ゴリオ爺さん

ゴリオ爺さん

華やかなパリ社交界に暮す二人の娘に全財産を注ぎこみ屋根裏部屋で窮死するゴリオ爺さん。娘ゆえの自己犠牲に破滅する父親の悲劇。

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ゴリオ爺さん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    523P

    昨今の過剰なフェミニズムにかき消されてる父性愛をテーマにした名作だと思う。こういうの今出たらいいのにと思う。 1835年にフランスで書かれたものだけど現在のアメリカのトランプ現象の根本を表してる。今のアメリカ社会は父性=キリストを求めた。

    オノレ・ド・バルザック(Honoré de B

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    すごいもん読んだ…って感じです。個人と社会と欲望と仕組みが多重構造になってて、父を裏切る娘のシンプルな話なのに複雑で、、、クライマックスは読むのがしんどかったです。常に社会と自分に与える影響と大切な人、をしっかり見つめないと。

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    食べ物を与えるのではなく、食べ物の取り方を教えることこそが本人のためになり、愛であるなと改めて思った

    甘やかしすぎてお互いに不幸になるなんて
    ゴリオ爺さん死の間際ではっきりそれがわかって絶望したんだろう

    娘たちは悪いことをしたなど微塵も思わない
    当たり前だったから
    あまりに哀しい

    側から見てい

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    すごく考えさせられる。
    たしかにゴリオ爺さんの娘たちへの献身は想像を絶している。しかし、最後はこれでいいのか、との疑問は拭えない。利己と虚栄にのみ生きるのが人間なのか。そんな身も蓋もない社会なのか。
    主人公の学生が葛藤することにのみしか、微かな希望はない。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    今年の正月読書はバルザックの「ゴリオ爺さん」。愛娘二人に金を注ぎ込み、自らは貧乏生活を続けついには惨めな死を迎えるゴリオ爺さん。お金があるあいだは、娘とその旦那達から歓迎と尊敬を受けていたが、ひとたびお金が尽きてしまえば、見向きもされなくなる。行き過ぎた親馬鹿が、悲劇的な結末を呼び寄せる。苦しみなが

    0
    2021年01月03日

    Posted by ブクログ

    病的と言ってもよいぐらいの親バカなゴリオ爺さん。親の死に目にも顔を見せないふたりの娘たち。どのような過程を経て、そのような娘たちに育ったのか明らかではないが、最後に遺された金のロケットは彼女たちにも純粋な時代があったことを物語る。その彼女たちが虚栄に満ちたパリの社交界に入ることになって、家族の悲劇に

    0
    2020年07月24日

    Posted by ブクログ

    ライトノベルばかり読んでいても舌が麻痺しそうなのでまともな小説も読む
    と自然に書いてしまうが
    ライトノベルでないのにもライトノベル平均点に及ばない作品はいくらでもあるので
    単に味付けの違いと思う
    『マカロニほうれん荘』と『ドカベン』と『ブラックジャック』は同じ雑誌に掲載された
    同じマンガ作品でも

    0
    2018年10月19日

    Posted by ブクログ

     すごい小説というものは、確かに時代を超えて残る。例えば、『デイヴィッド・コパフィールド』『エマ』『ファウスト』『カラマーゾフの兄弟』。それらと同様の圧倒される感じを味わった。
     「人間喜劇」の構想を得て、最初にスターシステムを導入して描いた作品だという。これが初の試みだったとは、どれだけの緻密なプ

    0
    2017年06月13日

    Posted by ブクログ

    ドラマは俗っぽいけど、確かな描写が感情をゆさぶるのはさすが。ヴォートランの逮捕の下りの描写がとても良かった。
    そしてラストもかっこよい。

    0
    2016年02月13日

    Posted by ブクログ

    世間と言う真因はそのようなきらびやかな世界がどんなに偽善と妥協と搾取によって支えられているかを悟り、恐ろしくなる。ゴリオの爺さんもある種搾取される側の人生を堪能し、自らの幸福を他人に求めることで幸せを享受していたのだと思う。社交の場に乗り上げた途端、父親を恥ずかしく思うという娘たちの心情と、その成果

    0
    2015年11月22日

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