ハリエット・ビーチャー・ストウの作品一覧
「ハリエット・ビーチャー・ストウ」の「アンクル・トムの小屋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ハリエット・ビーチャー・ストウ」の「アンクル・トムの小屋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とても面白かった。敬虔なトムが神の教えに従い、黒人奴隷の渇ききった心に愛を与える。トムの優しさに触れた黒人奴隷はトムの信じるクリスチャンの心を知る。今日では「アンクル・トム」という言葉は「白人に屈従する黒人」という意味を持つらしくタブーとされている。しかし、屈従などこの本のトムはしていなかった。自分の口できちんと白人に抵抗し、自分の強い心を示していた。著者は黒人奴隷の人間らしい心を認め、白人の無視する心をたしなめた。文中にも天国から除外される人は積極的に善行を行わないことを糾弾されるとある。屈従しているのは奴隷問題に対し見て見ぬ振りをしていた当時の白人の方であって、アンクル・トムの小屋のトムは
Posted by ブクログ
つい最近光文社文庫で新訳ができたということで、昔からタイトルだけは知っていたものの読めてよかった。世界史の資料集で『奴隷制度を告発した』とか紹介されていたような気がしたのでもっと堅苦しいものかと思っていたが、当時の実情を知るのみでなく読み物としてもとても面白かった(最後のハリス一家の大団円はできすぎ感も否めないが)。登場人物それぞれのキャラがたっており、奴隷制度への受け取り方もさまざまに描かれているのも興味深い。また、黒人奴隷の側も必ずしも善人ではないのもよかった。
現実にはジョージ坊ちゃまのいないアンクル・トム、逃亡に失敗するハリス家が多かったのだろうと胸が痛む。
これを受けて昨今に残る
Posted by ブクログ
南部のシェルビー家いたトムは、ある日借金返済を含め、売られることになる。いつか買い戻すと言うことを信じて、ニューオーリンズの奴隷市場へ向かうことに。トムは南部ニューオーリンズに向かう船の中で主人サンクレア氏と一人娘エヴァに引き取られる。サンクレア氏の下で、とても幸せに過ごすがある日一人娘のエヴァは心臓の病で亡くなり、続けてトムを解放しようとしていた主人のサンクレア氏もカフェにいたところ喧嘩に巻き込まれて突然亡くなる。
残された奴隷たちは、主人のサンクレア氏の妻マリーと過ごすが奴隷市場に売られることに。トムとアドルフと他6人はスケッグズ氏によってリグリー家に引き取られていくことに。トムは具合の悪
Posted by ブクログ
面白かったし他の人にも勧めたい。
世界史の資料集にタイトルが出てきたのを何となく覚えていて、ちょっと前にハックルベリー・フィンの冒険を読んだりBLM運動もあったりしたのもあって黒人奴隷・差別の歴史に興味を抱いて読んでみた。
程よい人数の登場人物と場面切替もあり読みやすい。トムが真面目実直な人物だからこそどうか少しでも良い生活を送って欲しいと思う(下巻はまだ読んでないので)。奴隷を「使う」側の白人の側にも良心的な登場人物がいて救われる。また、奴隷制度廃止の北部の心情の中には、(オーガスティンの推測としての)オフィーリア嬢のように近くに置いておきたくないという立ち位置もあるつと
奴隷にされ酷使