平岡篤頼の作品一覧
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作品一覧
2016/04/22更新
ユーザーレビュー
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すごく考えさせられる。
たしかにゴリオ爺さんの娘たちへの献身は想像を絶している。しかし、最後はこれでいいのか、との疑問は拭えない。利己と虚栄にのみ生きるのが人間なのか。そんな身も蓋もない社会なのか。
主人公の学生が葛藤することにのみしか、微かな希望はない。Posted by ブクログ -
今年の正月読書はバルザックの「ゴリオ爺さん」。愛娘二人に金を注ぎ込み、自らは貧乏生活を続けついには惨めな死を迎えるゴリオ爺さん。お金があるあいだは、娘とその旦那達から歓迎と尊敬を受けていたが、ひとたびお金が尽きてしまえば、見向きもされなくなる。行き過ぎた親馬鹿が、悲劇的な結末を呼び寄せる。苦しみなが...続きを読むPosted by ブクログ
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病的と言ってもよいぐらいの親バカなゴリオ爺さん。親の死に目にも顔を見せないふたりの娘たち。どのような過程を経て、そのような娘たちに育ったのか明らかではないが、最後に遺された金のロケットは彼女たちにも純粋な時代があったことを物語る。その彼女たちが虚栄に満ちたパリの社交界に入ることになって、家族の悲劇に...続きを読むPosted by ブクログ
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ライトノベルばかり読んでいても舌が麻痺しそうなのでまともな小説も読む
と自然に書いてしまうが
ライトノベルでないのにもライトノベル平均点に及ばない作品はいくらでもあるので
単に味付けの違いと思う
『マカロニほうれん荘』と『ドカベン』と『ブラックジャック』は同じ雑誌に掲載された
同じマンガ作品でも
ま...続きを読むPosted by ブクログ -
すごい小説というものは、確かに時代を超えて残る。例えば、『デイヴィッド・コパフィールド』『エマ』『ファウスト』『カラマーゾフの兄弟』。それらと同様の圧倒される感じを味わった。
「人間喜劇」の構想を得て、最初にスターシステムを導入して描いた作品だという。これが初の試みだったとは、どれだけの緻密なプ...続きを読むPosted by ブクログ