光文社古典新訳文庫の検索結果

  • 純粋理性批判 1

    純粋理性批判

    ビジネス・実用
    4.4
    1~7巻990~1,188円 (税込)
    もう入門書はいらない! カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する! 難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳(全7巻)。詳細な解説つき。
  • 悪霊 1

    悪霊

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻1,320~1,760円 (税込)
    最近わたしたちの町で、奇怪きわまりない事件が続発した。町の名士ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の奇妙な「友情」がすべての発端だった……。やがて、夫人の息子ニコライ・スタヴローギンが戻ってきて、呼び寄せられるように暗い波乱の気配が立ちこめはじめる。ドストエフスキー最大の問題作、新訳刊行なる!
  • すばらしい新世界

    すばらしい新世界

    西暦2540年。人間の工場生産と条件付け教育、フリーセックスの奨励、快楽薬の配給によって、人類は不満と無縁の安定社会を築いていた。だが、時代の異端児たちと未開社会から来たジョンは、世界に疑問を抱き始め……驚くべき洞察力で描かれた、ディストピア小説の決定版!(『BRAVE NEW WORLD』改題)
  • 太平記(上)

    太平記

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻1,056~1,188円 (税込)
    正中の変、元弘の変を経て鎌倉幕府はついに滅亡するが、後醍醐天皇による建武の新政も世の混乱を収めきれず……。足利尊氏・直義兄弟、後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成、高師直らによる、日本各地で繰り広げられた南北朝時代の動乱を描いた歴史文学の傑作。全2巻
  • 判断力批判(上)

    判断力批判

    ビジネス・実用
    -
    1~2巻1,540円 (税込)
    知性と理性のはたらきについて自然の認識の可能性を示した『純粋理性批判』。人間の道徳的なあり方の可能性を示し、道徳哲学の根幹を構築した『実践理性批判』。カントはこの二つの領域を媒介する能力として判断力を提起する。上巻は美と崇高さを考察し、美的な判断力について論じる。
  • 実践理性批判1

    実践理性批判

    ビジネス・実用
    5.0
    1~2巻1,276~1,298円 (税込)
    「人間が真の意味で自分を自由であると認識できるのは道徳法則があるからであり、また自由が存在しなければ道徳的な法則をみいだすことはできなかった。」本書は、思弁的な理性を批判した『純粋理性批判』につづくカントの第二批判書であり、倫理学史上、最も重要な古典である。
  • ナルニア国物語1 魔術師のおい

    ナルニア国物語

    小説・文芸
    3.9
    1~7巻726~836円 (税込)
    魔法の指輪で異世界に迷い込んだディゴリーとポリーは、廃都に眠る悪の女王を誤って復活させ、ロンドンに連れ帰ってしまう。女王を元の世界に戻そうとするが、入り込んだのはまた別の世界。そこでは今まさに一頭のライオンが新たな国を創造しようとしていたところだった……。世界最高のファンタジー大作が、大人も楽しめる新訳でついに登場! ナルニア最初の冒険を描く第1巻。(解説・松本朗)
  • リヴァイアサン1

    リヴァイアサン

    ビジネス・実用
    4.1
    1~2巻1,166~1,276円 (税込)
    ホッブズは「万人の万人に対する闘争状態」こそ、人間の自然状態だと定義する。なぜそうなのか。この逆説をどう解消すれば平和が実現するのか。社会契約による主権国家の成立を理論づけた本書の第一部は、国家を構成する個々の人間を、その本性から考察する。近代国家論の原点であり、近代政治哲学の出発点である本書は、のちのスピノザ、ロック、ルソーだけでなく、現代ではハンナ・アーレントにも影響を与えた。(全2巻)。
  • ニコマコス倫理学(上)

    ニコマコス倫理学

    自分のまっとうな努力で得た徳(アレテー)のみが人の真の価値と真の幸福の両方を決める。そして徳(アレテー)の持続的な活動がなければ人は幸福ではない。と考えたアリストテレス。上巻では幸福とは何かを定義し、勇気と節制、正義、また気前の良さ、志の高さなど、人柄の徳(アレテー)について考察する。若者が自分の人生を考え抜くための書物、倫理学史上もっとも重要な古典です。
  • オペラ座の怪人

    オペラ座の怪人

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,452円 (税込)
    怪人の噂が囁かれるパリ・オペラ座で死体が見つかり、美しき歌姫は演目中に姿を消す。怪人が歌姫に抱く狂おしいほどの愛はさらなる惨劇を招き、オペラ座は死の迷宮と化す――ノンフィクション風の小説手法に、ミステリー、怪奇、ユーモア、ロマンスを織り込み、容貌も能力も人間離れした異形の怪人エリックの人間的な悲劇を描く傑作小説を待望の新訳で!
  • フロイト、不安について語る

    フロイト、不安について語る

    わたしたちは誰もが不安になる。不安を覚えないでいることのできる人はほぼいない。フロイトは、そんな病理としての不安に注目し、不安が生まれるメカニズムを独自の視点で捉え、解明を試みた。個人的な問題としてだけでなく、文明論的な見地からも考察を深めたフロイトならではの不安論。不安神経症、不安ヒステリー、強迫神経症などの症例を取り上げた代表的な5つの論文(『精神分析入門』の講義も含む)を収録。
  • 人生の短さについて 他2篇

    人生の短さについて 他2篇

    ビジネス・実用
    4.1
    1巻990円 (税込)
    人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産との付き合い方をアドヴァイスする「心の安定について」。2000年読み継がれてきた古代ローマの哲学者セネカの“人生の処方箋”。
  • 市民政府論

    市民政府論

    ビジネス・実用
    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    誰のための国家か? 何のための国家か? 人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、国家の成立は、この人権を守るための人々の合意に基づく。王権神授説を否定し、最高権力を人民の信託によるものと説く社会契約思想は、のちのアメリカ独立宣言、フランス革命を支える理念となった。自由、民主主義を根源的に考えるうえで必読の書である。
  • 社会契約論/ジュネーヴ草稿

