作品一覧

  • オイディプス王
    4.2
    危機に瀕する都市国家テーバイを救うためオイディプス王は神託を請う。結果は、「先王ライオス殺害の犯人を罰せよ」だった。真相が明らかになるにつれ、みずからの出生の秘密を知ることになる彼を待ち受けていた運命とは? 「エディプス・コンプレックス」のもとになるなど、後世の文学、思想に大きな影響を与え、今も全世界で読み継がれ、上演されつづけるギリシャ悲劇の最高傑作。
  • コロノスのオイディプス
    -
    みずから両眼をえぐって盲目となったオイディプスは、しばらくはテーバイに止まることを許されたが、のち追放されて、姉娘アンティゴネーに助けられつつ、諸国を流浪し、結局アテナイの郊外コロノスに辿りつく。このコロノスで、オイディプスはその最初に足を止めた所がエウメニデス女神達(復讐の魔女)の聖域であることを知って、神託による自己の終焉の地に来たことを悟る。ソポクレス最晩年の作。
  • オイディプス
    -
    テーバイ王の子オイディプスは、スピンクスを退治してテーバイの王位に即く。初めのうちはきわめて幸福に暮らし、先王の妃イオカステーとの間に二男二女を儲け十数年を経る。ところが突然市に悪疫が流行(はや)り出し、作物は実らず、家畜は倒れ、女は子供を産むことができなくなる。そこで、市の司祭は市民達を引き連れて王に嘆願に来る。先きのスピンクス退治同様、なんらかの方法で今度も市を救ってもらいたいというのである。王自身も前から心配していて、デルポイの神託を伺わせに使いを派遣していた。その報告によれば、「先きに非業の死をとげた先王の仇を打たないかぎり禍(わざわい)はやまない」という。オイディプスはあらゆる手段を尽くしてその犯人を探し出してみせると誓う…自らがその犯人であることを知らずして。
  • アンティゴネー
    -
    「人間の作った規則」よりも「神の定め給うた掟」のほうが大切だと言い張って死を覚悟で兄の埋葬をおこなうアンティゴネー。彼女を岩屋に閉じこめた叔父でテーバイ王のクレオーンは取り返しのつかない悲劇を招く。ソポクレス円熟期の傑作のひとつ。
  • ギリシア悲劇全集
    -
    1巻3,960円 (税込)
    アイスキュロスの「テーバイを攻める七将」「縛られたプロメテウス」「アガメムノン」など7点、ソポクレスの「アンティゴネー」「オイディプス王」「コロノスのオイディプス」など7点、エウリピデスの「メデイア」「ヒッポリュトス」「トロイアの女たち」「タウリケのイピゲネイア」「エレクトラ」「アウリスのイピゲネイア」「バッコスの狂信女たち」など19点を収録。
  • ソポクレス全作品集
    -
    円熟期のギリシア悲劇を名実ともに担ったソポクレスの、現存する作品全7編を収録するソポクレス全集。「オイディプス王」はなかでも最も有名な傑出した作品であるが、最晩年の作と思われている「コロノスのオイディプス」は、これに勝るとも劣らぬ評価を得ているこの詩人の最高傑作である。

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ユーザーレビュー

  • オイディプス王

    Posted by ブクログ

    戯曲を読むのは、リア王以来の2作目。
    紀元前の作品はいかなるものか、と思いつつ手に取るも、その完成度の高さに驚いた。
    舞台上で演じられる様子を想像しながら読む。

    ソポクレスは、アイスキュロス、エウリピデスとともに古代ギリシャ三代詩人の一人。
    「オイディプス王」は、ギリシャ悲劇を代表する最高傑作と言われているそうな。

    国が疫病や飢饉にみまわれ、伺いをたてたアポロンからのお告げは、先王を殺した犯人を罰せよと。
    オイディプス王は国のために犯人を探すも、予言者や出身国の使者の言葉によって混乱し、真実を知る。

    短いのによくできている。
    劇場で見たら、さぞや心震えることだろう。
    活字ですらそうなのだ

    0
    2026年06月07日
  • オイディプス王

    Posted by ブクログ

     エディプスコンプレックスからオイディプス王のあらすじは知っており、それで知っているつもりになっていたが、本翻訳にて原点の物語を受け取り、なんて面白くそして悲しい物語であったのかを十二分に受け取った。結末を知っていたとしても、登場人物たちの葛藤がドラマを生み、ハラハラさせられる。そして皆誰かのためにかくしごとをするが、無情にもその想いは裏切られる。本当に好き。

    0
    2026年06月06日
  • オイディプス王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分で自分の首をじわじわと絞めていく物語に、ドキドキハラハラした。
    初めてこういう本を読んだがとても面白かった。

    0
    2026年02月25日
  • オイディプス王

    Posted by ブクログ

     この本は、紀元前427年に執筆され、大ディオニューシア祭にて上演された。その時、ソフォクレスは70歳前後だった。読んで、感じたのは、余分なものを全て削ぎ落として、実にスマートな演劇シナリオである。まさに、洗練され、曇りが全くないのだ。言葉の背景を読み取らせる編集法だ。

     神託(デルフォイの信託)で予言された「父を殺し、母と結婚する」という大きなテーマがどっかりと座っている。それは、村上春樹の『海辺のカフカ』の15歳の少年田村カフカは、父親から「お前は父親殺しと母親との交わり(オイディプス王)の宿命を背負っている」という呪いをかけられる。
     しかし、ソフォクレスの「父親殺し」は、やはりスケー

    0
    2025年09月09日
  • オイディプス王

    Posted by ブクログ

    公演を観に行って感動したあまりその日のうちに本屋で買い求めたのだが、なんと本屋で2冊見比べて気に入って選んだ方がたまたま今日見た舞台でも採用されている本だった。かなり嬉しいし、やはりそれだけ現代人にわかりやすい訳になっているのだろう。

    0
    2025年02月21日

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