皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)

皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)

ビジネス・実用
1,045円 (税込)

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12世紀が終わる頃、神聖ローマ皇帝とシチリア王女の間に一人の男子が生まれた。少年は両親をはやくに失い、絶大な権力をもつ法王の後見を受けたが、帝位に登り、広大な領土を手中にすると、法王との関係が緊張。法王に十字軍遠征を約束するが、剣ではなく交渉を選んだことでますます反感を買い、ついには破門に処されてしまう……。生涯を反逆者として過ごした中世を代表する男の傑作評伝。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
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    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    皇帝フリードリッヒ二世の生涯(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    757531
  • 電子版発売日
    :
    2020年05月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    21MB

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皇帝フリードリッヒ二世の生涯(新潮文庫) の一覧

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1~2件目 / 2件
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫)
    1,045円 (税込)
    12世紀が終わる頃、神聖ローマ皇帝とシチリア王女の間に一人の男子が生まれた。少年は両親をはやくに失い、絶大な権力をもつ法王の後見を受けたが、帝位に登り、広大な領土を手中にすると、法王との関係が緊張。法王に十字軍遠征を約束するが、剣ではなく交渉を選んだことでますます反感を買い、ついには破門に処されてしまう……。生涯を反逆者として過ごした中世を代表する男の傑作評伝。
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)(新潮文庫)
    1,045円 (税込)
    聖地イェルサレムを無血開城したにもかかわらず、法王に「キリストの敵」と名指されたフリードリッヒ。法治国家と政教分離を目指し、世界初の憲法ともいうべき文書を発表したが、政治や外交だけが彼の関心事ではなかった。人種を問わず学者を友とし、自らもペンを執って科学的書物をものした。「玉座に座った最初の近代人」とも評される、空前絶後の先駆者の烈しい生を描き尽くした歴史巨編。

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皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    パレスチナ問題の本いうたら、もとはイギリスの三枚舌外交が招いた悲劇やとかそんな解説がようされとりますけど、ガザの惨状見とったら、それは分かったけどなんとかでけへんのんかい!ちゅうて憤懣やる方なくなりますわ

    『テル・アヴィヴからガザまでの距離は、70キロしかない。21世紀の現在では、パレスティーナとイスラエルがこの距離をはさんで、一方がミサイルを撃ちこめば、他方は空爆で応酬する、という状態でつづいている。
    しかし、現代からならば800年は昔になる1228年から29年にかけて、この同じ距離の間では、軍事力を使わないで共生を実現しようとする交渉が進んでいたのであった。  
    それも、キリスト教世界の俗界の第一人者である皇帝と、イスラム世界俗界の第一人者であるスルタンの間で。』

    この皇帝はんこそ、神聖ローマ帝国のフリードリヒ2世はんでして、結局のところ軍事力やのうて外交交渉で聖地エルサレムを譲り受けはりました
    さらに、融和政策でイスラム教とキリスト教の共生を成功させはったんやて
    ほんにえらい方がおったもんどす

    これと対象的なんは、異教徒との交渉など断じて許しまへんいう考えの当時のローマ法王はんどす(言うこと聞かへんフリードリヒ2世はんを2回も破門しはったんやで!)
    そないな頑迷さがどれだけ共生の妨げになるかいうことが、ほんまよう分かりますわ

    〔続きは下巻でよろしゅお頼み申します〕

    When reading books about the Palestinian issue, the explanation often goes that the tragedy was originally brought about by Britain’s double- and triple-dealing diplomacy. However, every time I see the devastation in Gaza, I cannot help but feel a deep, unshakable frustration, thinking, "I get that, but isn’t there anything that can be done about it?"

    “The distance from Tel Aviv to Gaza is only 70 kilometers. In the 21st century, Palestine and Israel continue to exist on opposite sides of this short stretch—with one side firing missiles and the other responding with airstrikes.
    Yet, going back around 800 years from today, during 1228–1229, negotiations were underway along this very same distance, aiming to achieve coexistence without the use of military force.
    What’s more, this was being conducted between the Holy Roman Emperor, the foremost secular leader of the Christian world, and the Sultan, the secular leader of the Islamic world.”

    This emperor was none other than Frederick II of the Holy Roman Empire. In the end, he succeeded in gaining control of the holy city of Jerusalem not by military means, but through diplomatic negotiations, and he achieved coexistence between Islam and Christianity through his policy of reconciliation.

    In stark contrast to this was the Pope of Rome at the time—who absolutely rejected negotiations with infidels (to the point that he excommunicated Frederick II not once, but twice for his disobedience!). This clearly shows just how much harm stubbornness can cause to the possibility of coexistence.

