ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか? 愛の神エロスとは何なのか? 悲劇詩人アガトンの優勝を祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあう。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の思想が論じられる対話篇の最高傑作。(『ΣΥΜΠΟΣΙΟΝ』改題)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
『ソクラテスの弁明』に引き続いてプラトンを読んだ。「哲学」と聞いて思い浮かぶようなお堅い文章とは対極にあるような平易で読みやすい文章だった。 「饗宴」とは酒を共に飲むいわば「飲み会」で、その名の通り非劇作家アガトンの開催する飲み会が舞台となる。饗宴の場に集まったパイドロス、パウサニアス、エリュクシマ...続きを読むコス、アリストファネス、アガトンが順番に恋愛の神エロスの賛美を述べ、その後ソクラテスがアガトンとの対話やディオティマとの会話を語る形式でエロスについて述べる。このソクラテスの言葉で展開されるのがかの有名なイデア論である。 個人的には、少年愛についての諸々が気になった。古代ギリシア・ローマ世界で一般的だった少年愛には、徳の大人から子供への伝授という教育的な意味合いがあったようだ(これはパウサニアスの論による)。解説によれば、フーコーの『性の歴史Ⅱ』もこの少年愛研究の影響下にあるらしく気になった。 また、アリストファネスの展開する「アンドロギュノス」の話も有名であり興味深い論点である。アリストファネスの喜劇を読んでみたくなった。
エロスはイデアに昇るための強烈な欲求ってことかな?美の段階説(外見、内面、普遍、イデア)はいい視点になった。
ソクラテスやプラトンについて語られる時によく出てくる逸話が、もともとどんな文脈で語られたものかがわかって面白かった。訳者による時代背景等の解説も有用。
古代ギリシャ当時のエロス観と、ソクラテスの哲学的エロス観との対比が、物語調で書かれた本です。 当時の少年愛という風習があることは知っていたし、ギリシャ神話を少しかじっていたことが理解の助けにもなり、読みやすかったです。 訳者による、時代背景や登場人物一人一人のエロス論への丁寧な解説があるのはとてもあ...続きを読むりがたいですね。 エロスとは、「何物とも比較できない、独立した普遍的な美」を追い求める欲望である(と解釈しましたが正しいのかはわかりません笑)、というソクラテス(プラトン)の考えが、後のプラトンのイデア論へと繋がっているそうです。
古代ギリシャの哲学者・プラトンによる、師匠であるソクラテスの物語のひとつで、エロス論です。 舞台となるのは詩人・アガトン邸での饗宴(飲み会の一種)の席。アガトンが大勢の大衆を前に見事な詩を披露して優勝したお祝いの饗宴です。そこに出席した者たちが順々にエロスについて語っていきます。途中、演説の順番が...続きを読む来たアリストファネスのしゃっくりがとまらず、次の順番をひとつ飛ばしてもらうアクシデントがありますが、これはこの哲学議論物語にユーモアで彩ったアクセントなのかもしれません。 まずはじめのパイドロスの話からもうおもしろかった。 「自分がなにか恥ずべき状態に置かれている状態を愛する者に見られるとき、最も恥ずかしいと感じるのです」 つまり、臆病な振る舞い、醜いふるまい、そういったことをしなくなるために、エロスが働いていると説いているのです。これは僕個人にも思い当たるものです。思春期になったときに、それまではふつうに感じられていた周囲の友人たちの汚い言葉や言動そして行動と、それらに溶け込んでいた自分というものに疑問と嫌悪を感じるようになりました。そのことについて、僕は自分がただ好い格好をしたいだけであって、そういった醜いふるまいを避けるようになったのだろうと、やや自嘲気味に考えていたのですが、パイドロスの説に照らしてみると、きちんと言えることが出てきます。すなわち、次のようなことになる。愛する人と釣り合うため、相手からの尊敬を勝ち取るためには、醜いふるまいを捨てねばならない。そうしない振る舞いは、愛に背くことになる、と。古代ギリシャの時点で答えが出ていたんですね。そのあたりがはっきりしないまま僕は成人しましたし、ある程度見切りをつけるまでにもそれからかなりの時間を要しました。 解説によると、口火を切ったパイドロスの議論はレベルの高いものだとは言えないとされていました。確かに、他の者たちの議論に比べると、話が短く、奥行きだってそれほどではないかもしれない。でも、本書をこのあと堪能するための基点として、見事な視点をまず与えてくれていると言えるでしょう。きれいなスタートのきり方に感じられました。 そうしてパウサニアス、エリュクシマコス、アリストファネスの議論を経て、詩人・アガトンは彼の議論のなかで言います、エロスは「最も美しく、最もよき指導者」。醜さから逃れさせるのがエロスであり、美しいふるまいをさせるのがエロスだからだというパイドロスの議論から繋がる言葉でした。 そしてクライマックスとなるソクラテスの議論がはじまります。ソクラテスがディオティマという名前の女性から「エロスとはなにか」について教えを受けている場面を、ソクラテスが回想するかたちで議論を進めていきます。これまでの5人のよる議論よりも高次で力強い議論が展開されていくのでした。 そのなかでソクラテスが、あたかも0と1の間のものの話ととれる内容を話していて恐れ入りました。