさでした。
第一次十字軍からその終焉までを追いながら、英雄でも悪でもない人間たちが、判断と欲の積み重ねで歴史を動かしていく様子に引き込まれます。
物語として読ませる力は強く、遠い中世の話が妙に生々しく迫ってくる一方で、著者の視点がはっきりしている分、評価の切れ味に引っぱられている感覚になる場面もあります。
それでも、読み終えたあとに残るのは戦争の勝敗ではなく、「正義」は簡単に暴走す -
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歴史の授業で習ったことはありますが、十字軍について深掘りしたのは初めてでした。
宗教戦争の通史と聞くと身構えますが、読み始めて感じたのは宗教論より、理想や大義を掲げた人間がどこまで愚かで、どこまで魅力的かという生々しさでした。
第一次十字軍からその終焉までを追いながら、英雄でも悪でもない人間たちが、判断と欲の積み重ねで歴史を動かしていく様子に引き込まれます。
物語として読ませる力は強く、遠い中世の話が妙に生々しく迫ってくる一方で、著者の視点がはっきりしている分、評価の切れ味に引っぱられている感覚になる場面もあります。
それでも、読み終えたあとに残るのは戦争の勝敗ではなく、「正義」は簡単に暴走す -
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歴史の授業で習ったことはありますが、十字軍について深掘りしたのは初めてでした。
宗教戦争の通史と聞くと身構えますが、読み始めて感じたのは宗教論より、理想や大義を掲げた人間がどこまで愚かで、どこまで魅力的かという生々しさでした。
第一次十字軍からその終焉までを追いながら、英雄でも悪でもない人間たちが、判断と欲の積み重ねで歴史を動かしていく様子に引き込まれます。
物語として読ませる力は強く、遠い中世の話が妙に生々しく迫ってくる一方で、著者の視点がはっきりしている分、評価の切れ味に引っぱられている感覚になる場面もあります。
それでも、読み終えたあとに残るのは戦争の勝敗ではなく、「正義」は簡単に暴走す -
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世界史の教科書を開けば、必ずその名が登場する。マケドニアの若き王、アレクサンドロス。ナポレオンやハンニバル、シーザーといった後世の英雄たちが、こぞって彼を「真の英雄」と崇め、その背中を追い求めた事実は、彼の存在が単なる征服者の枠を超えていることを示している。
彼の人生は、まるで夜空を切り裂く花火のようだ。強烈な光を放ち、一瞬で消え去る。だが、その残像は数千年の時を経てもなお、我々の心を捉えて離さない。少年漫画の主人公のような人生だ。
アレクサンドロスの卓越性は本人の資質もあるが、贅沢な教育によって培われた部分も多分にあろうと思う。万学の祖アリストテレスから論理と哲学を学び、スパルタ人レオニダス -
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受験世界史でヨーロッパ史がお気に入りだったので本屋で"十字軍"というワードに惹かれて買いました。読み進めてびっくりしたのは教科書では30分程で済んだ内容がここまで1人1人にドラマがあったこと。
第1巻丸々使っているにも関わらず現時点で知れたのは第八次中の第一次十字軍の詳細だけだった。僕は特にタンクレディの豪胆かつ冷静な性格に物凄く惹かれました。また年長でありながらタンクレディを理解し共に行動したボエモンドも魅力的な人物です。記憶が正しければここからはイスラーム勢力が体勢を整え反撃に出るパートになると思うのでより客観的に物語を読み進めていきたいです。第二巻も楽しみ! -
Posted by ブクログ
真打登場!第6次十字軍をキリスト教破門の身ながら、血を流さずにイェルサレムを奪還したフリードリヒ。リチャードとサラディン、フリードリヒとアル・カシールのように、両陣営に柔軟な思考ができるリーダーがいると友好的に話は進む。
第七、八は熱い宗教心をもつルイ9世の独り相撲の感があり、それ故、2度も完全失敗をしたにもかかわらず、死後、聖人に祭り上げられた。
十字軍の終焉のアッコン陥落は壮絶な戦いだった。それを思うと命を賭して戦ったテンプル騎士団の最後は悲しい。逆に聖ヨハネ騎士団が、ロードス騎士団、マルタ騎士団さらには現代まで生き残るのは、非常に逞しい。イスラムのマムルークたちが破竹の勢いのモンゴルを破 -
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華々しい。歴史に名高いアレクサンドロス三世の物語は、小説よりも面白い。ギリシアの歴史としては4作目にはなるけれども、この一冊だけ単体で読んだとしても良いくらい。ギリシアの歴史がアテネを中心に繁栄から衰退へ辿っていく前回の方が頁数は少なかった。しかし内容が辛く読むのに時間がかかった。それに比べると今回はサクサク読める。内容も連勝に続く快進撃なので気持ちが全く違った。アレクサンドロスが持つ才能だけではなく若さ故の無鉄砲さ、また若いまま燃え尽きるように表舞台から消えてしまう儚さが、歴史の主人公として出来過ぎている。そして後継者争い、分裂。これほど典型的なのに惹かれる史実も無いだろう。
アレクサンド -
Posted by ブクログ
最高に面白い十字軍の物語。
今回は第一次十字軍の話だが、カノッサの屈辱でグレゴリウス7世が雪の中に皇帝ハインリヒに教皇の有利を示したあと、皇帝の反撃により教皇の権力は地に落ちていた。ウルバン二世が再度、教皇の威を示そうとヨーロッパの諸侯に呼ぶかけた聖地解放。
隠者ピエールの貧民十字軍を皮切りに、フランス王弟ユーグ伯、ノルマンジー公ロベール、ブロア伯エティエンヌ、フランドル伯ロベール。そして、この話の主役たち、ロベーヌ公ゴドフロア、弟ボードワン。ノルマン人のブーリア公ポエモンドと甥のタンクレディ。トゥールーズ伯、サン・ジル。名前を羅列しただけで、読んでいた時のワクワクが蘇って興奮してくる。かれら