    〔To be continued in the next volume〕

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    フリードリッヒと聞いてドイツの啓蒙君主のことを最初に頭に浮かべてしまったが、塩野七生さんなのでやはりイタリアのルネサンス先駆けのフリードリッヒだった。
    真っ黒なアニメ「チ。」の盲目的な異端審問官の始まりが、フリードリッヒと対立した法王グレゴリウス9世がメルフィ憲章の対抗として作った異端裁判所にあった。
    十字軍、アッシジのフランシスコなど魅力的な話題が豊富で楽しい上巻だった。

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻
    文庫版
    著:塩野 七生
    新潮文庫 し 12 102

    「玉座に座った最初の近代人」
    第6次十字軍で、聖地エルサレムを無血開城し、イスラムと融和、武力を使わなかった叡智の人
    強大なローマ教会勢力から、封建領主を保護して、封建制度を維持しつつも、法治国家をめざした人
    イスラム世界から、文化を取り入れ、ラテン語、イタリア語に翻訳して、ルネサンスへの道を拓いた人

    上巻は、その生誕から、第2次ロンバルディア戦役によるフリードリッヒによる平和まで

    気になったのは、以下

    すべてはあるがままに、そして見たままに書くこと
    科学上の経験がないところに、真の知識は、生まれない
    歴史は鏡である

    天涯の孤児になって以後の十年間、満年齢ならば四歳から十四歳までの十年間を、フリードリッヒは、言ってみれば「独学・独歩」で通すのである

    思えば皮肉だが、アッシジのフランチェスコと皇帝フリードリッヒ二世という、中世に生まれながらルネサンスの先駆者になる二人ともが、中世そのものという感じのこの法王に認められたことで飛躍の機会をつかんだのだからおもしろい

    カプア憲章:王国の統治は、力の論理を廃し、法に基づいて行われる

    剣を交えないで済むためにこそ剣をたずさえていく
    この点が、他の十字軍とフリードリッヒの十字軍のちがいであった

    皇帝フリードリッヒ2世は、その生涯を通じて学芸の奨励に熱心であった

    フリードリッヒという男は、嫌い人間は寄せつかなかった
    そして、フリードリッヒの好感情は、アル・カミールの親書によって決定的になる

    歴史を書きながら痛感させられることの一つは、情報とは、その重要性を理解できた者にしか、正しく伝わらないものであるということだ

    人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない
    多くの人は、見たいと欲する現実しか見えていない
    情報を活用できるのは、見たくない現実でも直視する人だけなのであった

    皇帝とは神よりその任務を委託された身である以上、その統治が法による正義に基づいて行われているかどうかを見極める責務は彼にある、と明言する
    ただし、明言したということは、責任の所在もはっきりさせたということになる
    そして、この一事こそが、彼の「憲法」、ないし、「憲章」の根幹になるのだった

    本質的には武人ではなく政治家であったフリードリッヒは、可能ならば常に、武力による解決よりも話い合いによる解決を選んだ

    目次

    文庫版への前書き、あるいは、読者への手紙
    読者に
    第1章 幼少時代
    第2章 十七歳にして起つ
    第3章 皇帝として
    第4章 無血十字軍
    第5章 もはやきっぱりと、法治国家へ
    第6章 「フリードリッヒによる平和」(Pax Fridericiana)
    図版出典一覧

    ISBN:9784101181486
    出版社:新潮社
    判型:文庫
    ページ数:500ページ
    定価:950円(本体)
    発売日:2020年01月01日

    下巻 目次

    第7章 すべては大帝コンスタンティヌスから始まる
    第8章 激突再開
    第9章 その後

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    塩野さんの作品はほんとに登場人物が魅力的に描かれていて確実に惚れますね笑
    冗談はさておき、日本の政治家さんたち、塩野さんの作品を読んで政治とはこういうことなのよっていうことをちゃんと学んで欲しい!
    続きが楽しみです。

    0
    2021年02月19日

    Posted by ブクログ

    中世ヨーロッパに生まれ、神聖ローマ帝国皇帝として13世紀にかけて中央集権国家を築き、政治の面で神からの解放を進めたフリードリッヒ二世の生涯を塩野先生が書いています。

    大きな目標を成し遂げるときは、合理的・現実的な選択の積み重ねで実現していくというのが王道の手段というのは、いつの時代も変わらないのかな、と思いました。

    一番印象に残った文章
    「法律は、施行しだいで良き法にもなれば悪法にもなる。それを常に意識しているのが統治者の責務の第一になるが、忠実に実施することこそが法の番人の責務と信じて疑わない人々から見れば、これさえも既成の秩序の破壊に映るのだった。」

