ビリー・バッド

ビリー・バッド

1,012円 (税込)

5pt

3.5

18世紀末、商船から英国軍艦ベリポテント号に強制徴用された若きビリー・バッド。新米水兵ながら誰からも愛される存在だった彼を待ち受けていたのは、あたかも邪悪な謀略のような「運命の罠」だった……。緊張感みなぎるストーリー展開と哲学的な考察につらぬかれた現代性。アメリカ最大の作家メルヴィル(『白鯨』)の遺作にして最大の問題作が、いま鮮烈な新訳で甦る。

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ビリー・バッド のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     18世紀末、若きフォアトップマン、ビリー・バッドは、商船ライツ・オブ・マン号から、英国軍艦ベリポテント豪に強制徴用された。強制徴用とは、対ナポレオン戦争の時に、絶対的に水夫が不足していたイギリスが、商船や酒場から、拉致するようにして水夫を集めた、かなり無茶なやり方だった。人材不足が極まった時は、囚

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    メルヴィル 「 ビリーバッド 」著者の遺作 中編小説

    キリスト教道徳の寓話にも読めるし、共同体の中で 秩序と苦悩を描いた小説にも読める。著者の人生の総決算としての思想哲学 にも感じる。

    著者が描きたかったのは 多様で複雑で曖昧な現実の世界。そんな世界で どのように秩序を守るのかを 伝えたかった

    0
    2018年11月28日

    Posted by ブクログ

    程よい長さの作品でメルヴィルっぽさもあり読む価値のある作家であることが伺える作品。最初に「白鯨」を手にして挫折する前にこの作品でメルヴィルに慣れておくのも悪く無いと思う。たしかに脱線はよくするし衒学的なところもある。それでも、読むに値する内容が伴っている。なので、読み通す価値は十分にあるように思う。

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    白鯨を読む前に一度著者の雰囲気を知っておきたかったので、手短に読めるこの本を一読。何とも言えない終わり方だが、これが作家の雰囲気らしい。物語としては秀逸。白鯨を読むかどうかは暫くおいておこう。

    0
    2013年12月22日

    Posted by ブクログ

    昔の文体で読みにくいけど、解説やあとがきを読んで理解が深まった。
    吃音の描写があるから読んだけど、結構少なかった。なので読むのに時間かかった。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    どこかでオススメとして紹介されていた本。
    ハーマン・メルヴィルははじめて読んだ。
    作品もモビーディックしか知らないし、なんか怖そう&暗そうな作品としか知らなかった…。

    本書も不穏な終わり方をするらしいことははじめからチラチラと提示されている。
    ストーリーは短いし、実際かなり薄い本なのだけど

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    國分功一郎の『中動態の世界』において、中動態の概念の事例として用いられていたことから興味を覚えた。中動態~の中であらすじは語られてしまっていたので、淡々と読み進めた感じだったが、國分の主張と含めて、人間の意志と決断、そして責任についてあたらためて考えるようになった。なにげにメルヴィルは初めてだったの

    0
    2018年03月14日

    Posted by ブクログ

    匂い系ときいたのでさらっと。ワンコ誘い受。本橋馨子によるマンガ化がいいと思います!船室にワセリンとか、さりげに置いてほしい。

    0
    2013年02月07日

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