罪と罰(上)

罪と罰(上)

鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。

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罪と罰 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 罪と罰(上)
    990円 (税込)
    鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなければならなかった。
  • 罪と罰(下)
    990円 (税込)
    不安と恐怖に駆られ、良心の呵責に耐えきれぬラスコーリニコフは、偶然知り合った娼婦ソーニャの自己犠牲に徹した生き方に打たれ、ついに自らを法の手にゆだねる。――ロシア思想史にインテリゲンチャの出現が特筆された1860年代、急激な価値転換が行われる中での青年層の思想の昏迷を予言し、強烈な人間回復への願望を訴えたヒューマニズムの書として不滅の価値に輝く作品である。

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罪と罰(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分の愛読、あるいは尊敬している文学者も、教養人も、なにかとドストエフスキーという作家を通ってきている人ばかりなような気がしていたので、自分も大学を出る前に読んでみようと思った。

    簡単に概要から。
    主人公ラスコーリニコフは経済的に苦しく大学を去った元学生で、彼は「一つの犯罪、過ちを犯したとしても、

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    ラスコーリニコフ、何なんだお前は、という気持ちを抱えたまま読み進める。
    まさかの凶行。
    かと思えば、あらゆる登場人物との絡みで意識があっちへこっちへと揺さぶられる。
    「いつバレるのか、いやバラすのか」という緊張感が常に付きまとう。
    後半になって体調が落ち着いてきたところでは、まるで私自身が風邪から直

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    英雄的な人間は罪の一線を越えても良いという
    いわゆるナポレオン思想を持った青年が金貸しの老婆を殺す
    しかし罪の意識に苛まれ自分は英雄的人間ではないことを知る
    その他妹の結婚問題や純粋な心を持ったソーニャと出会う中で段々と性格が変わっていく

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    文字びっしり&文字が小さめ&名前を覚えるのに苦労しますが、すんごい面白い。最後のページでラスコーリニコフの前にとある人物が現れて不穏さ増し増しで下巻へ続きます。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    感受性が強すぎたみたいで第2章まで読んで、心が苦しくて自分を殺してしまいたいと思ってしまい涙が止まらなく、結果、ギブアップです!
    でも、素晴らしい文章でした。心が健康な時にまた読み直したいです。罪と罰に生きているうちに出会えて良かったです。周りに自慢できるような良い刺激になりました。
    このような人間

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    この小説の舞台は、帝政ロシアの首都、サンクトペテルブルク。

    先に読んだ『貧しき人々』は、困窮の中でも希望の光が見られました。しかし、本書では殺人者となった青年(ラスコーリニコフ)の深層心理を描いているため、どんどん深い闇に飲み込まれていく感じです。犯罪者の行動、心理をえぐり取るような描写に驚くばか

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    高校生のとき全く理解できず。大学生でも意味不明。電子版で途中下車したまま投げ出して。定年前に再挑戦。物凄い名作。体力があるうちに再読したいです。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    ドストエフスキーの初読にカラマーゾフの兄弟を選び、挫けながらも読み終えた。
    こちらを読んで、初めはこちらにすべきだったと後悔した。
    ロシア文学らしい、圧倒的情報量。心理描写。哲学。だったが、すんなり読めた。
    最近の保守思想にも投影できる部分あり、非常に考えさせられる。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    お金に困ったフリーター、ニートが、高利貸しの女を殺す
    殺しても許されると思って出来心でやったけど、罪の意識に苛まれる
    殺しても変わらない世界もある
    情けに振らないところが、真実らしくていい

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    積んでる期間が長すぎると何故か読んだ気になってしまっている。罪と罰もその一つ。今回やっと読めた。

    大学生ラスコーリニコフは強欲な金貸しの老婆を、独善的な思想から殺害することを企てる。ところが計画していなかった老婆の妹まで殺害してしまう。この殺人がラスコーリニコフに罪の意識を背負わせ、人生を狂わせて

    0
    2025年04月06日

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