    これとセットで、異端裁判所の話が心に残る。
    自分たちのしていることが正しいと信じて疑わない、と偏ることがいかに怖いかは、新型コロナで社会がギスギスしている今だからこそ強く感じる。
    (結局、人の心っていつの時代も変わらないんだね)

    自分の考えや信念を信じることは大切だけど、もう一人の自分がいかに客観的に自分の偏りを見られるかも大切だと感じた。

    0
    2020年03月08日

    Posted by ブクログ

    「ストゥポール・ムンディ」(世界の驚異)と同時代の人達に畏敬され、公式にはラテン語で「フリデリクス 神の恩寵によって ローマ皇帝アウグストゥス イェルサレムとシチリアの王」と称したというフリードリッヒ2世という人物…なかなかに興味深い訳だが、本作はその人物の生涯を概ね編年式に追いながら語る物語だ。
    本作は、“主人公”であるフリードリッヒ2世等の史上の人物達をモデルにした劇中人物達が勇躍し、苦悩し、歓び、怒るというような「小説」ではなく所謂「史伝」という読物である。或いは、日本国内ではやや馴染みが薄いかもしれない欧州諸国の歴史を題材としながら、非常に読み易い感じだ。実は同じ著者の他作品も過去に読んでみた経過が在ったと思う。
    俗に言う、欧州の「中世」というようなモノがどういうものなのか?その時代に「忘れられてしまった?」というような概念を実現しようとしていたかのような、皇帝としての行動を説くことで、寧ろ「中世」なるモノの姿が形を帯びるというような感だ。なかなかに興味深い。

    0
    2020年02月12日

    Posted by ブクログ

    文庫化するの待ってました!外交による領地交渉、政教分離、法治国家、市場経済主義、そして後継者である次男との密なコミュニケーション(長男の教訓を経て)。現代にも通ずる統治センスを持つ為政者が暗黒の中世にいた奇跡。ロンバルディア同盟も降し、下巻はいよいよ宿敵・法王との激突!

    0
    2020年01月29日

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆2020年1月レビュー☆☆☆



    フリードリヒ2世は、高校で世界史を勉強した人でもなじみの少ない名前ではないだろうか?
    僕も塩野氏の作品に出会う前はほとんど知らなった。
    「最初のルネサンス人」と言ったら、興味をそそられるだろうか? 暗黒の中世と言われたヨーロッパにあって、「政教分離」という、今では常識となっている考えを推進した皇帝、と言えるだろうか?
    日本で政教分離を推進したといえば織田信長だが、行動力の面でも信長に近い気がする。性格の激しさという点では少し違うかもしれないが・・・。
    上巻では、孤独な少年時代から、インノケンティスウス3世の庇護を得てドイツに向かう場面、そして戴冠と、若さと勢いが感じられる内容。彼は10代にして、中世のもつおかしさ、教会が絶対的な権力で世俗に口出しすることに違和感を感じていたようだ。シチリアの風土だけでなく、彼の才能による部分が大きいと思う。


    歴史好きなら絶対に外せない一冊。

    0
    2020年01月26日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに塩野センセイの授業を受けた。
    徹底的な時代考証をして、架空の人物によるドラマは無しで、それでも時間を忘れて読み進む面白さ。
    感想はほどほどに、下巻を開くこととする。

    0
    2020年01月24日

    Posted by ブクログ

    本書の時代は日本では鎌倉時代か。この時代にヨーロッパでこんなダイナミックな動きが進行していたとは全く知らなかった。いや面白い、中世ヨーロッパにこのような君主がいたとは。
    歴史上の人物を、現代人に理解できるような文章で魅力的に紹介することが著者の得意とするところなのだろう。
    小生は「ローマ人の物語」を読むのが楽しく、あの大部冊を繰り返し愛読した。
    本書の主人公は「カエサル」の次くらいにいい男である。著者は惚れた男を描くと文章が光る。
    「フリードリッヒ二世」、世界史で名前くらいは出てきていただろうか。日本では業績なぞ全く知られていないのではないだろうか。この時代に法による支配を打ち出し「憲章」を制定するとは。もっと取り上げられても良い君主だと思った。下巻も楽しみである。

    0
    2020年01月20日

皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)(新潮文庫) の詳細情報

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    ビジネス・実用
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    学術・語学 / 教育
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    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    皇帝フリードリッヒ二世の生涯(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    757531
  • 電子版発売日
    :
    2020年05月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    21MB

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