    社会契約論/ジュネーヴ草稿

    ビジネス・実用
    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    「ぼくたちはルソーの語る意味での主権者なのだろうか、それともルソーが嘲笑したように、選挙のあいだだけ自由になり、そのあとは唯々諾々として鎖につながれている奴隷のような国民なのだろうか」(訳者あとがき)。自由とは、平等とは、そして民主主義ってなんだろう? フランス革命を導き、世界史を動かした歴史的著作の画期的新訳。本邦初訳の「ジュネーヴ草稿」も収録。
  • 悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

    悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

    世界初、3つの「告白」を同時収録! 「スタヴローギンの告白」として知られる『悪霊』第2巻「チーホンのもとで」には、3つの異稿が残されている。本書ではそのすべてを訳出した。さらに近年のドストエフスキー研究のいちじるしい進化=深化をふまえ、精密で画期的な解説を加えた。テクストのちがいが示すものは何か? ドストエフスキーがめざした“究極の作品”を読み解くための特別編。
  • ソクラテスの弁明

    ソクラテスの弁明

    ソクラテスの生と死は、今でも強烈な個性をもって私たちに迫ってくる。しかし、彼は特別な人間ではない。ただ、真に人間であった。彼が示したのは、「知を愛し求める」あり方、つまり哲学者(フィロソフォス)であることが、人間として生きることだ、ということであった。(「訳者あとがき」より)。ソクラテスの裁判とは何だったのか?プラトン対話篇の最高傑作、ついに新訳で登場!
  • 月と六ペンス

    月と六ペンス

    小説・文芸
    4.2
    1巻990円 (税込)
    新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが……。創造の悪魔に憑かれた男ゴーギャンをモデルに、最期まで絵筆を手放さなかった男の執念と情熱を描く、20世紀の大ベストセラー小説を決定訳で。
  • すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~

    すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,078円 (税込)
    パリの地下鉄、隣の席で化粧を始めた女の姿態に目を奪われたユゴーは、慎みとは無縁な彼女の手に思わず接吻してしまうが……。芳醇な性の悦楽が思わぬ展開を見せる表題作、美少女との甘い邂逅から一気に死の淵へと投げ出される「クラッシュフー」など、シュルレアリスム最後の小説家独自の世界観きわだつ3篇。
  • いまこそ、希望を

    いまこそ、希望を

    1980年、サルトルの死と時を同じくして「朝日ジャーナル」に掲載され大反響を呼んだ対談の新訳。対談相手のレヴィは、鋭い批判でサルトル最晩年の思想に立ち向かう。生涯にわたる文学、哲学、政治行動などをふりかえりつつ、サルトルは率直に、あたたかく、誠実に、自らの全軌跡を語る。人生を歩んでいくなかで、社会や世界を見つめるなかで、立ち止まって考えるとき、確実な対談相手となりうるのがサルトルだ。
  • シェリ

    シェリ

    小説・文芸
    3.6
    1巻902円 (税込)
    50歳を目前にして、美貌のかげりと老いを自覚する元高級娼婦のレア。恋人である25歳の青年シェリの突然の結婚話に驚き、表向きは祝福して別れを決心しつつも、心穏やかではいられない……。香り立つような恋愛の空気感と細やかな心理描写で綴る、「恋愛の達人」コレットの最高傑作。
  • 郵便局

    郵便局

    仕事は楽勝、配達先で女ともヤレて……のはずが、試験を受けて代用の郵便配達人になってみるとむちゃくちゃキツい。正職員の連中はひどい雨の日や配達量が多い日には欠勤しちまうし、ボスは意地悪だ。それでも働き、飲んだくれ、女性と過ごす、そんな無頼生活を赤裸々に描いた自伝的長篇。
  • ミミズによる腐植土の形成

    ミミズによる腐植土の形成

    ビジネス・実用
    3.3
    1巻990円 (税込)
    自宅の裏庭につづく牧草地の一角に石灰をまき、家族の協力を得ながら土を掘り返しての観察と実験を重ねること40年。ミミズの働きと習性について生涯をかけて研究したダーウィン最後の著作。『種の起源』で提唱したみずからの理論を下支えする存在、それがミミズだった。ミミズはすごい。でも、ダーウィンはもっとすごい。
  • 菊と刀

    菊と刀

    恥、義理、恩、礼節――日本人が忘れてしまったものはなにか? そして依然として日本人を突き動かしているものはなにか? 第二次世界大戦中、米国戦時情報局の依頼を受け、日本人の気質や行動を研究した文化人類学者ベネディクト。日系人や滞日経験のある米国人たちの協力を得て、日本人の心理を考察し、その矛盾した行動を鋭く分析した。ロングセラーの画期的新訳。
  • 読書について

    読書について

    「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」……。率直さゆえに辛辣に響くアフォリズムの数々。その奥底には、哲学者ショーペンハウアーならではの人生哲学と深いヒューマニズムがあります。それが本書の最大の魅力です。
  • 幸福について

    幸福について

    「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。
  • 黒猫/モルグ街の殺人

    黒猫/モルグ街の殺人

    小説・文芸
    3.9
    1巻594円 (税込)
    暖炉に押し込められた令嬢、身体を切り裂かれた老婦人……誰が、いかにして殺したのか? 推理小説が一般的になる半世紀も前に、不可能犯罪に挑戦する世界最初の探偵・デュパンを世に出した「モルグ街の殺人」。160年の時を経て、いまなお色褪せない映像的恐怖を描き出した「黒猫」など、代表的8篇。多才を謳われながら不遇のうちにその生涯を閉じた、ポーの魅力を堪能できる短編集。
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

    カラマーゾフの兄弟

    小説・文芸
    4.2
    1~5巻990~1,430円 (税込)
    父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが……。【光文社古典新訳文庫】
  • メノン~徳(アレテー)について~

    メノン~徳(アレテー)について~

    20歳の青年メノンをソクラテスが挑発! 「徳(アレテー)は教えられるものでしょうか?」メノンの問いに対し、ソクラテスは「徳とは何か?」と切り返す。そして「徳」を定義する試みから知識と信念、学問の方法、魂、善をめぐって議論は進んでいく――従来あまり重視されなかったことばのニュアンスを細かく読みとり、対話のやりとりと内容の微妙な関係を鮮明に浮かびあがらせた意欲的新訳。プラトン対話篇の最高の入門書。
  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

    アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

    小説・文芸
    3.4
    1巻712円 (税込)
    ある男が橋の上で絞首刑になろうとしていた。足元の板が外され川に落ちた彼が、敵の銃弾を逃れてたどり着いたところとは(「アウルクリーク橋の出来事」)? 森に住む女が恋人からの求婚を頑なに拒んだ理由とは(「豹の眼」)? 『悪魔の辞典』の著者として有名なビアスは、苛烈な南北戦争や長男の決闘死といった自らの経験をもベースに、ひたすら「死」を描き続けた短篇の名手でもあった。その代表的な14篇を収録。
  • 青い麦

    青い麦

    小説・文芸
    3.4
    1巻680円 (税込)
    毎年、幼なじみのフィリップとヴァンカは、夏をブルターニュの海辺で過ごす。だが、16歳と15歳になった今年はどこかもどかしい。互いを異性として意識し始めた二人の関係はぎくしゃくしている。そこへ現れた年上の美しい女性の存在が、二人の間に影を落とす……。生涯に三度結婚し、同性愛も経験するなど、恋の機微を知り奔放な愛に生きた作家コレットが描いた、女性心理小説の傑作。
  • 赤い橋の殺人

    赤い橋の殺人

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,012円 (税込)
    19世紀中葉のパリ。急に金回りがよくなり、かつての貧しい生活から一転して、社交界の中心人物となったクレマン。無神論者としての信条を捨てたかのように、著名人との交友を楽しんでいた。だが、ある過去の殺人事件の真相が自宅のサロンで語られると、異様な動揺を示し始める。
  • 赤と黒(上)

    赤と黒

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻880~1,122円 (税込)
    スタンダールの代表作に新訳登場。ナポレオン失脚後のフランス、貧しい家に育った青年ジュリヤン・ソレルは、立身のため僧職に身を投じる。やがて貴族であるレナール家の家庭教師となり、その美貌からレナール夫人に慕われるようになる。ジュリヤンは金持ちへの反発と野心から、夫人を誘惑するのだが……。才知と美貌で激動の時代を駈けぬけた主人公の誇り高き精神を、新たな解釈で生き生きと描き出す。
  • アガタ/声

    アガタ/声

    お互いに記憶の深層から紡ぎ出した欲望の言葉で、“近親相姦”を語る兄と妹(デュラス『アガタ』)。不在の男を相手に、女が電話越しに“別れ話”をひたすら語る(コクトー『声』)。男と女、すれ違う言葉と想い……。対話と独白の、抑制された動きと「語り」の濃密さが、鮮烈な印象を与える、一幕もの傑作2篇を流麗な新訳で。
  • あしながおじさん

    あしながおじさん

    小説・文芸
    4.2
    1巻858円 (税込)
    孤児のジュディは、ある匿名の紳士の援助を受けて大学に通わせてもらえることになった。援助の条件は、大学生活について月に一度手紙で報告すること。ジュディは顔の見えないその紳士を「あしながおじさん」と名付け、学業の進捗状況や休暇の過ごし方などについて、絵入りのお茶目な手紙をせっせと書き送るが……。躍動感ある新訳によって、かつてなくリアルで楽しいジュディがよみがえる。世界中で愛読される名作。
  • アッシャー家の崩壊/黄金虫

    アッシャー家の崩壊/黄金虫

    小説・文芸
    3.7
    1巻968円 (税込)
    陰鬱な屋敷に旧友を訪ねた私。神経を病み衰弱した友と過ごすうち恐るべき事件が起こる……ホラーの傑作「アッシャー家の崩壊」「ライジーア」、催眠術が奇怪な現象を引き起こす「ヴァルデマー氏の死の真相」、自然の驚異を臨場感豊かに描く「大渦巻への下降」、文学的テイスト溢れる「群衆の人」、名探偵デュパンの推理が冴える「盗まれた手紙」、暗号解読と宝探しが楽しい「黄金虫」、詩「大鴉」「アナベル・リー」を収録。
  • アドルフ

    アドルフ

    小説・文芸
    4.0
    1巻968円 (税込)
    将来を嘱望された青年アドルフは、P伯爵の愛人エレノールに執拗に言い寄り、ついに彼女の心を勝ち取る。が、裕福な生活や子供たちを捨ててまでも一緒に暮らしたいと願うエレノールがだんだんと重荷になり、アドルフは自由を得ようと画策するが……。もはや愛していない女から離れられない男、人生のすべてをなげうって男を束縛する女。自らも人妻たちとの不倫で浮名を流した作家コンスタンのみが書きえたフランス恋愛小説の傑作。
  • あなたと原爆~オーウェル評論集~

    あなたと原爆~オーウェル評論集~

    原爆投下のわずかふた月後、その後の核をめぐる米ソの対立を予見し「冷戦」と名付けた表題作「あなたと原爆」、名エッセイ「象を撃つ」「絞首刑」など16篇を収録。ファクトとフェイク、国家と個人、ナショナリズムとパトリオティズムなど、『1984年』に繋がる先見性に富む評論集。
  • 愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える

    愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える

    小説・文芸
    3.9
    1巻607円 (税込)
    精神を病み入院していたジュリーは、企業家アルトグに雇われ、彼の甥であるペテールの世話係となる。しかし凶悪な4人組のギャングにペテールともども誘拐されてしまう。ふたりはギャングのアジトから命からがら脱出。殺人と破壊の限りを尽くす、逃亡と追跡劇が始まる! 緻密きわまる物語の構成を通じて人間存在の脆弱さを描きつつも、読む者をクールな快楽と戦慄に酔わせる暗黒小説の最高傑作!
  • 嵐が丘(上)

    嵐が丘

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻1,078~1,210円 (税込)
    ヨークシャの荒野に建つ屋敷〈嵐が丘〉。その主人が連れ帰ったヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに恋をする。しかしキャサリンは隣家の息子と結婚、ヒースクリフは失意のなか失踪する。数年後、彼は莫大な財産を手に戻ってきた。自分を虐げた者への復讐の念に燃えて……。時を超えて読み継がれてきた壮大な愛憎劇。陰鬱で荒々しい英国の自然を活写することで、その真の魅力に迫る決定訳!
  • アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~

    アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,166円 (税込)
    エジプトの墳墓発掘に携わった貴族の死は、現場で〈死の芳香〉を嗅いだせいなのか? 確信が深まるなか同じ芳香を纏う女が現れ……史実を元にした連作の表題作、画期的な装置の発明者の最期を描く「オメガ波」など、科学精神と幻想に満ちた、近代アルゼンチンを代表する作家の傑作18編。
  • アルハンブラ物語

    アルハンブラ物語

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,804円 (税込)
    神秘的な秘宝伝説、恋の巡礼者となった王子の伝説、三人の美しい王女たちの悲恋物語、異教徒との友情、そして武勇伝……。アメリカ公使館員として訪れたアルハンブラ宮殿の美しさに魅了された作家アーヴィングが、かつての住人、ムーアの王族の栄光と悲嘆の歴史に彩られた宮殿に纏わる伝承とスケッチ風の紀行をもとに紡いだ壮大な歴史ロマン。異国情緒あふれる物語は、発表以来、ヨーロッパに一大ブームを巻き起こした。
  • アルプスの少女ハイジ

    アルプスの少女ハイジ

    両親を亡くしたハイジは、アルプスの山小屋で暮らす祖父のもとに預けられる。月の光が差す干し草の寝床、山羊たちとの触れ合いなど、山の生活を満喫するハイジだったが、ある日、足の不自由な令嬢の遊び相手を務めるため、下山して都会の裕福な家に住み込むことに……。これまで世界各国で翻訳され、その総売上部数は5000万部以上というスイス文学の傑作。味わい深いミュンガーの挿画も50点以上収録した完訳版!
  • アンクル・トムの小屋(上)

    アンクル・トムの小屋

    正直で有能、分別と信仰心を持つ奴隷頭のトムは、ケンタッキーのシェルビー農園で何不自由なく暮らしていたが、主人の借金返済のために、奴隷商人に売却されることに。トムが家族との別離を甘受する一方、幼子を売られることになった女奴隷イライザは、自由の地カナダへの逃亡を図る。
  • アンティゴネ

    アンティゴネ

    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    戦争の死者とその弔い、国家と個人の関係を問うこと、服従か抵抗・自律か……。テーバイの王クレオンが仕掛けた侵略戦争で戦場から逃亡し殺されたポリュネイケス。王は見せしめに彼の屍を葬ることを禁じるのだが、アンティゴネはその禁を破って兄を弔い、伯父クレオンに抵抗するのだった。詩人ヘルダーリン訳に基づき、ソフォクレスのギリシア悲劇を改作し今日的意味を与えたブレヒトの問題作。
  • アンナ・カレーニナ 1

    アンナ・カレーニナ

    小説・文芸
    4.1
    1~4巻1,210~1,430円 (税込)
    青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう……。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
  • 意志と表象としての世界 1

    意志と表象としての世界 1

    「世界はわたしの表象である。」――カント、ヘーゲルが説く「理性の限界」を超えて、人間の欲求、根源的な生の衝動をリアルに捉え、意志の哲学を打ち立てた異端の思想家、ショーペンハウアーの主著。のちのニーチェに決定的な影響を与えた。本編の付録「カント哲学の批判」を含めた全4巻の構成。徹底的に読みやすいことで定評のある中山元氏による待望の新訳。全4巻。
  • イタリア紀行(上)

    イタリア紀行

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻1,452~1,782円 (税込)
    ヴァイマール公国での公務を放り出し、長年の憧れであるイタリアへ旅立ったゲーテ37歳。旺盛な好奇心と鋭い観察眼で、ヴェネツィアからローマ、ナポリ、シチリアなどを経めぐり、美術や自然にふれ、人びとの生活に身を置いて感じたことなどを書き留めた。下芸術家ゲーテの土台を築いた青春の旅の記録。
  • 1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

    1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

    小説・文芸
    4.1
    1巻792円 (税込)
    めまぐるしいオフィス風景をユーモラスに描く「多忙な株式仲買人のロマンス」、若く貧しい芸術家たちの姿を描いた「最後の一葉」、表題作の「1ドルの価値」。O・ヘンリーはアメリカの原風景とも呼べるかつての南部から、開拓期の荒々しさが残る西部、大都会ニューヨークなど、さまざまに舞台を移しながら多彩な作品を生み出した。世界各国で読み継がれる代表作のほか、知られざる作品も新訳で登場。心に染み入る珠玉の23編。【光文社古典新訳文庫】
  • 一年有半

    一年有半

    喉頭がんで「余命一年半」の宣告を受けた兆民による闘病記、死に直面したからこそ語れる人性論という性格を併せ持つ、明治時代の大ベストセラーです。同時代の政治・経済・社会について歯に衣着せぬ批判を浴びせる「理念の人」兆民は、同時に、文化・芸能、ことに人形浄瑠璃への熱愛を示す「情の人」でもありました。「いかに死ぬべきか」を問う、現代人に贈る処方箋です!
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

    田舎医者/断食芸人/流刑地で

    小説・文芸
    3.6
    1巻946円 (税込)
    光文社古典新訳文庫では『変身/掟の前で 他2編』、『訴訟』につづく3冊目となるカフカの傑作短編集です。今回収録したのは、カフカが生前に自信をもって世に送り出した短編など8作。いわば、“カフカ本人のお墨付き”ともいえる作品です。ユニークかつ不思議な、じつにカフカらしい作品ばかり。表題の3作のほかに、「ボイラーマン」(既訳では「火夫」)、問題作「歌姫ヨゼフィーネ、またはハツカネズミ族」も収録しました。
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

    イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,210円 (税込)
    19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す――作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの文体が持っている「音とリズム」を日本語に移しかえ、近代小説への懐疑をくぐり抜けた後の新しい作風を端正な文体で再現したトルストイ後期中編2作。
  • 失われた世界

    失われた世界

    変人として有名なチャレンジャー教授は、南米に絶滅動物たちの生息する台地があると主張して譲らない。真偽を確かめるべく、新聞記者の「ぼく」、懐疑派のサマリー教授、運動万能のロクストン卿は探検隊を結成し、アマゾンの奥地を目指すが……「シャーロック・ホームズ」生みの親による胸躍るSFの大傑作を読みやすい新訳で。
  • 失われた時を求めて 1~第一篇「スワン家のほうへI」~

