無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
十五世紀末イタリア。群立する都市国家を統一し、自らの王国とする野望を抱いた一人の若者がいた。その名はチェーザレ・ボルジア。法王の庶子として教会勢力を操り、政略結婚によって得たフランス王の援助を背景に、ヨーロッパを騒乱の渦に巻き込んだ。目的のためなら手段を選ばず、ルネサンス期を生き急ぐように駆け抜けた青春は、いかなる結末をみたのか。塩野文学初期の傑作。 ※当電子版は新潮文庫『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を元に制作しています。地図・年表なども含みます。
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年02月09日
久々に読んだ。
学生の頃に妹に勧められて読んで、大好きになったチェーザレ•ボルジア。顔もイケメンだったらしいけど、何より生き様がイケメン過ぎる。昔の地図や現在のGoogleマップを見たり、衣装や肖像画を検索しつつ読みました。
15世紀後半にイタリア統一の野望を掲げ、自らの軍も国も持たない所から...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月28日
チェーザレ・ボルジア。
イタリアが統一される前の乱世の英雄。
日本で言えば、織田信長のような存在。
「わが友マキアヴェッリ」に何度となく名前が出てきて、マキアベッリの「君主論」にも当然登場する、チェーザレ・ボルジア。
手段を選ばず勢力を伸張しながら、時代の流れに乗り切れず31歳の若さで逝ってしま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月25日
塩野七生さんは、ローマ人の物語、私自身20代の頃から毎年新刊を読んでいました。ギリシャ人以来新刊が出ていないので、旧刊を読むことが出来てまずこの本のタイトルが気になり選択しました。世界史をきちんと学んでいないので、チェーザレ・ボルジアは未知でした。いわゆるコンセンサスとしては、法王の権威を背景として...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月10日
ルネサンス期イタリアの梟雄チェーザレ・ボルジアの生涯を描く。ボルジアの行動目標がイタリアの統一であるという前提のもと、その軍事行動や政略を描いていく。毒殺や妹との関係という噂で名高くなってしまったボルジアを、むしろマキアヴェリの『君主論』に引きつけて解釈し、野心的な政治家として描写している。父アレク...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月28日
チェーザレ・ボルジアとロドリーゴ・ボルジアでは歴史上の人物としてチェーザレの方が圧倒的に有名である。ニッコロ・マキャヴェッリが『君主論』で評価したことはチェーザレを有名する要素である。一方でロドリーゴは教皇アレクサンデル6世になる。チェーザレの活躍もロドリーゴの意を受けてのものである。ロドリーゴはボ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。