作品一覧

  • いちばんの願い
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    ホタルは太陽のように輝きたい。クマは二度とケーキを食べたくない。アリはリスと真剣に話したい。カメはカタツムリにやさしくされたい。フクロウは願いなんかもちたくない――。63のどうぶつそれぞれに、まったくばらばらの奇妙で切実な願いがあり、その奇妙さがわたしたちの心を映しだす。大人気のシリーズ最新刊。
  • キリギリスのしあわせ
    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    森のはずれの川のそばにあるキリギリスのお店には、どうぶつたちのほしがるものが〈なんでも〉ある。五本脚の椅子、なくならないケーキ、着替え用のうろこや羽毛、〈絶望〉や〈時間〉まで……。生きにくい時代にありのままであることを肯定し、そっと励ましてくれる『ハリネズミの願い』に続く大人のためのどうぶつ物語第三弾。
  • きげんのいいリス
    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    ブナの樹の上に暮らす忘れっぽくて気のいいリス。知っていることが多すぎて、頭の重みに耐えかねているアリ。始終リスを訪ねてきてはあちこち壊す夢みがちなゾウ。思いとどまってばかりのイカ。チューチュー鳴くことにしたライオン。……不器用で大まじめ、悩めるどうぶつたちが語りだす、テレヘン・ワールドへようこそ!
  • おじいさんに聞いた話
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    「ハッピーエンドのお話はないの?」「だってこれはロシアのお話だからね」――サンクトペテルブルクに生まれ、ロシア革命にともなってオランダに帰国した祖父が語る、悲哀と滑稽に満ちた人生の物語。『ハリネズミの願い』の作家による宝箱のような掌篇集。
  • ハリネズミの願い
    3.3
    1巻1,430円 (税込)
    ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。

ユーザーレビュー

  • いちばんの願い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一日に一つか二つづつ読んでいく。だんだん森の動物たちの性格と関係が少しづつ見えてくる。だからどうということのない話。いや、絵本じゃないですね。でも私には絵本。

    0
    2024年05月05日
  • キリギリスのしあわせ

    Posted by ブクログ

    読む日によって考えさせられる。

    キリギリスは本当に幸せなのか。
    動物達の役に立てて
    嬉しいと思う日もあるだろうけど
    彼等のことを考えてやったことが
    拒絶される時もある。
    それも含めて幸せを感じているのだろうか。



    0
    2024年01月16日
  • ハリネズミの願い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もっと早く読めばよかった。

    はりねずみが好きなのに、いや、好きだからこそ
    勿体なくて読むのを先延ばしにしてしまった。
    はりねずみは本当に臆病ですぐハリを立てて
    フシュフシュして、
    たまにお腹を見せて撫でさせてくれるけれど
    次の日になるとまたフシュフシュと丸まって
    でもそこがとても愛らしくて、愛おしくて。。

    ネガティブで臆病な自分と重ね合わせて
    はりねずみと接していたのもあって
    するりと本の内容が入ってきた。
    家にいたはりねずみ達の呟きを読んでいる気がした。

    カミキリムシの手紙の文章が印象に残った。
    「自分のままでいたらどうでしょう? 孤独で、なににも確信がもてなくて、少し不幸かもしれない

    0
    2023年07月16日
  • ハリネズミの願い

    Posted by ブクログ

    自分の針が大嫌いで、臆病なハリネズミに果たして友達はできるのか?
    この人に、また会いたいと思いたいし、逆に、自分にまた会いたいと思ってもらいたい。
    友情を繋ぐのは我慢ではなく、お互いの敬意と信頼だと思う。
    かわいい動物達の挿絵を眺めながら、そんなことを考えた。

    0
    2021年12月19日
  • きげんのいいリス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    皆同じ大きさで、こちらの固定観念を覆してくれる。いつもきげんよく心優しいリス。ゾウやらアリやら、友だちにけっこう振り回されているように見えるのだが、怒ったりせず受け入れる。なんていい奴。諦め方が大人の対応。読みはじめて浮かんだのは「哲学的」という言葉だが、子供のときに読んでいたら、感想はまた違っていたはず。叶うなら年齢を重ねるにつれて、感じ方がどう変わるかを試してみたい。そう思えた一冊。

    0
    2021年11月03日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!