無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
アレクサンドロス大王については、興味がありながら正直、名前くらいしか知らなったので、彼の生涯が分かったのは収穫。いつの世にも時代を変える英雄が出るものだが、ローマのスキピオにしろカエサル、オクタビアヌスにしろ、中世のフリードリッヒ二世にしろ、既成概念を崩すことでは変わらないし、敗者に対して寛容でありむしろ敗者をも最終的に味方にする点が共通している。そこは現代でも通じる気がする。
グラニコス
イッソス
ガウガメラ
ヒダスペス
の4つもの会戦でしかも相手有利の状況にありながら全て快勝をして、しかも味方の損害を最小限に抑えるというのはハンニバルが最高の司令官として褒めたたえるだけのことはある。
Posted by ブクログ
ギリシア人の物語2
文庫版
新潮文庫 し 12 47
民主政の成熟と崩壊
著:塩野 七生
第2巻は、ペルシア戦役後のギリシャ世界を描く
ペリクレスの元、アテネはデロス同盟の盟主として頂点を迎えるが
その死後、アテネも、スパルタも、何が何でも同盟国を守るという信頼も、
敗北した兵を許す寛容性も、失っていく。ギリシャ人の教養やゆとりがなくなっていく
興隆するアテネを支えたのはペリクレス
・アテネ市街とピレウス港をつなぐ高速道路
・パルテノン神殿の建設
・アテネ海軍の創設
ペルシャとアテネとの相互不可侵条約 カリアスの平和
外憂がなくなったギリシャ世界は、アテネとスパルタの2大勢力に
陸軍 スパルタ ペロポネソス同盟 ペロポネソス半島の防衛
海軍 アテネ デロス同盟 エーゲ海世界の防衛と経済的発展
アテネの植民都市の拡大 南イタリア、黒海へ
同盟の盟主、アテネとスパルタ同士は、直接対決をさけていても、
傘下の都市国家がトラブルを盟主へ持ち込む
⇒誰もが、現実を見ているのではない ほとんどの人は、見たいと思う現実しか見ていない
⇒アテネ・スパルタ間で、ペロポネソス戦役が勃発、いずれも戦闘には消極的、終焉まで27年かかる
アテネは基地設置欲はあっても領土拡大欲はない
スパルタも、一国平和主義であり、領土拡大欲はもっていない
⇒バランス感覚をもつ、ペリクレスと、カルタゴ王アルキダモスがとも不拡大を志向
ペリクレス後、アテネの衰退がはじまる
レスポス島の反乱⇒デロス同盟の盟主としてアテネ海軍が出兵、同盟国、プラタイヤを見殺しへ
アテネは、同盟関係の他の都市国家を助けるとはかぎらない という印象を同盟国に与えてしまった
ニキアスの平和 アテネとスパルタとの休戦条約
マンティネアの会戦
アルゴスからの支援要請で、アテネ・スパルタが会戦、アテネが大敗を喫してしまう
メロスの攻略
アテネは、降伏した男をその場で殺害、女子供を奴隷に
⇒覇権国にあるまじき行為、以後、エーゲ海では、このスタイルが踏襲されるようになる
シチリア遠征 シラクサ攻防戦でのアテネ海軍が壊滅
アイゴスポタモイの海戦 アテネ海軍の消滅
スパルタ王の武士の情けで、アテネは救われた
ペロポネソス戦争は、スパルタの勝利で終わる
目次
第1部 ペリクレス時代
前期(紀元前四六一年から四五一年までの十一年間)
後期(紀元前四五〇年から四二九年までの二十二年間)
第2部 ペリクレス以後
前期(紀元前四二九年から四一三年までの十七年間)
後期(紀元前四一二年から四〇四年までの九年間)
年表
図版出典一覧
ISBN:9784101181134
出版社:新潮社
判型:文庫
ページ数:678ページ
定価:1200円(本体)
発売日:2023年09月01日
全体の構成
1巻
第1章 ギリシア人て、誰?
第2章 それぞれの国づくり
第3章 侵略者ペルシアに抗して
第4章 ペルシア戦役以降
2巻
第1部 ペリクレス時代
前期(紀元前四六一年から四五一年までの十一年間)
後期(紀元前四五〇年から四二九年までの二十二年間)
第2部 ペリクレス以後
前期(紀元前四二九年から四一三年までの十七年間)
後期(紀元前四一二年から四〇四年までの九年間)
3巻
第1章 アテネの凋落
第2章 脱皮できないスパルタ
第3章 テーベの限界
第4章 マケドニアの台頭
4巻
第1章 息子・アレクサンドロス
第2章 ヘレニズム世界
Posted by ブクログ
塩野先生は「『民主政』も『衆愚政』も、銀で鋳造されているということなら同じの、銀貨の裏表でしかない」と書いておられるが、それにしてもと思う。
都市国家アテネの凋落ぶりは痛々しいほどで、バブル崩壊後に衰退の一途を辿っている日本の現状と重なる。ギリシア人(日本人)が突然バカになるということはありえないのだから、事実上、国の盛衰はリーダーの資質によって決まるのだ。
本書におけるリーダーの定義を書き留めておく。
民主政のリーダー/民衆に自信を持たせることができる人
衆愚政のリーダー/民衆が心の奥底に持っている漠とした将来の不安を、煽るのが実に巧みな人
Posted by ブクログ
ペルシア戦役からペロポネソス戦役まで、アテネがエーゲ海に覇権を築いてから失うまで、その間75年。前にも書いたが、明治維新から敗戦まで、ロシア革命からソ連解体まで、も、同じく70数年。爺さんが孫に言って聞かせる形での生き証人を失う年数が経てば人間は同じことを繰り返す。(そう考えると徳川家康はやっぱりすごい人なんだろう。)
この巻の英雄は、アルキビアデス。あのペリクレスが育ての親。市民から大人気なのだが、状況が悪くなると怨嗟と攻撃の対象となる、ポピュリスト政治家。事情によりスパルタについたり、ペルシアについたり、と忙しい。最後はアテネに返り咲くのだが、また民衆に裏切られる。政治家というのは大変な仕事なのだなあ、とつくづく思う。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
試し読み