ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
その魂の底に清らかな情熱をたたえた庶民詩人は、日本の珍書奇籍をあさって、久しく塵にまみれていた陰惨な幽霊物語に新しい生命を注入した。壇ノ浦の合戦というロマンティックな歴史的悲劇を背景に、盲目の一琵琶法師のいたましいエピソードを浮き彫りにした絶品「耳なし芳一のはなし」等芸術味豊かな42編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
若いころから何度も繰り返して読んでいます。もう何回読み返しているか、わかりませんが、読むたびに新鮮で全く飽きません。ハーンの怪談って怖いだけではないのですよね。なんというか怖い話でも作者の感じ方が優しく、何度も読み返したくなります。稲川さんの怪談にも通じるものがあるかもしれません。 ハーンというとい...続きを読むわゆる「怪談(kwaidan)」が有名ですが、他にも「影」「骨董」「日本雑録」など怖い話が収録されている作品がたくさんあります。この角川文庫版は、そんな作品群からたくさんの怪談が収録されています。
読んだことないの入ってるかな~と思って借りた一冊。 42編は有名な作品ばかりで、残念ながら未読作とは出会えませんでした。 が、怪談と言うよりファンタジーのような、大人のメルヘン世界の感覚は何度読んでも面白く、ますます好きになりました。 中国古典が元になっているのもあるので、久しぶりに漢文にも触れたく...続きを読むなりましたよー。
日本の伝説民話を元に書かれた物語、42篇が収録されている。耳なし芳一と雪おんな以外は、初めて知る話ばかりだった。不気味さと、不思議さと、美しさ。美しさには色々あって、自然の美しさ、人情の美しさ、女性の美しさなど。日本の怪談には、美しい女性の存在がつきものなのだと改めて感じた。美人が登場する物語がとて...続きを読むも多い。恐怖と美しさは、時に共存している。生き物や植物の不思議な話は、梨木香歩さんの「家守綺譚」の世界に通じるものがある。「安芸之助の夢」「衝立の乙女」「常識」が好き。
日本人には心の内に秘めて滅多に他人には見せない気持ちがある。しかしそれが何かの拍子に枷が外れて溢れ出して来る時、思いも掛けない事が起こり悲劇になる。この本にはそういうタイプの話が多いように思います。
最近聞く怖い話よりも怖く感じる小泉八雲の怪談奇談 表紙は怖いけれど、何度も読み返してしまう怖くて少し切ない怪談話が多かったです
今までリライトされたものしか読んでなかったハーンの作品ですが、実際読んでみるとその美しさに心打たれました。怖がらそうとしていないからこそ、その透明さが際立ち静かに情景が広がります。そこに作者が見る日本の生死観が加わり、独特の世界観を為しています。 実はこの本を買おうとした切っ掛けのひとつは、天野喜孝...続きを読むによる表紙絵なんです。こういうのも縁だと思いますし、読んでみると実に映像的で絵との相乗効果のようなものがありました。これもまた本の持つ面白さですな。
耳なし芳一、ろくろ首、ゆき女、屏風の女、魂よく一日に千里を往く、重くなる赤ん坊…聞いたことがあるけど、読んだことのない話ばかり。改めて日本に息づく伝統の怪談、昔話(しかも有名なものばかり)を読めてよかった。 「翻案」と言っているけど、小泉八雲を通してきくと、そのまなざしの暖かさ、そして時折挟まれる客...続きを読む観的な注釈が入ると、温故知新というか懐かしく温かく、そして新鮮さを感じる。江戸の名残が色濃く残る明治の時代にこういう怪談を人の口から聞き、収集して記述する、そういうフィールドワークって大切なんだろうな。魂の生まれ変わり、死んだ女の嫉妬の話と恋わずらいの話が多い。死と恋ってそういう不思議なものを生み出す素地が大きいのかもしれない。 「さて、日本には古くから、「なぞらえる」という動詞で、はっきりとではないにしろ、とにかく、それとなく示されている或る精神作用の魔術的な効力にたいして、奇妙な信仰がある。」 「魂を呑み込んだらどんな結果になりそうであるか、読者みずから解決されたほうがよいと思う。」 「「しかし、それは女の考えかたではありません。…」友人の言うことは、正しかった。」
小泉八雲作の怪談15篇、奇談27篇。多くは勧善懲悪だが、全く理不尽な話もある。日本の名作の一つです。
怪談15編、奇談27編の計42の話。 怪談のほうは『耳なし芳一のはなし』『むじな』など有名な話が多く、奇談は知らないものがほとんどだった。 なんとなく知ってるものでもちゃんと読んだことはなかったので、こういう話だったんだと興味深く読めた。
有名な昔話、怪談はは結構ラフカディオさんを通していると考えると、近代への影響は凄まじいものがありますね。 魂が蟻の世界にいく話が好きです。胡蝶の夢なのか。 自分が一生を描く作品に弱いだけなのですが。 あとで調べたところラフカディオさんは蟻が好きらしい。というより虫全体が好きらしい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
怪談・奇談
新刊情報をお知らせします。
ラフカディオ・ハーン
田代三千稔
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
「怪談」
試し読み
怪談
小泉八雲東大講義録 日本文学の未来のために
新編 日本の面影【全2巻 合本版】
新編 日本の面影
新編 日本の怪談
復刻版 ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本
雪女 夏の日の夢
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲怪談・奇談 ページトップヘ