    失われた時を求めて

    小説・文芸
    4.2
    1~6巻1,215~1,650円 (税込)
    色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造型、連鎖する譬喩……深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の文学と評される本作が、豊潤で絢爛たる新訳でついに登場。第1巻では、語り手の幼年時代が夢幻的な記憶とともに語られる。プルーストのみずみずしい世界が甦る!〈全14巻〉
  • うたかたの日々

    うたかたの日々

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,005円 (税込)
    青年コランは美しいクロエと恋に落ち、結婚する。しかしクロエは肺の中に睡蓮が生長する奇妙な病気にかかってしまう……。愉快な青春の季節の果てに訪れる、荒廃と喪失の光景を前にして立ち尽くす者の姿を、このうえなく悲痛に、美しく描き切ったラブストーリー。ヴィアンの代表作であり、20世紀フランス文学の「伝説の作品」が、鮮烈な新訳で甦る! 映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』原作。
  • 美しい夏

    美しい夏

    20世紀イタリアを代表する作家、チェーザレ・パヴェーゼの代表作の一つ。都会の洋裁店でお針子として働く16歳の少女ジーニアは、年上の美しく自由な女性アメーリアと出会い、その大人びた魅力に惹かれていく。絵のモデルとなり、男性の前で裸になることもいとわないアメーリアのことが気になるジーニアは、彼女の男友達の画家に恋をし……。少女から少しずつ大人になっていく青春の輝きと痛みを瑞々しく描いた作品。
  • 水の精(ウンディーネ)

    水の精(ウンディーネ)

    小説・文芸
    4.2
    1巻880円 (税込)
    妖しい森で道に迷った騎士フルトブラントは、湖の岸辺に立つ一軒の漁師小屋にたどり着く。そこで出会ったのは、可憐にして妖艶、無邪気で気まぐれな美少女ウンディーネだった。恋に落ちた二人は結婚式をあげるが……。のちの作家たちに多大な影響を与えたドイツ幻想文学の最高傑作を、瑞々しい新訳で。
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

    永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

    ビジネス・実用
    4.1
    1巻1,298円 (税込)
    カントが普通の言葉で語り始めた! 本書で繰り返し説くのは、自分の頭で考えることの困難と重要性。「永遠平和のために」は常備軍の廃止、国際連合の設立を唱え、「啓蒙とは何か」は、他人の意見をあたかも自分のもののように思いこむ弊害を指摘している。他に「世界市民という視点からみた普遍史の理念」「人類の歴史の憶測的な起源」「万物の終焉」を収録。現在でも輝きを失わないカントの現実的な問題意識に貫かれた論文集。
  • 永続革命論

    永続革命論

    「プロレタリアートによる権力の獲得は、革命を完成させるのではなく、ただそれを開始するだけである」。自らが発見した理論と法則によって権力を握り、指導者としてロシア革命を勝利に導いたのち、その理論と法則ゆえに最大級の異端として、もろとも歴史から葬り去られたトロツキー。その革命思想の理論的核心を展開した最重要の著作を、ロシア語原典から訳出。付録として本邦初訳の「レーニンとの意見の相違」ほか5論稿収録。
  • エウデモス倫理学(上)

    エウデモス倫理学

    アリストテレスの真作であることが確立され、近年、その評価、価値が高まっている『エウデモス倫理学』は、『ニコマコス倫理学』と並ぶアリストテレス倫理学の主著である。幸福について、また幸福のための徳について考察が進められ、その幸福を実現するうえで重要な「善美」の徳という「完全な徳」をどう身につけるかが議論される。『ニコマコス倫理学』とも重なる共通の部分とその相違、独自性について詳細な解説を付ける。
  • エミール 1

    エミール

    小説・文芸
    3.0
    1~3巻1,650~1,760円 (税込)
    『人間不平等起源論』『社会契約論』で知られ、フランス革命を導いた思想家ルソーが小説の形式で書いた教育論。エミールという架空の人物を設定し、みずからの思想を盛り込んで、一人の人間を「自然」という偉大な教師のもとで、自律した自由な人間に育てる方法を論じた。現代にも通じる普遍的価値をもつ子育て物語。全3巻。
  • オイディプス王

    オイディプス王

    危機に瀕する都市国家テーバイを救うためオイディプス王は神託を請う。結果は、「先王ライオス殺害の犯人を罰せよ」だった。真相が明らかになるにつれ、みずからの出生の秘密を知ることになる彼を待ち受けていた運命とは? 「エディプス・コンプレックス」のもとになるなど、後世の文学、思想に大きな影響を与え、今も全世界で読み継がれ、上演されつづけるギリシャ悲劇の最高傑作。
  • 黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

    黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,034円 (税込)
    美しい金緑色の蛇に恋した大学生アンゼルムスは非現実の世界に足を踏み入れていくが……代表的メールヘン「黄金の壺」。17世紀のパリで、天才的な職人が手がけた宝石を所有する貴族たちがつぎつぎと襲われる事件。ようやく逮捕された犯人は意外な人物だった。推理小説の嚆矢ともいえる「マドモワゼル・ド・スキュデリ」。画家で音楽家でもある鬼才ホフマンの多面的な魅力が味わえる4篇を収録。
  • オズの魔法使い

    オズの魔法使い

    竜巻に飛ばされたドロシーと犬のトトが下り立ったのは、美しい魔法の国だった。だが故郷カンザスに帰るには、エメラルドの都に住む偉大なる魔法使いオズの力を借りる必要があるという。道すがら、脳みそのないかかし、心臓のないブリキの木こり、臆病なライオンを旅のお供にするが……。いまも世界中で愛される、アメリカン・ファンタジーの金字塔。W・W・デンスロウの原書イラストも20点以上収録。
  • オブローモフの夢

