塩野七生のレビュー一覧
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ネタバレ
映画は人生の参考書
一部ご紹介します。
・「つかの間の幸せ、それを捉えるんだ」
・詩とは、理解するものではなく感じ取るもの。
・すべてのことには多方面からのアプローチがあって、一面からとらえて分かった気になるのは、頭脳の怠慢である。他人の考えを疑いもせずに受け入れれば、悪い意味での大衆に成り下がってしまう。
・十分な理解を求めれば求めるほど、与えなければならない情報は増えてくる。
・人は、理解されていると感じさえすれば正道に戻れ、能力も発揮できるものだ。
・人間性への洞察力とは、人間性を優しく見ることと、人間性を直視することである。
・休暇を魅力的になるために使う。山のように映画を観まくるのもいい。読書も慣れだから、やがて面白くなる。地図や美術書を持ち出して、これらを参照しながら読むとなお良い。この方法は読み返しにも効果ありだ。
・ときには何もかも忘れて夢を見るのは、子供よりも大人に必要だ。
・有効に使った一日の終わりには、快い眠りが訪れるのに似て、有効に使った一生の終わりには、快い死が訪れる。
・無理しない範囲で求められる家に満足して、それ以外の機能は他で求めた方がいい。庭が無ければ、素晴らしい庭園を持つ旅館に泊まる。広い書斎が無ければ、近くの公営図書館を活用する。大帝国ローマの都会の住民もウサギ小屋に住んでいた。ローマの公衆浴場テルマエは、銭湯のみならず、プール、マッサージ、スポーツジム、遊技場、そして書斎を兼ねていた。 -
ネタバレ
現実の厳しさ
一部ご紹介します。
・人間にとって、いかに生きるべきかということと、実際はどう生きているかということは、大変にかけ離れているのである。
だからこそ人間いかに生きるべきか、ばかりを論じて現実の人間の生きざまを直視しようとしない者は、現に所有するものを保持するどころか、全てを失い破滅に向かうしかなくなるのだ。
なぜなら、なにごとにつけて善を行おうとしか考えない者は、悪しき者の間にあって破滅せざるを得ない場合が多いからである。
・天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。
・人間というものは、自分を守ってくれない、誤りを正す力も無いものに忠誠であることはできない。
・武力がなければ法を守らせることはできない。
・武力のある者が、武力を持たない者に服従することはありえない。
・結果さえよければ、手段は常に正当化されるのである。
・事が祖国の存亡を賭けている場合、その手段が、正しいとか正しくないとか、寛容であるとか残酷であるとか、賞讃されるものか恥ずべきものかなどについて、いっさい考慮する必要はない。なににもまして優先さるべき目的は、祖国の安全と自由の維持だからである。
・次の二つのことは、絶対に軽視してはならない。
第一は、忍耐と寛容をもってすれば、人間の敵意といえども溶解できるなどと、思ってはならない。
第二は、報酬や援助を与えれば、敵対関係すらも好転させうると、思ってはいけない。
・中ぐらいの勝利で満足する者は、常に勝利者であり続けるであろう。
反対に、圧勝することしか考えない者は、しばしば、陥し穴にはまってしまうことになる。
・やった後で後悔するほうが、やらないことで後悔するよりもずっとましだ。
・私は慎重であるよりは果敢である方がよいと断言する。なぜなら運命の神は女神なのだから。運命は女性に似て若者の友である。若者は思慮に富んでいないがために後々のことなど考えず、より大胆に、より激しく行動し運命の神に対して主導権を得ようとするからである。
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Posted by ブクログ
フリードリヒ二世キター!(本来は、こっちを咲に読むべきだったんだなと)
それにしても、ローマ法王からハモンされ、十字軍と公認されなかった第六次十字軍におけるフリードリヒ二世が交渉で求める者を全て手に入れたにもかかわらず、余計な十字軍をして、何一つ手に入れられなかったどころか、全てを失うきっかけを作ったルイ九世が「聖王」とはね・・・・・・
そして、マムルーク朝がでてくる。ナポレオンがエジプトに攻め込むまで続くマムルーク朝が。
それにしても、そこまでして異教徒を全て海に追い落としたはずなのに、異教徒同士の商売どころかキリスト教とのエルサレム巡礼まで復活しているのを見ると、何のためにおびただしい人命が失われたのだろうか?と思わざるをえない。 -
Posted by ブクログ