エロスは自分に欠けているものを求めているのだし、美しさを求めているのだから、ではエロスは醜いのか、という論理展開に対して、いや、美しさと醜さの中間に位置する精霊(ダイモン)なのだ、という答えがそれです。それでもって、精霊が、両極を繋ぐ役割を持つという議論にも結び付いていく。このあたりを類推して考えると、昨今の二分法的な考え方に大きく一石を投じる内容だと思えるのです。0と1だけじゃなく、白と黒だけでもない、量子論的なそれらの間の部分に着目する考えです。 さて、ソクラテスの議論は、エロスの究極の形にまで行きつきます。個別の肉体的な美への愛から、すべての肉体的美の共通性への愛へと目覚め、それから精神性の美に目覚めて心を愛するようになり、そこから発展して人間と社会のならわしのあいだにある美に気づくようになる。次には知識の美しさへの愛に進み、知恵を求めるはてしない愛の旅の中で、思想や言葉を生んでいく、その境地が愛の最終地点なのでした。これらは「美の梯子」と呼ばれ、有名な理論なのだそうです。 また、「美の梯子」の前には、子を産むことが愛の目的であることも明かされていました。永遠を求めるのがエロスであり、子孫を残すことは人間という種の永続のための行為です。また、生命というかたちではなく、ソクラテスが言うには「知恵をはじめとするさまざまな徳」を生むこともエロスによることだとされている。つまりは創作すること、クリエイトすることも、エロスが関係することなのだ、というのです。予期していないところで創作論にも結び付いて、わくわくしました。愛、知的好奇心、創作はみなエロスでつながっているものなのかもしれません。 というところですが、読みやすい翻訳でしたし内容もつよく興味を惹くものでした。 今読んでも新しい古代ギリシャ。紀元前の知が、2000年以上を超えて、現在を新たに照らしくれます。
構えてたよりも読みやすくてびっくりした。 文化の背景は違うけれど、現代にも通じそうなことを書いていて驚いた。
面白い!エロスの賛美をしていく中で、前半は神としてのエロスの賛美を。後半は神ではなくダイモンとして、美しいものよいものを目指す存在であることがかたられる。この欠如しているからこそ、欲し、追い求める姿こそがエロスだという解釈に帰着させるために、様々な視点からエロスについて語られる。途中のアガトンとソク...続きを読むラテスの対話でアガトンのエロス解釈が誤りであることを気づかせたソクラテスの手法は、部下との面談の場でも活かせないものかと思う。
これは解説無くして読めなかったな。パイデラスティアという風習がどんなものか全く想像できないし、それ以前に寝椅子で横になって食事っていうことすら???だったしな。(多少横になってたほうが消化にはいいのか?) まあこの少年愛の理解は難しいだろうから、それはそういうものだということで受け入れて読む。 でも...続きを読む結局エロスは何なのかが、ディオティマなる巫女?の話で説得されて終わってしまった。うーむ、、もうちょっと考えてみたい。エロスについてはパイドロスでも議論されるみたいなのでそちらをみてみよう。 アルキビアデスのソクラテスに対する感情は、何となく理解できる。ああ、そう、美少年繋がりのせいかもしれないが、ドリアン・グレイを思い出した。弱さ。ガラスのような美しさ、透明さ、故の脆さ。
読みやすい。そして結構面白い。(文庫のくせにやたら高額なのが気になるけど) エロース賛歌、そしてかの有名な美のイデア論について。 角川ソフィアだとたしか「恋について」って副題がつけられてたけど、なんかそれだと語弊があるような気はする。 アリストファネスの神話がすごく好きで、それ目当てだったけど他の人...続きを読むの話も興味深かった。 それにしてもソクラテスのおっさん、いけ好かねえなー。
美へのエロスが高まっていけば、それが美のイデアの発見へと至る、というところか。 イデアとは何か、まだ構築しているところ、という感じ。読んで面白いけども、読むべきなのかというと、そうでもないか?ゴルギアスもそうだけども。 「国家」「ソクラテスの弁明」「パイドン」あたりを読めば、一旦はそれでいいのかもし...続きを読むれない。 他のも読むと、発見や楽しみはあるけど、そのあたりを読み始めたときの驚きはもうあんまりないのかも。 また、そのうち読みたくなったらプラトン読もう。もう次にいっていいかな、と思う。 アリストテレスにいこう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
饗宴
新刊情報をお知らせします。
プラトン
中澤務
フォロー機能について
ソクラテスの思い出
メノン~徳(アレテー)について...
ゴルギアス
プロタゴラス~あるソフィストと...
永続革命論
論理哲学論考
フロイト、無意識について語る
弁論術
「光文社古典新訳文庫」の最新刊一覧へ
ブルーバックス解説目録 202...
JICA Magazine 2024年10月号:ジ...
小学館版 学習まんが人物館 広...
【無料お試し版】今のわたしにな...
世界中が受け入れないぶっ飛んだ...
世界一エグいニンゲンのトリセツ
講談社現代新書 解説目録 20...
「学術・語学」無料一覧へ
1位
エゴグラム
2位
内発的動機づけと自律的動機づけ
3位
森山和正の司法書士Vマジック
4位
森山和正の司法書士Vマジック4 ...
5位
森山和正の司法書士Vマジック3 ...
6位
昭和100年の100人
7位
【合本版】世界一わかりやすい ...
「学術・語学」ランキングの一覧へ
アルキビアデス クレイトポン
試し読み
饗宴 恋について
クリトン
国家 上
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲饗宴 ページトップヘ