饗宴

饗宴

968円 (税込)

4pt

なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか? 愛の神エロスとは何なのか? 悲劇詩人アガトンの優勝を祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあう。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の思想が論じられる対話篇の最高傑作。(『ΣΥΜΠΟΣΙΟΝ』改題)

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饗宴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    エロスはイデアに昇るための強烈な欲求ってことかな?美の段階説(外見、内面、普遍、イデア)はいい視点になった。

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    ソクラテスやプラトンについて語られる時によく出てくる逸話が、もともとどんな文脈で語られたものかがわかって面白かった。訳者による時代背景等の解説も有用。

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    古代ギリシャ当時のエロス観と、ソクラテスの哲学的エロス観との対比が、物語調で書かれた本です。
    当時の少年愛という風習があることは知っていたし、ギリシャ神話を少しかじっていたことが理解の助けにもなり、読みやすかったです。
    訳者による、時代背景や登場人物一人一人のエロス論への丁寧な解説があるのはとてもあ

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    古代ギリシャの哲学者・プラトンによる、師匠であるソクラテスの物語のひとつで、エロス論です。

    舞台となるのは詩人・アガトン邸での饗宴(飲み会の一種)の席。アガトンが大勢の大衆を前に見事な詩を披露して優勝したお祝いの饗宴です。そこに出席した者たちが順々にエロスについて語っていきます。途中、演説の順番が

    0
    2022年05月23日

    Posted by ブクログ

    構えてたよりも読みやすくてびっくりした。
    文化の背景は違うけれど、現代にも通じそうなことを書いていて驚いた。

    0
    2022年01月20日

    Posted by ブクログ

    面白い!エロスの賛美をしていく中で、前半は神としてのエロスの賛美を。後半は神ではなくダイモンとして、美しいものよいものを目指す存在であることがかたられる。この欠如しているからこそ、欲し、追い求める姿こそがエロスだという解釈に帰着させるために、様々な視点からエロスについて語られる。途中のアガトンとソク

    0
    2022年01月02日

    Posted by ブクログ

    これは解説無くして読めなかったな。パイデラスティアという風習がどんなものか全く想像できないし、それ以前に寝椅子で横になって食事っていうことすら???だったしな。(多少横になってたほうが消化にはいいのか?)
    まあこの少年愛の理解は難しいだろうから、それはそういうものだということで受け入れて読む。
    でも

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    読みやすい。そして結構面白い。(文庫のくせにやたら高額なのが気になるけど)
    エロース賛歌、そしてかの有名な美のイデア論について。
    角川ソフィアだとたしか「恋について」って副題がつけられてたけど、なんかそれだと語弊があるような気はする。
    アリストファネスの神話がすごく好きで、それ目当てだったけど他の人

    0
    2019年06月21日

    Posted by ブクログ

    美へのエロスが高まっていけば、それが美のイデアの発見へと至る、というところか。
    イデアとは何か、まだ構築しているところ、という感じ。読んで面白いけども、読むべきなのかというと、そうでもないか?ゴルギアスもそうだけども。
    「国家」「ソクラテスの弁明」「パイドン」あたりを読めば、一旦はそれでいいのかもし

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    有名な哲学の古典。美のイデア、善のイデアにつながるように恋愛について語られている。少年愛のことをうまく変換できれば詰まることはないと思う。様々な言い方や角度から述べられるので飽きずに読むことが出来た。又、当時の風習については巻末の解説が割合丁寧なので、キリスト教以前のギリシャを考えさせてくれる。

    0
    2017年12月18日

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