小説 イタリア・ルネサンス1―ヴェネツィア―(新潮文庫)

小説 イタリア・ルネサンス1―ヴェネツィア―(新潮文庫)

1,210円 (税込)

6pt

時は16世紀。ヴェネツィア共和国の若き外交官マルコは、欧州制覇を目論むスペインとイスラムの盟主トルコに挟撃される国難打開の密命を託される。しかし、トルコでマルコを出迎えた旧友で敵国の宮廷深くに通じるアルヴィーゼの瞳にひとたび暗い光が灯ると、世界の命運は激しく変転していくのだった……。愛と陰謀が渦巻くルネサンス時代を描いた傑作歴史小説。『緋色のヴェネツィア』改題。

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小説 イタリア・ルネサンス1―ヴェネツィア―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年09月04日

    同じような環境で育ちながら,絶対的な境遇の違いのマルコとアルヴィーゼの対比が楽しくも哀しい1冊だった。リヴィアの揺らがない愛も,先に2−4巻を読んでいるものとしてはオリンピアとの対比と類似のように見えた。アルヴィーゼに会えたマルコが羨ましい。

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    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    ローマ人の物語以来、ひさしぶりに塩野先生の本を開きました。地中海世界を舞台に、ヴェネツィア、トルコを舞台に絢爛豪華な政治、友情、恋愛が繰り広げられます。美しい情景描写の中に人間の弱さや欲望が見事に描かれており、最後まで一気に読めます。コンスタンティノーブルの陥落や、レパントの海戦などに連なるお話とし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月14日

    2021/01/13塩野七生 イタリア・ルネサンス1「ヴェネチア」
    塩野七生氏の中世イタリアの歴史小説
    20年2月一度イタリア旅行しただけでもヴェネチアの物語を身近に感じ楽しめる
    旅行の意義を再認識 イタリア旅行は本当に良かった!

    本書はヴェネチアという都市国家の歴史を物語にした
    塩野先生は歴史を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年05月05日

    ヴェネツィア貴族のマルコ・ダンドロを主人公とした歴史小説。塩野七生さんの唯一の小説。この巻では、親友であるアルヴィーゼ・グリッティがもう一人の主人公。

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    Posted by ブクログ 2021年08月07日

    ヴェネツィアの一人の外交官の人生を通して、ルネサンス世界を覗くとても面白い小説です。
    緋色のヴェネツィアから銀色のフィレンツェ、黄金のローマへと刻々と舞台は移り、次々と事件が起こる歴史に基づく人間ドラマです。
    描かれたcolorにちょっと注目してみると更に面白いです。

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    Posted by ブクログ 2021年03月16日

    史実を絡めつつの小説。若干サスペンス仕立ての部分もあり。歴史あり、外交あり、ロマンスあり。豪華。
    この世界観が癖になる。

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    Posted by ブクログ 2021年01月10日

    塩野先生といえば「ローマ人の物語」「海の都の物語」ほか、イタリアの歴史物語で数々の名作を残してきましたが、今回のシリーズは小説。
    16世紀のヴェネツィア共和国で、名家タンドロ家の当主である外交官マルコと、元首の庶子アルヴィーゼ、出自の違う幼なじみの二人を巡る物語。

    詳しい話はぜひ「海の都の物語」を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月29日

    元のタイトルは『緋色のヴェネツィア』。1993年の作品。元のタイトルは『緋色のヴェネツィア』。1993年の作品。舞台はヴェネツィア。カルロス1人が統治するスペイン・神聖ローマ帝国。アジアの大国オスマントルコ。海軍強国とはいえイタリアの1都市国家に過ぎない国。選択できる手段、は微妙で繊細なものにならざ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月20日

    ベネティアの歴史の話かと思ったら、そうではなくて、元首(ドーチェ)の息子がとその親友のマルコの話であった。 トルコ帝国の中で元首の息子のアルヴィーゼの活躍が中心に動く。なかなかストーリとしては良かった。かつ、その時代の歴史がわかるので、良かった。次は?

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    Posted by ブクログ 2022年09月18日

    篠原千絵『夢の雫 黄金の鳥籠』からの夢枕獏『シナン』を経てたどり着きました。
    アルヴィーゼ・グリッティの生涯を親友マルコの目を通して語られている。
    『夢の雫』『シナン』はオスマントルコからの視点なので、当時のヴェネチアの政治的、文化的な背景も詳細に書かれていて面白い。

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