    オブローモフの夢

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,100円 (税込)
    役所勤めもやめ、怠惰な日々を日々を送る青年貴族オブローモフ。朝、目覚めても起き上がる気力も湧かない彼が微睡むうちに見る夢を綴った「オブローモフの夢」。長編『オブローモフ』完成の十年前に発表され、作品全体の土台となったこの一章を独立させて文庫化した。全編の抄訳付き。行動力ゼロ、気力なし、決断力ゼロ。それでも(だからこそ)ロシアン文学史上ナンバーワンの「愛されキャラ」であるオブローモフとは何者か?
  • オリバー・ツイスト

    オリバー・ツイスト

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    生まれ育った救貧院でも、徒弟として売られた葬儀屋でも、人間的な扱いを受けたことのない孤児オリバー。道端で会った気さくな少年が、ロンドンで住居や仕事の世話してくれる人物を紹介するというが……。苛酷な運命に翻弄される少年とそれを取り巻く人々の思惑をドラマチックに描いた、ディケンズの出世作。挿絵多数!
  • オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家~ゾラ傑作短篇集~

    オリヴィエ・ベカイユの死~呪われた家~ゾラ傑作短篇集~

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    完全に意識はあるが肉体が動かず、周囲に死んだと思われた男の視点から綴られる「オリヴィエ・ベカイユの死」。新進気鋭の画家とその不器量な妻との奇妙な共犯関係を描いた「スルディス夫人」など、稀代のストーリーテラーとしてのゾラの才能が凝縮された5篇を収録。
  • オルラ/オリーヴ園~モーパッサン傑作選~

    オルラ/オリーヴ園~モーパッサン傑作選~

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    部屋の中に目に見えない何かがいる……。妄想と狂気に呑み込まれていく男の日記「オルラ」。若き日の苦い思い出を浄化し、穏やかに過ごす老司祭のもとに、ある日、みすぼらしい身なりの若者が訪ねて来る。人生を揺さぶる直視し難い過去との対峙を描く「オリーヴ園」など、病魔に冒され、寡作になりつつある後期の作品のなかから8篇をセレクト。素材・テーマともに厳選されたからこそ顕出したモーパッサンの真髄がここにある。
  • おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)

    おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)

    「おれはおれを祝福し、おれのことを歌う」若きアメリカを代表する偉大な詩人・ホイットマン。元気で、おおらかで、気宇壮大、あけっぴろげで、しばしば野卑でさえあり、当時としては猥褻と見なされて批判を浴びることも少なくなかった大部な詩集から、アメリカという国家のあるべき姿を力強く謳い上げた19篇を厳選収録し、原文も併録。自由と民主主義への魂の叫び!
  • オンディーヌ

    オンディーヌ

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    森のなかの湖畔近くで暮らす漁師の養女オンディーヌは、ある日馬を休める納屋を借りに来た騎士ハンスに出会い、一目で恋に落ちる。ハンスもまた無邪気で美しい彼女に魅かれ、ともに城での生活を始める。ただ、彼女は人間ではなく、水の精だった――。水の精が「いまの言葉」で生き生きと語りだす。躍動感に満ちた20世紀フランスの国民的作家、ジロドゥの演劇の頂点。
  • 女の一生

    女の一生

    男爵家の一人娘に生まれ何不自由なく育ったジャンヌ。彼女にとって、人生は夢が次々と実現していくものであるはずだった。しかし、現実はジャンヌを翻弄し続ける。乳母妹だった女中のロザリが妊娠し、その相手が自分の夫であることを知った時、彼女は過酷な現実を生き始めた――。感情移入を抑えて、現実を美化せずにありのままを描く自然主義文学の真髄ともいえる傑作。
  • 回想・夢・思索(上)

    回想・夢・思索

    フロイト、アドラーと並ぶ、深層心理学の創始者の一人であるユングが、積極的かつ雄弁に人生を明らかにする! 幼少期から学生時代にかけての経験、父母との関係、精神科医としての仕事、フロイトとの出会いと決別、等々……。葛藤と思索に満ちたユングの生の物語を、ドイツ語版からの新訳で! 「ユング心理学を学びたい人は本書から始めるのがベストだ」と述べる監訳者による、初心者にもわかりやすい「ユング心理学入門」付き。
  • 怪談

    怪談

    「耳なし芳一の話」「雪女」「むじな」「ろくろ首」……。日本をこよなく愛したハーン(日本名、小泉八雲)が、古来の文献や伝承をもとに流麗な文章で創作した怪奇短篇集。日本の文化、伝統、習慣を世界に紹介し、いまや「日本文学の古典」として読み継がれるハーンの代表作。昆虫エッセイ「虫の研究」も収録。
  • 鏡の前のチェス盤

    鏡の前のチェス盤

    10歳の男の子が罰で閉じ込められた部屋で、古い鏡に映ったチェスの駒に誘われる。不思議な「向こうの世界」に入り込むと、そこには祖母や泥棒、若い男女らがいて……。哲学対話のようでもあり、語り手の「マッシモ」のとぼけた語り口と、鬼才セルジョ・トーファノの挿絵との貴重なコラボが実現した、20世紀前半イタリア文学を代表する異世界幻想譚。
  • 神を見た犬

    神を見た犬

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,210円 (税込)
    モノトーンで哀切きわまりない孤高の美の世界を描きながら、人が無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を類まれな感性で捉えて容赦なく突きつける、イタリアの奇想作家ブッツァーティの代表的短篇集。とつぜん出現した謎の犬におびえる人々を描く表題作、老いた山賊の首領が手下にも見放され、たった一人で戦いを挑む「護送大隊襲撃」、そして幻の傑作と謳われる「戦艦《死》」など22篇を収録。
  • カメラ・オブスクーラ

    カメラ・オブスクーラ

    小説・文芸
    4.3
    1巻984円 (税込)
    裕福で育ちの良い美術評論家クレッチマーは、たまたま出会った美少女マグダに夢中になるのだが、そこにマグダの昔の愛人が偶然姿をあらわす。ひそかに縒りを戻したマグダに裏切られているとは知らず、クレッチマーは妻と別居し愛娘をも失い、奈落の底に落ちていく……。あの『ロリータ』の原型であるナボコフ初期の傑作。英語版と大きく異なるロシア語原典の独特の雰囲気を活かし、細部の緻密な面白さを際立たせた野心的な新訳。
  • カルメン/タマンゴ

