ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
都会で暮らす私は、育ての親であるおじの召使いから、故郷での異常事態について知らされる。祖母に取り入った居候が口八丁を弄して家庭の権力をほしいままにしているというのだ。彼と対決すべくかの地に向かうが、癖のある客人や親戚たちの思惑にも翻弄され、予想外の展開に……。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ドストエフスキーで読んだ事のない喜劇。 エンタメとしても面白かった。 一座の大御所たる将軍夫人、その威光を前にして人みなが怖れ畏む将軍夫人は、ひからびた意地悪婆さんで、喪服に身を包んでいた。とはいえ、鬼婆ぶりが増したのは、寄る年波に勝てず、もともと貧弱だったおつむが余すところなく枯渇したからにほか...続きを読むならなかった。
村の領主の屋敷に男が、巧みな弁舌とアップダウンの激しい気性で周りを翻弄し支配してゆく。 ドストエフスキー作品お馴染みの息をもつかせぬ長広舌がこれでもかと味わえる。 読みやすく、面白い。
都会で暮らす「私」は、育ての親である「おじ」が大変な状況に置かれていることを知り慌てて里帰りをする。 そこで出会う様々な人々に振り回される「私」と人がいい「おじ」との二日間を描くドタバタ笑劇 人を疑わず、学者を崇拝しがちなおじを好きなように操る、学者を名乗るフォマー。そのフォマーなしでは生きていけ...続きを読むなくなっているおじの母である将軍夫人。この2人から叔父を助け出し、実家を平和にする話……かと思ってよんでいたので、まぁ、びっくり。そういう方向かぁ。これは喜劇だわ(笑)→ ドストエフスキー初期の作品らしいこちら、いい意味で勢いがあって、圧倒される。個性的なキャラクターがたくさん出てきて、なんか目が離せないままページが進む。 第二部に入ってから一気に話がおかしくなり……なるほどなー!! 「罪と罰」とはまた違った読み心地!面白かったー!!
ユーモア小説ではあるけど、そこまで笑えるというほどではなく、普通にこの状況やばいし怖くないか?と思う場面も多かった。 ただ、他のドストエフスキー作品に比べると、思想や宗教についてのことがほぼ書かれてないし、難しさもないので読みやすい。 自尊心を拗らせに拗らせたフォマーが本当に読んでてイライラした。...続きを読む なんでも被害者面して「侮辱された!」とか言うのはすごく卑怯な攻撃の仕方だし、それに対して周りの人たちもそうだそうだ!ってなったり、謝ったりしてるのがこれまた余計にイライラさせる。 家のなかにあんな人がいたら心が休まらないだろうに、なんであそこまでフォマーにみんな執心してるのかわからなかった…。 他の登場人物もキャラが濃い人揃いだったけど、あまり出番はなかったりしたのでもっとその人たちについて読んでみたかったかも。 名前をやたら変えたがる召使のヴィドプリャーソフや、素直で天真爛漫そうなぽやっとした感じの美少年召使のファラレイについてはもっと色々書けそうではあったし、個人的にはもっと彼らについて読んでみたかったなぁと。 あのドタバタ感からあのエンディングにもっていくのはすごい力技というか、エッ!?とはなった。
フォマーのこじらせた自尊心が平和な一家を恐怖に陥れる筋書きは、かつてのドスト自分達と重ね合わせて苦い思いを含めつつ、それを風刺させる事で過去の精算をしたのだろうか。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ステパンチコヴォ村とその住人たち
新刊情報をお知らせします。
ドストエフスキー
高橋知之
フォロー機能について
「光文社古典新訳文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
悪霊 1
悪霊(上)
試し読み
悪霊(上下)合本版(新潮文庫)
悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~
カラマーゾフの兄弟〈1〉
カラマーゾフの兄弟 1
カラマーゾフの兄弟(上)
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ステパンチコヴォ村とその住人たち ページトップヘ