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「耳なし芳一の話」「雪女」「むじな」「ろくろ首」……。日本をこよなく愛したハーン(日本名、小泉八雲)が、古来の文献や伝承をもとに流麗な文章で創作した怪奇短篇集。日本の文化、伝統、習慣を世界に紹介し、いまや「日本文学の古典」として読み継がれるハーンの代表作。昆虫エッセイ「虫の研究」も収録。
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Posted by ブクログ
読みやすく、面白い。 解説にもあるように、ほとんどは再話文学で、またこの本によって有名になって児童向けの怪談集などに収録されているために、幼い時分に読んだ記憶のあるものだったが、出典の明示されていない「かけひき」(解説ではリラダンの影響が指摘されているが)は日本的怪奇趣味に合理主義的なオチがポンとく...続きを読むっついているのが面白かった。 また、後半の「虫の研究」3編はそれぞれ味わいが異なる。「蝶」は日本の蝶を愛でる感性や逸話の多くが中国由来と考えられる、とことわりを入れつつも、蝶の登場する俳句などを列挙し、その詩心を賞賛する。「蚊」では墓に供えられた水から蚊が沸いて困るが「仏教では殺生を禁じている…」(そういえばそうだと膝を打った!) 「蟻」はアリの社会性をスペンサーの社会進化論に結びつけて論じる。社会進化論は帝国主義の正当化(西洋人が未開地域の文明化を果たしてやってるのだ!という考え方)と結びつくので、今日日評価されにくい思想だけれど、日本の滅びゆく近世と心中するような文章を書いた著者の目を通してみると、社会進化論をそう読む人もいたんだ…と感心する。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」の新訳。2018年の初版で、訳者は南條竹則だ。訳が新しく、これまでの「怪談」研究の成果を踏まえているので、とても読みやすい。しかも、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯について解説も記載されており、至れり尽くせりだ。初めて「怪談」を読む人には、この本をお勧...続きを読むめしたい。
森鴎外を読んで、ちょっぴり日本の昔の話に興味が出てきたので本作を手に取った。再読。 1作目の耳なし芳一がとても良い。平家の恨み悲しみが伝わってきて涙しそうになった。怖いけど物哀しい。これぞ日本の怪談話。素晴らしい。 一方でむじなや雪女はコンパクトに纏められており、外国人が書くから淡白なのかなぁと感じ...続きを読むた。ハーンの英文を日本人が翻訳しているため不思議な感覚はある。日本の文化や風習、民族性が表現され、現代人の私が読んでも気づきがある。よく書き残してくださったと感謝する。 次の朝ドラがラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻セツの話らしい。この春に松山城を訪れた際に知った。どういった経緯でハーンが日本を愛する事になったのか、怪談を書くためにどのような苦労があったのか知れるだろうか、と「あんぱん」を見ながら期待している。
耳なし芳一、ろくろ首、雪女、幼少の頃、恐怖の世界に陥し入れてくれた物語がここにあった。 ただ、今読むと恐怖というよりは不思議な物語ばかりだ。さらに言えば美しさすら感じる。私も歳を重ねたものだな。
知人の主催されているオンライン読書会の課題本として、最初の三編を読み合いました。やはり「耳なし芳一」が圧倒的知名度でしたが、平家絡みの話とは知らなんだ。なぜ「耳」なのかについては、耳は世界との回路=異界との回路=あの世とこの世をつなぐから「見えていた」のではないかと考えました。また、語られた物語の当...続きを読む時は、「死」が身近だったために、より「生」への思いや執着が強かったのではないかと考えました(以下、つづく)。
他の話は有耶無耶になったり不思議だなぁって話が多い中、「ろくろ首」だけ力技で倒してるのがツボに入った 最後の訳者の昔話が怖かった
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