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Posted by ブクログ 2022年06月16日
「徳は教えられるか」、それ以前に「徳とはそもそも何か」という問いに導かれて、
それらの問いに答えることはできるのか、そのような問いにどうすれば多少なりとも答えられるか、という方法の問題にも話題がおよぶ。
想起説、仮設の方法、行動における正しい思わく、など、色々な話題が出て来て面白かった。
また、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月04日
プラトン哲学のうち、初期に書かれた戯曲。「アレテーは教えられるか?」を問う若者メノンに対し、「そもそも自分はアレテーが何かすら知らない。よって、アレテーは教えられるかを知る由もない」とソクラテスが答える。メノンにアレテーとは何か問い、反駁し続ける事で、事物の本質を自分の頭で考え、「想起」する重要性を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月18日
「プロタゴラス」で、ホメロスを引用して“2人で行けばどちらかが先に気付くことができる”と言っていてるのだけど、いいこと言うなあと思う。
プロタゴラスに引き続きアレテーについての探究。誰もいなければ歴史の中での対話に参加することができると教えてくれたのはセネカなのだけど、プラトンのおかげ。彼らは無理強...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月19日
プラトン(渡辺邦夫・訳)『メノン』、光文社古典新訳文庫。
藤沢令夫訳も以前読んでいるけど、これはまたものすごく読みやすい。
とくに「探求のパラドックス」に答える場面、
メノンの召使いの少年が任意の正方形から
二倍の面積の正方形を作図する方法を考える場面など、
たぶん誰でもすいすい読めるはず
(藤沢...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月27日
「徳は教えられるものではない。」ということを、メノンという青年との対話によって延々と証明していく話。すぐれた徳性をもつ世に知れた偉大な人物の息子は果たしてすぐれた人物になっているかというとどうもそういう例はないらしいということから、いわば帰納的に、徳は教えられるものではないということを論じていく。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月31日
意外と面白かった哲学の本。哲学は自分にとって難しいが、これは比較的読みやすい方だと思う。自分は、ソクラテスの考えにはメノンのように「その通りです」とか簡単に頷けなくて、それは違くない?と思ってしまう部分もあった。だが、哲学の考え方を教養として学べて良かった。
自分の友人がソクラテスを「屁理屈おじさん...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月20日
「教養として学んでおきたい哲学」という書籍でおすすめされていたので読みました。哲学に関する書籍はこれが2冊目です。会話形式なので読みやすく、取っかかりやすかったです。後半には訳者の解釈が述べられており、訳文を読んでいて疑問に感じた点が補足されています。なるほどなぁと感心する点もあるのですが、プラトン...続きを読む
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