    カルメン/タマンゴ

    小説・文芸
    4.2
    1巻924円 (税込)
    純情で真面目な青年ドン・ホセは、カルメンの虜となり、嫉妬にからめとられていく。そして軍隊を抜け悪事に手を染めるうちに、カルメンの情夫を殺し……(「カルメン」)。黒人奴隷貿易を題材に、奴隷線を襲った反乱の惨劇を描いた「タマンゴ」。傑作中編2作を収録。
  • 感情教育(上)

    感情教育

    小説・文芸
    3.6
    1~2巻1,452~1,474円 (税込)
    法律を学ぶためにパリに出た青年フレデリックは、帰郷の船上で美しい人妻アルヌー夫人に心奪われる。パリでの再会後、美術商の夫の店や社交界に出入りし、夫人の気を惹こうとするのだった。夫人への一途な想いと高級娼婦との官能的な恋愛、そして打算の恋……。アンビバレントな恋愛感情に揺れ動く青年の精神を、激動する時代とともに描いた傑作長編。『ボヴァリー夫人』と並ぶフローベールの代表作を流麗かつ優美な新訳で。
  • カンタヴィルの幽霊/スフィンクス

    カンタヴィルの幽霊/スフィンクス

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,078円 (税込)
    結婚を控え、手相占いに翻弄される「アーサー・サヴィル卿の犯罪」。生真面目で頑張り屋の幽霊が棲みつくお屋敷をアメリカ公使一家が買って一騒動の「カンタヴィルの幽霊」。知る人ぞ知るあの長詩「スフィンクス」ほかワイルドの短篇4作に、出獄したワイルドを迎えた親友の女性作家が当時のワイルドの様子を綴る「回想」を含む佳作を収録。ワイルドのことがますます、好きになる短篇集。
  • カンディード

    カンディード

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,078円 (税込)
    楽園のような美しい故郷を追放されてしまった、まっすぐな心と純朴な気質をもつ“純真な”若者カンディード。恩師パングロスの説く「最善説」の教えを胸に、大地震、戦乱、盗賊や海賊の襲撃など、度重なる災難に立ち向かい、そして最後の最後、ついに一つの真実を見つけるのだが……。18世紀啓蒙思想家ヴォルテールの代表作。「リスボン大震災に寄せる詩」を本邦初の完全訳で収録。
  • 寛容論

    寛容論

    カトリックとプロテスタントの対立がつづくなか、実子殺しの容疑で父親が逮捕・処刑された「カラス事件」。狂信と差別意識の絡んだこの冤罪事件にたいし、ヴォルテールは被告の名誉回復のために奔走する。理性への信頼から寛容であることの意義、美徳を説いた最も現代的な歴史的名著。ヘイトスピーチ、ヘイトクライム、テロなどの暴力行為が世界各地で頻発し、罪なき人たちが諸悪の犠牲となっている21世紀の今こそ読まれるべき古典
  • カーミラ~レ・ファニュ傑作選~

    カーミラ~レ・ファニュ傑作選~

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,364円 (税込)
    舞台はオーストリアの暗い森にたたずむ古城。恋を語るように甘やかに、ときに情熱的に妖しく迫る美しい令嬢カーミラに魅せられた少女ローラは、日に日に生気を奪われ、蝕まれていく……。ゴシック小説の第一人者レ・ファニュの代表作である表題作と怪奇幽霊譚五編を収録。五編は「緑茶」「マダム・クロウルの幽霊」「幽霊と接骨師」「シャルケン画伯」「チャペリゾッドの幽霊」。
  • ガリレオの生涯

    ガリレオの生涯

    小説・文芸
    4.4
    1巻1,166円 (税込)
    地動説をめぐり教会と対立し、自説を撤回したガリレオだったが、幽閉生活で目が見えなくなっていくなか、じつは秘かに『新科学対話』を口述筆記させ、秘匿していたのだった……。ナチス支配下から冷戦までの状況下で描き続けられた“自伝的戯曲”であり、ブレヒト最後の傑作。
  • 消えた心臓/マグヌス伯爵

    消えた心臓/マグヌス伯爵

    異教信仰の研究者が自らの計画のために歳の離れた従兄弟の少年を引き取る「消えた心臓」。スウェーデンのある地方で発見した古文書のなかに記された“黒の巡礼”から戻った人物の来歴を探る「マグヌス伯爵」など、『好古家の怪談集』の8篇に「私が書こうと思った話」を収録。
  • 寄宿生テルレスの混乱

    寄宿生テルレスの混乱

    小説・文芸
    3.7
    1巻775円 (税込)
    お金を盗んだ美少年バジーニが、同級生に罰としていじめられている。傍観していたテルレスは、ある日突然、性的衝動に襲われる……。寄宿学校を舞台に、言葉ではうまく表わしきれない思春期の少年たちの、心理と意識の揺れを描く。「知性はどうやってサディズムに転じるのか。耽美主義はどうやってテロに転じるのか。無意識の大陸を発見した“第二のコロンブス”ムージルが、クールに描いたボーイズラブの古典」(訳者)
  • キム

    キム

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    植民地時代のインド。英国人孤児のキムは現地民に溶け込み逞しく暮らしていたが、チベットから聖なる川を探しに来たという老僧に感化され、弟子として同道する。だが現地語と変装が得意な彼は英国軍の目にとまり、やがて重大な任務を担うことになる……。ノーベル賞作家の代表長篇。
  • 饗宴

    饗宴

    なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか? 愛の神エロスとは何なのか? 悲劇詩人アガトンの優勝を祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあう。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の思想が論じられる対話篇の最高傑作。(『ΣΥΜΠΟΣΙΟΝ』改題)
  • 共産党宣言

    共産党宣言

    ビジネス・実用
    3.7
    1巻1,144円 (税込)
    マルクスとエンゲルスが共同執筆して1848年の二月革命直前に発表し、その後のプロレタリア運動の指針となり世界を大きく変えることになった、わずか23頁の文書。いわゆる“党派”的な檄文ではなく、労働者がなぜ虐げられているのか、なぜ搾取されるのかなど、資本主義の弊害、そのからくりを解く。労働者の団結こそが社会を変える力であるという、働く人びとの味方マルクスの主著の一つ。
  • 崩れゆく絆