2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史
サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した「国家経営の秘訣」が
塩野七生氏の造詣を踏まえつつ、司馬遼太郎的歴史小説として書き下ろされた
「国家リーダー」候補を見いだし、育成する
ヴェネツィアはそこに国家の命運の鍵を見出し、莫大なエネルギーを投入した
そのかいがあって、ヴェネツィアは長期の命を保持することが出来た
作者塩野七生氏はその歴史の教えを、現代の日本に伝えたいとの使命感を感じる本書
国家・国民に殉じる覚悟のエリート・リーダーなき組織は滅ぶしかない -
Posted by ブクログ
2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史
サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した「国家経営の秘訣」が
塩野七生氏の造詣を踏まえつつ、司馬遼太郎的歴史小説として書き下ろされた
「国家リーダー」候補を見いだし、育成する
ヴェネツィアはそこに国家の命運の鍵を見出し、莫大なエネルギーを投入した
そのかいがあって、ヴェネツィアは長期の命を保持することが出来た
作者塩野七生氏はその歴史の教えを、現代の日本に伝えたいとの使命感を感じる本書
国家・国民に殉じる覚悟のエリート・リーダーなき組織は滅ぶしかない -
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2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史
サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した「国家経営の秘訣」が
塩野七生氏の造詣を踏まえつつ、司馬遼太郎的歴史小説として書き下ろされた
「国家リーダー」候補を見いだし、育成する
ヴェネツィアはそこに国家の命運の鍵を見出し、莫大なエネルギーを投入した
そのかいがあって、ヴェネツィアは長期の命を保持することが出来た
作者塩野七生氏はその歴史の教えを、現代の日本に伝えたいとの使命感を感じる本書
国家・国民に殉じる覚悟のエリート・リーダーなき組織は滅ぶしかない -
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2021/01/13塩野七生 イタリア・ルネサンス1「ヴェネチア」
塩野七生氏の中世イタリアの歴史小説
20年2月一度イタリア旅行しただけでもヴェネチアの物語を身近に感じ楽しめる
旅行の意義を再認識 イタリア旅行は本当に良かった!
本書はヴェネチアという都市国家の歴史を物語にした
塩野先生は歴史を紡ぐ天才だが、小説で人間を描くのはチョット
男のロマンが歴史を作っていくが、その男を自在に操る女が彩り
本編の主人公は「アルヴィーゼ」 元首の庶子と愛人
庶子ゆえにハンガリー国王の座を目指し最後は挫折する
嫡子と庶子 どちらが幸せなのか それが小説のテーマにもなる
そして個人個人の思惑が国家の運命を動かすエネルギーとなる
塩野七生先生の言う「歴史の面白さ」
2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史
サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した「国家経営の秘訣」が
塩野七生氏の造詣を踏まえつつ、司馬遼太郎的歴史小説として書き下ろされた
「国家リーダー」候補を見いだし、育成する
ヴェネツィアはそこに国家の命運の鍵を見出し、莫大なエネルギーを投入した
そのかいがあって、ヴェネツィアは長期の命を保持することが出来た
作者塩野七生氏はその歴史の教えを、現代の日本に伝えたいとの使命感を感じる本書
国家・国民に殉じる覚悟のエリート・リーダーなき組織は滅ぶしかない -
Posted by ブクログ
ネタバレどのような政体を採用する政府であろうと、民主政体であろうと少数指導制である貴族制であろうと君主制であろうと、その政府が長期の生命を得るには、国民一人一人の物質的欲求を満足させてやる必要がある。
だから、個人の物質的欲望を満足させることのできる政治ならば、それが民主制であろうが貴族制であろうが君主制であろうが、主義には関係なく善政と賞賛されるということだ。そして、結局は善政が長期の生命を保つ。
しかし、現実はこうはいかない。なぜなら、国民一人一人の物質的欲求を完全に満足させてやることからして、神でさえ不可能なことだからだ。
P322