塩野七生のレビュー一覧
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ギリシア人の物語2
文庫版
新潮文庫 し 12 47
民主政の成熟と崩壊
著:塩野 七生
第2巻は、ペルシア戦役後のギリシャ世界を描く
ペリクレスの元、アテネはデロス同盟の盟主として頂点を迎えるが
その死後、アテネも、スパルタも、何が何でも同盟国を守るという信頼も、
敗北した兵を許す寛容性も、失っていく。ギリシャ人の教養やゆとりがなくなっていく
興隆するアテネを支えたのはペリクレス
・アテネ市街とピレウス港をつなぐ高速道路
・パルテノン神殿の建設
・アテネ海軍の創設
ペルシャとアテネとの相互不可侵条約 カリアスの平和
外憂がなくなったギリシャ世界は、アテネとスパルタの2大勢力に
陸 -
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ギリシア人の物語1
文庫版
新潮文庫 し 12 46
民主政のはじまり
著:塩野 七生
第1巻は、スパルタ、アテネの改革に始まる、統治機構の説明
二度にわたるペルシャとの戦闘と、その終焉まで
マケドニアが登場するまでのギリシャは、スパルタと、アネテを中心とした2大強国の時代なのです
ペロポネソス同盟 スパルタを中心とした、ペロポネソス半島を守る安全保障条約
デロス同盟 アテネを中心とした、エーゲ海の海上交通を確保する安全保障条約
この2つの同盟を基軸として、ペルシア戦後のギリシア世界は回っていく
■オリンピック
BC776~AD393 1169年間 192回に及ぶ
いざこざが多い -
Posted by ブクログ
塩野七生先生の本を読んでみたいと思いつつ、ローマ人の物語は長大過ぎて手を出せず、こちらをまず読んでみることにしました。
高校では世界史選択だったにも関わらず、十字軍と言えば「十字を背負って苦労する」という1096年の語呂合わせと、教皇の呼びかけに応じて始まったもので何回かに分かれて行われた。この2点しか把握してなかった私ですが、そんな私でも面白く読めました。
結局のところは戦争が行われた訳で罪もなき死ななくても良かった人たちがたくさん殺されたのですが、宗教という旗の下に何年かかるか、そもそも成功するかも分からない行軍に出た諸侯たちのパワーに圧倒されました。最初は耳慣れない名前が多くて読み進め -
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マルクス・アウレリウス治世の前からセヴェルスの治世までを描く。
ネルウァからマルクス・アウレリウスまでを五賢帝と呼び、この時代がローマ帝国の絶頂期と一般的には捉えられている。しかし実は五賢帝4番目のアントニヌス・ピウスからローマ帝国崩壊の兆しが見え始めるのではないか、というのが塩野女史の見方。
アントニヌス・ピウス治世は運良く平和に終わったが、マルクス・アウレリウス治世では、パルティアから侵攻、ゲルマニアから侵攻、ペストの流行、総督の謀反と散々な不運に見舞われる。それでも誠実に対処する皇帝の姿が描かれる。
その息子コモドゥスは皇帝としての責務を放棄。その死後ペルティナクス、ディディウス・ユリア -
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久々に読んだ。
学生の頃に妹に勧められて読んで、大好きになったチェーザレ•ボルジア。顔もイケメンだったらしいけど、何より生き様がイケメン過ぎる。昔の地図や現在のGoogleマップを見たり、衣装や肖像画を検索しつつ読みました。
15世紀後半にイタリア統一の野望を掲げ、自らの軍も国も持たない所から、イタリア全土の1/3を支配下にしたチェーザレの物語です。
まぁ、軍と国は持ってなかったけど、法王の息子で、18歳で枢機卿に任じられてるし、“今世紀で最も美しい武将”と言われてたようだし、カリスマ性も賢さも持ち合わせてたようなので、持ってたものも多かった。
政治的手腕に長けていたようで、フィ -
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塩野先生は「『民主政』も『衆愚政』も、銀で鋳造されているということなら同じの、銀貨の裏表でしかない」と書いておられるが、それにしてもと思う。
都市国家アテネの凋落ぶりは痛々しいほどで、バブル崩壊後に衰退の一途を辿っている日本の現状と重なる。ギリシア人(日本人)が突然バカになるということはありえないのだから、事実上、国の盛衰はリーダーの資質によって決まるのだ。
本書におけるリーダーの定義を書き留めておく。
民主政のリーダー/民衆に自信を持たせることができる人
衆愚政のリーダー/民衆が心の奥底に持っている漠とした将来の不安を、煽るのが実に巧みな人 -
Posted by ブクログ
読み終えるのが惜しくて読み始めるのを遅らせていたのだけど、読み始めると遂々一気読みしてしまった。さすがは世界史上最大のヒーロー、と言って良いのではないだろうか。
恥ずかしながら、大王と呼ばれる王様が会戦で騎兵隊の先頭を駆けていたとは、想像もしていなかった。そんなリスキーな場所に居続けながら、生涯無敗というのは、神懸かっているとしか言いようが無い。
世界中に彼の名を冠した街(各地のアレクサンドリア、カンダハル、果ては宇宙戦艦ヤマトの惑星イスカンダル[フィクション])があるというのがすごい。
P26
(アリストテレスについて)
論理学の創始者というのに、次の一句でその乱用に警鐘を鳴らしてい