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作品一覧
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4.2全1巻660円 (税込)「勝ちたい! 強くなりたい! 世界一のサッカー選手になりたい!」サッカーが大好きな少年は夢を見た。だが、現実は思い通りにならず、いらだつ。そんな彼の前に現れる謎の老人。少年は知らず知らず老人の言葉に引き込まれ、人生の指針を掴み取っていく。"神は死んだ"超人たれ!"ニーチェの残したアフォリズムの数々の本当の意味を、ひとりの少年の成長物語を通じて解説。元気のでるまんが作品にしました!
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ドイツの思想家・古典文献学者ニーチェの思想のエッセンスが詰め込まれた本。
名前だけ借用したゾロアスター教の開祖ツァラトゥストラの口を通して、ニーチェの思想が語られる。キリスト教聖書のパロディでもあり、物語でもあり、詩でもある。
人生は無意味だ。でも、だからこそ、無意味から始めてみなくちゃあならない。あの世に意味を見出して、この世の生を弱めても、生の無意味を克服することはできない。生きていることにうんざりしているときにこの本を読めば、きっと新しい無意味を見つけられる。
ニーチェは、「神は死んだ」というフレーズが特に独り歩きして有名だけれど、「人間だったんだよ、神なんて。」(57)という表現 -
Posted by ブクログ
この本は聖書のパロディーだと訳者あとがきに書いてあったけど、聖書を知らなすぎて元ネタが全くわからなかった。でも、パロディーなんだとしたら当時のキリスト教世界の人々にとって衝撃的な問題作であったことは容易に想像できる。私なら、お釈迦様とかのエピソードを色々出してきてそんでもって「釈迦は死んだ」とか言われたら、はぁ?ってなるかもしれない。いや、まぁ、釈迦は死んでるんだけど。というか、私は仏教徒ではないけど…
ニーチェの無神論は、なんとなく禅宗などの考え方とニアミスな部分がある気がする。
坂口安吾ともなんとなく通じるような。
ハッとする言葉がたくさんあった。
下巻が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い」と中島敦は言っていますが、苦しみを何度味わっても自分の生を肯定的にとらえ上昇を希求すれば、何度繰り返しても足りない。学ぶことは永遠にある。って言ってる気がしました。
最後は、全てのものごとは繋がっている、喜びは苦しみが深いほど素晴らしくなる、しんどいから人生は深くなる、すべてを味わえと、どこか宇宙的な極致に到っている感じがあります。
ニーチェは苦しみの多い生だったのではないかとこの本を一冊読んだだけでも伝わってきますが、そんな中でも、今を頑張れ、過去を肯定しろ、大丈夫だ、笑うんだ、軽々とダンスをしながら、誰かの基準では -
Posted by ブクログ
ネタバレ
大きなあこがれについて
おお,俺の魂よ,俺はお前に全てを与へた.俺の手は,お前に触れて空つぽになつてしまつた.ところが,いま!いまお前は俺に微笑みながら,実に憂鬱さうに云ふ.「私と貴方では,何方が感謝すべきなんでせうね?与へる側が,受け取つてもらつた事を感謝すべきなんぢやないかな?プレゼントする事は,必要に迫られてるからぢやないかな?受け取るのは,憐んでゐるからぢやないかな?」おお,俺の魂よ,俺には,お前の憂鬱が微笑んでゐるのがわかる.お前は豊かすぎるので,憧れの手を差し出してゐるのだ!
FriedrichWilhelmNietzsche
AlsosprachZarathustra