    崩れゆく絆

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,232円 (税込)
    古くからの呪術や習慣が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。全世界で1000万部のベストセラー、アフリカ文学の父アチェベの記念碑的傑作待望の新訳!(『THINGS FALL APART』改題)
  • クリスマス・キャロル

    クリスマス・キャロル

    並はずれた守銭奴で知られるスクルージは、クリスマス・イヴにかつての盟友で亡きマーリーの亡霊と対面する。マーリーの予言通りに3人の精霊に導かれて、自らの辛い過去と対面し、クリスマスを祝う、貧しく清らかな人々の姿を見せられる。そして最後に自分の未来を知ることに――。話題の映画原作を古典新訳で!【光文社古典新訳文庫】
  • くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女

    くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,386円 (税込)
    クリスマス・イヴに贈られたくるみ割り人形。その導きで、マリーは不思議の国の扉を開ける……珠玉のメールヘン「くるみ割り人形とねずみの王さま」。役者ジーリオとお針子ジアチンタの恋を軸にして巻き起こる騒動。奔放な想像力が炸裂する「ブランビラ王女」。ホフマン円熟期の傑作2篇を収録。(解説・識名章喜)
  • クレーヴの奥方

    クレーヴの奥方

    フランス宮廷に完璧な美を備えた女性が現れた。彼女は恋を知らぬままクレーヴ公の求婚に応じ人妻となるが、舞踏会で出会った輝くばかりの貴公子ヌムール公に心ときめく。夫への敬愛と初めて知った恋心。葛藤の日々に耐えられなくなった夫人は、あろうことかその恋心を夫に告白してしまうのだった……。あえて貞淑であり続けようとした女性心理を描いた、フランス心理小説の嚆矢を清新な新訳で贈る。
  • 黒馬物語

    黒馬物語

    黒くて美しい馬ブラックビューティ。母馬と牧場で過ごした幸せな仔馬時代、優しいご主人の厩舎での成長や活躍、都会の新たな主人のもとで体験した虐待、見聞きした仲間の馬たちの物語まで、その波乱に満ちた一生を、馬自身の視点から描いた動物文学の名作(小学5年以上の漢字は総ルビ)。
  • 君主論

    君主論

    ビジネス・実用
    4.4
    1巻946円 (税込)
    傭兵ではなく自前の軍隊をもち、人民を味方につけ、時には道徳的な悪をもためらわない。フィレンツェ共和国の官僚で外交軍事の実務を担ったマキャヴェッリが、君主に必要な力量(徳)を示し、キリスト教的モラルから脱却した新しい君主像を提言した主著。マキャヴェッリのいうリアリズムとは現状追随ではなく、理想を実現するためにリアリストに徹するということである。近代政治学における最重要古典。
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

    グランド・ブルテーシュ奇譚

    善人も、偽善者も、悪人もバルザックの描く人間がおもしろい! 妻の不貞に気づいた貴族の起こす猟奇的な事件を描いた表題作、黄金に取り憑かれた男の生涯を追う「ファチーノ・カーネ」、旅先で意気投合した男の遺品を恋人に届ける「ことづて」など、90篇あまりもの作品からなる《人間喜劇》と呼ばれる作品群から人間の心理を鋭く描いた4篇を収録。ひとつひとつの物語が光源となって人間社会を照らし出す短編集。
  • グレート・ギャッツビー

    グレート・ギャッツビー

    絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男ギャッツビーが、ここまで富を築き上げてきたのはすべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せると信じて夢に賭け、そして砕けた男の物語。リアルな人物造形によってギャッツビーの意外な真実の姿が見えてくる新訳!
  • 経済学・哲学草稿

    経済学・哲学草稿

    ビジネス・実用
    3.8
    1巻748円 (税込)
    働くほど、なぜ人は貧しくなるのか? 勃興する資本主義を鋭く分析・批判し、のちに『資本論』に結実する経済学的思考。そしてヘーゲル批判から発し、労働の意味を肯定的に捉え直そうとする哲学的思考。この二つの思考が交わるところで、26歳のマルクス青年は革新的な思想を打ち立てた。輝くような、そして生き生きと躍動する思考の瑞々しさが、明晰な訳文で鮮やかに再現される。
  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖

    傾城(けいじょう)の恋/封鎖

    小説・文芸
    3.5
    1巻946円 (税込)
    離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇(パイリウスー)。異母妹の見合いに同行したところ英国育ちの青年実業家に見初められてしまう「傾城の恋」。封鎖中の路面電車のなかでの男女の行きずりの恋を描いた「封鎖」。占領下の香港と上海が舞台の恋物語と自伝的エッセー「戦場の香港」ほかを収録。
  • 毛皮を着たヴィーナス

    毛皮を着たヴィーナス

    保養地で出会った美しい寡婦ヴァンダと「理想の男女関係」を築こうとする夢見がちな青年ゼヴェリン。女王と奴隷の支配関係を望み、毛皮を着たヴァンダを崇めてその残酷な扱いに身をゆだねていくが、嗜虐行為はエスカレートしていき……。かの「マゾヒズム」の語源となった著者の代表作。
  • 消しゴム

    消しゴム

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,403円 (税込)
    殺人事件発生の報せを受けて運河の街にやってきた捜査官ヴァラス。しかし肝心の遺体も犯人も見当たらず、人々の曖昧な証言に右往左往する始末。だが関係者たちの思惑は図らずも「宿命的結末」を招いてしまうのだった。〈ヌーヴォー・ロマン〉の旗手、ロブ=グリエの代表作。
  • 賢者ナータン

    賢者ナータン

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    十字軍の停戦協定が成立したエルサレム。キリスト教徒のテンプル騎士に養女を助けられたユダヤの商人ナータンが、イスラムの最高権力者から「3つの宗教のうち本物はどれか」と問われる。18世紀、カントとならんで、啓蒙の世紀をリードした思想家レッシングの代表作であり、「寛容と人間愛」を説いた思想劇。付録に〈指輪の寓話〉(『デカメロン』)、〈寓話〉(レッシング)。

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