南條竹則の作品一覧
「南條竹則」の「ケンジントン公園のピーター・パン」「花ちゃんのサラダ 昭和の思い出日記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「南條竹則」の「ケンジントン公園のピーター・パン」「花ちゃんのサラダ 昭和の思い出日記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思いつつも、読んでいなかったラヴクラフト作品。
面白かった。
訳文も良かった。
幽霊やお化けが出て来るようなホラーは苦手だけれども、怪奇小説は面白い。
これが映像や漫画だったら、きっと見ないし読まないだろう。
小説だからこそ、存分に楽しめるのだ。
『異次元の色彩』
クトゥルー神話の始まりとも呼べるような作品(だと個人的には思っている)。
太陽系よりもっと遠い宇宙からやって来た神々。
それは人間の文化や文明とはまったく違う感覚を有していて、何より人間がちっぽけでもろくて何の役にも立たないような存在であることを知らしめる。
神々を前にした時、人間には太刀打ちなど出来ないのだ。
Posted by ブクログ
『耳なし芳一の話』
知名度の高い話。琵琶の名手芳一は、和尚も小僧もいないある夜に、武士から「やんごとなき方がお前の琵琶を所望している」と言われて、ついていく。彼らは平家滅亡の壇ノ浦の件になると、いたく涙を流し、七夜通って欲しいと頼む。誰にもこの事を言ってはならないと言われ、芳一はこっそり出かけていたが、ある日ばれてしまう。
再読してわかったのは、芳一の通う期限があったことだ。永遠に琵琶コンサートをやってほしかったわけではない。七日といえば初七日が浮かぶが、呼び出した相手からすれば、とっくにその期限は過ぎている。普通に誰にも知られず七日通えば、無事に過ぎたのでは。それとも七日過ぎて、いよいよ
Posted by ブクログ
深い恐怖と興味の入り混じった作品でした。
特徴的なホラー要素が詰まった物語に、一瞬で異様な世界へと引き込まれます。
登場する街は全て、その描写からして非常に不気味で異様な雰囲気を漂わせています。廃墟となった建物や奇妙な住民たちの描写を通じて、常に一貫した不安感を与えられました。特に、町の住民が人間ではない何かに変わりつつあるという事実が明らかになる場面が恐怖の頂点です。
また、文体と想像力にも魅力を感じます。
非常に細かい情景描写に、まるでその場にいるかのような感覚を味わえました。クトゥルフ神話の一端が垣間見え、インスマスの秘密が明らかになるにつれて、未知の恐怖に対する好奇心が止まらなくな