オノレ・ド・バルザックの一覧

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作品一覧

2021/02/12更新

ユーザーレビュー

  • ゴリオ爺さん
    すごく考えさせられる。
    たしかにゴリオ爺さんの娘たちへの献身は想像を絶している。しかし、最後はこれでいいのか、との疑問は拭えない。利己と虚栄にのみ生きるのが人間なのか。そんな身も蓋もない社会なのか。
    主人公の学生が葛藤することにのみしか、微かな希望はない。
  • 谷間の百合
    純真な青年が貞淑な伯爵夫人に魅了され近づくが……。恋愛感情の機微と葛藤を描いた『人間喜劇』に連なる傑作。

    うーむ、これはツラい。伯爵夫人の捧げ尽くす愛は美しいが、非常にもどかしくもある。男性側としては、主人公を責められないのだが。二十歳そこそこの男子の性的衝動を軽く考えられてもな〜。後に明かされる...続きを読む
  • ゴリオ爺さん
    19世紀パリ社交界を舞台に描かれるフランス文学の傑作。モームの世界十大小説の一つ。光文社古典新訳文庫版。

    人間描写力すごすぎワラタ。いや人間観察力ともいうべきか、細密な心理や行動の描写が逐一的を得ていて圧倒される。段落などの区切りがなく長い文章が延々と続くため、序盤の間、舞台設定をつかむまではやや...続きを読む
  • ゴリオ爺さん
    2019.7.10付け朝日新聞掲載の「マンガ時評」で学習院大学教授の中条省平さんは、あの『闇金ウシジマくん』のことを「社会の諸相を細密で巨大な壁画のように描きだす現代日本のバルザック」と例えている。「ウシジマくん」に関する文章にいきなりバルザックが出てきたので、とても驚いた。

    中条教授はさらに書く...続きを読む
  • ゴリオ爺さん
    今年の正月読書はバルザックの「ゴリオ爺さん」。愛娘二人に金を注ぎ込み、自らは貧乏生活を続けついには惨めな死を迎えるゴリオ爺さん。お金があるあいだは、娘とその旦那達から歓迎と尊敬を受けていたが、ひとたびお金が尽きてしまえば、見向きもされなくなる。行き過ぎた親馬鹿が、悲劇的な結末を呼び寄せる。苦しみなが...続きを読む

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