作品一覧

  • ロバート・ジョンソンより前にブルース・ギターを物にした9人のギタリスト
    -
    1巻2,750円 (税込)
    1920年代にスターとして人気を博し、録音を残したブルースマンの貴重なドキュメント 1920年代、シカゴ、アトランタ、ニューオーリンズなどアメリカ各地で活躍したカントリー・ブルースのスターの生涯を丹念な取材で描く真説満載のノンフィクション。元米ギター・プレイヤー誌の編集者で長年ブルース・ギターについて研究してきた著者が、最新の考証をもとに9人のブルースマンの実像を掘り下げる。高名なブルースマン、ロバート・ジョンソンが初録音したのは1936年だが、本書では20年代にすでにレコーディングを果たしていた9人を取り上げる。ライ・クーダー、B.B.キング、ジョニー・ウィンターなどさまざまなミュージシャンの貴重な証言も収録したブルース・ギター研究本の決定版。米Living Blues誌“Blues Book Of The Year”受賞作品。 【登場ギタリスト】 シルヴェスター・ウィーヴァー/パパ・チャーリー・ジャクソン/ブラインド・レモン・ジェファーソン/ブラインド・ブレイク/ブラインド・ウィリー・マクテル/ブラインド・ウィリー・ジョンソン/ロニー・ジョンソン/ミシシッピ・ジョン・ハート/タンパ・レッド
  • おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)
    3.7
    1巻481円 (税込)
    「おれはおれを祝福し、おれのことを歌う」若きアメリカを代表する偉大な詩人・ホイットマン。元気で、おおらかで、気宇壮大、あけっぴろげで、しばしば野卑でさえあり、当時としては猥褻と見なされて批判を浴びることも少なくなかった大部な詩集から、アメリカという国家のあるべき姿を力強く謳い上げた19篇を厳選収録し、原文も併録。自由と民主主義への魂の叫び!
  • ビリー・バッド
    3.5
    1巻1,012円 (税込)
    18世紀末、商船から英国軍艦ベリポテント号に強制徴用された若きビリー・バッド。新米水兵ながら誰からも愛される存在だった彼を待ち受けていたのは、あたかも邪悪な謀略のような「運命の罠」だった……。緊張感みなぎるストーリー展開と哲学的な考察につらぬかれた現代性。アメリカ最大の作家メルヴィル(『白鯨』)の遺作にして最大の問題作が、いま鮮烈な新訳で甦る。

ユーザーレビュー

  • おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)

    Posted by ブクログ

    自由の中にある規則性がある程度わかりやすく,情景が見えやすい。アメリカは何をもって独立したのか,本書の自由なスタイルから読み取れる気もする。

    抄訳+原文という形式は,ホイットマンに入門するにはちょうど良いだろう。

    0
    2022年07月25日
  • ビリー・バッド

    Posted by ブクログ

     18世紀末、若きフォアトップマン、ビリー・バッドは、商船ライツ・オブ・マン号から、英国軍艦ベリポテント豪に強制徴用された。強制徴用とは、対ナポレオン戦争の時に、絶対的に水夫が不足していたイギリスが、商船や酒場から、拉致するようにして水夫を集めた、かなり無茶なやり方だった。人材不足が極まった時は、囚人を水夫に採用することもあったそうだ。本意で集められたわけではないため、水夫の反乱も起こっている。文中でもノア湾での反乱について言及されている。つまり、強制徴用した船の船長や、もとからいた乗組員には、強制徴用された水夫達に対して、もとから不信感があった。

     その事を前提にすると、ビリーの行為に対す

    0
    2025年09月28日
  • ビリー・バッド

    Posted by ブクログ

    メルヴィル 「 ビリーバッド 」著者の遺作 中編小説

    キリスト教道徳の寓話にも読めるし、共同体の中で 秩序と苦悩を描いた小説にも読める。著者の人生の総決算としての思想哲学 にも感じる。

    著者が描きたかったのは 多様で複雑で曖昧な現実の世界。そんな世界で どのように秩序を守るのかを 伝えたかった と捉えた

    船中という人種や身分が多様な共同体が舞台。一神教的な 善と悪の二項対立では 共同体の秩序は保たれない。善の象徴である主人公のビリーバッド、知性の象徴であるヴィア艦長。ヴィア艦長の苦悩と共同体の秩序を保つ姿が印象的

    キリスト教道徳の寓話
    *狡知に対して 経験、才覚に欠け〜なりふり構わず

    0
    2018年11月28日
  • ビリー・バッド

    Posted by ブクログ

    程よい長さの作品でメルヴィルっぽさもあり読む価値のある作家であることが伺える作品。最初に「白鯨」を手にして挫折する前にこの作品でメルヴィルに慣れておくのも悪く無いと思う。たしかに脱線はよくするし衒学的なところもある。それでも、読むに値する内容が伴っている。なので、読み通す価値は十分にあるように思う。読むと色んな事を考えさせられるいい作品だと思います。

    0
    2017年12月18日
  • おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【本の内容】


    [ 目次 ]
    自己なるものをおれは歌う
    おれにはアメリカの歌声が聴こえる
    おれ自身の歌(抄)
    おれは電熱の肉体を歌う(抄)
    おれはルイジアナで一本の樫の木が生えているのを見た
    オープンロードの歌(抄)
    揺れやまぬゆりかごから
    鷹の睦みあい
    農家の図
    ランナー
    浅瀬をわたる騎兵隊
    灰色にかすむ払暁の野営の光景
    リラの花が先ごろ戸口に咲いて(抄)
    おお船長!わが船長!
    ふらりと出歩く子がいた
    結局、わたしは
    インドへの道(抄)
    音も立てずじっとしている一匹の蜘蛛
    さらば、わがうちなる空想の人よ!
    Leaves of Grass(英文原典)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    0
    2015年01月18日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!