ギリシア人の物語2―民主政の成熟と崩壊―(新潮文庫)

ギリシア人の物語2―民主政の成熟と崩壊―(新潮文庫)

1,320円 (税込)

6pt

少ない市民の総力を結集することで大国ペルシアを打破したアテネ。不世出の指導者ペリクレスの手腕により、エーゲ海の盟主として君臨し、その栄光は絶頂をむかえた。しかし、デマゴーグが市民を煽動するポピュリズムが台頭すると、スパルタとの不毛きわまる泥沼の戦争へと突き進んでしまうのだった――。栄光が瞬く間に霧散してしまう過程を緻密に描き、民主主義の本質をえぐり出した歴史大作。

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ギリシア人の物語 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • ギリシア人の物語1―民主政のはじまり―(新潮文庫)
    1,210円 (税込)
    古代ギリシアで民主政はいかにして生まれ、いかに有効活用され、見事に機能したのか? なぜ現代まで脈々と続く哲学や科学、芸術の起源となることができたのか? そこには数少ない市民で強大な帝国ペルシアと対峙しなければならない、苛酷な状況があった――。ギリシア人なくしてローマ人なし。「ローマ人の物語」以前の世界を描き、現代の民主主義の意義までを問う著者最後の歴史長編全四巻。
  • ギリシア人の物語2―民主政の成熟と崩壊―(新潮文庫)
    1,320円 (税込)
    少ない市民の総力を結集することで大国ペルシアを打破したアテネ。不世出の指導者ペリクレスの手腕により、エーゲ海の盟主として君臨し、その栄光は絶頂をむかえた。しかし、デマゴーグが市民を煽動するポピュリズムが台頭すると、スパルタとの不毛きわまる泥沼の戦争へと突き進んでしまうのだった――。栄光が瞬く間に霧散してしまう過程を緻密に描き、民主主義の本質をえぐり出した歴史大作。
  • ギリシア人の物語3―都市国家ギリシアの終焉―(新潮文庫)
    825円 (税込)
    ペロポネソス戦役後、都市国家群の覇権はアテネからスパルタ、テーベへと移っていく。しかし、静かに進行していたのはま新しい時代への移行だった。ペルシアと同じ野蛮な王政を敷き、辺境の地と目されていたマケドニアを率いる若きフィリッポスは軍事改革を成功させ、カイロネアの会戦でついに都市国家連合軍を撃破。新時代の到来を準備したのだった。「ギリシア人の物語III 新しき力」分冊。
  • ギリシア人の物語4―新しき力―(新潮文庫)
    1,100円 (税込)
    新興国マケドニアの若き王アレクサンドロスは、ただ「東征」と呼ばれる旅に出た。帝国ペルシアを撃破するにとどまらず、インドをその目で見たのち、すべてが夢だったかのように32歳でこの世から消え、残された人々には「大王」と呼ばれた――。世界の何もかもを変えてしまったその偉大な足跡を追いかけ、波乱に満ちた生涯を描き尽くした傑作歴史長編。「ギリシア人の物語III 新しき力」分冊。

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ギリシア人の物語2―民主政の成熟と崩壊―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読むのが苦しかった。
    繁栄と衰退はセットではある。比較対象となるから。ペロポネソス戦役までは良かったアテネも、ペリクレスを欠けば凋落の一途。口も回れば気も回せる人物は得難い存在。民主政体であっても、同一人物が政治を長く回せるだけの力を持っている時代の方が繁栄しているアテネ。強力な伴奏者がいなくなると

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    アレクサンドロス大王については、興味がありながら正直、名前くらいしか知らなったので、彼の生涯が分かったのは収穫。いつの世にも時代を変える英雄が出るものだが、ローマのスキピオにしろカエサル、オクタビアヌスにしろ、中世のフリードリッヒ二世にしろ、既成概念を崩すことでは変わらないし、敗者に対して寛容であり

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    ギリシア人の物語2
    文庫版
    新潮文庫 し 12 47
    民主政の成熟と崩壊
    著:塩野 七生

    第2巻は、ペルシア戦役後のギリシャ世界を描く
    ペリクレスの元、アテネはデロス同盟の盟主として頂点を迎えるが
    その死後、アテネも、スパルタも、何が何でも同盟国を守るという信頼も、
    敗北した兵を許す寛容性も、失っ

    0
    2024年04月20日

    Posted by ブクログ

    塩野先生は「『民主政』も『衆愚政』も、銀で鋳造されているということなら同じの、銀貨の裏表でしかない」と書いておられるが、それにしてもと思う。
    都市国家アテネの凋落ぶりは痛々しいほどで、バブル崩壊後に衰退の一途を辿っている日本の現状と重なる。ギリシア人(日本人)が突然バカになるということはありえないの

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    ペルシア戦役からペロポネソス戦役まで、アテネがエーゲ海に覇権を築いてから失うまで、その間75年。前にも書いたが、明治維新から敗戦まで、ロシア革命からソ連解体まで、も、同じく70数年。爺さんが孫に言って聞かせる形での生き証人を失う年数が経てば人間は同じことを繰り返す。(そう考えると徳川家康はやっぱりす

    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    塩野七生 ワールド 最高
    「人間にとっての最大の敵は、他の誰でもなく、
    自分自身なのである」 言葉が染み入る

    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    なんかあるとすぐローマと比較。
    誰か出てくるとすぐカエサルと比較。
    辟易!
    辟易だけど分かりやすく読めてしまうくらいにローマ中毒にさせられてる自分に気付く。

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    ペリクレスすごい。
    この人も英雄だと思います。
    その後のアテネとても残念。
    転がり落ちる速さがひどい。
    ローマはすごかったんだなぁ。

    0
    2024年02月10日

    Posted by ブクログ

    どこのポリスも繁栄と衰退を繰り返す戦争は一時的な手段に過ぎず結果的には負の概念しか生み出さない。 
    国家を築き上げるため民衆を生かすため戦争は避けては通れない事態背景がある事もあり人間の愚かさもあり、それを繰り返さないためには自分達がそこから学ぶしかないんだと思った。
    その代表的な偉人として大哲人で

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    塩野七生のすごいところは、要約能力の高さと文章のライトさだと思っています。
    つまり、600ページ以上あるこの2巻を読んで、長いとは感じないんです。

    古代ギリシアについては、歴史、哲学、文学、芸術などでたくさんの本が書かれてきているので、ネタには事欠かないはずです。
    そんな中で寄り道したのは、プラト

    0
    2023年12月17日

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