秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

968円 (税込)

4pt

夜中の3時、正装した紳士が自分の部屋に立っていたら……。古典的幽霊譚である「空家」、「約束」、吸血鬼と千里眼がモチーフの「転移」、美しくも奇妙な妖精話「小鬼のコレクション」、詩的幻想の結晶「野火」ほか、名高い主人公ジム・ショートハウス物を全篇収める。芥川龍之介、江戸川乱歩が絶賛したイギリスを代表する怪奇小説作家の傑作短篇集。「恐怖の王道」ここに降臨す!

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秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年01月20日

    「幻想怪奇」という言葉に惹かれて。

    一つ一つの話が「アレは何だったんだろう?」という後味の悪さを残して終わっていく。特に表題作「秘書綺譚」のアレは何だったろう?感が凄い。こういう引っかかる感じが、本読みにはたまらない。

    確かに幻想怪奇な傑作が詰まった素晴らしき1冊。江戸川乱歩が絶賛しただけあるな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月28日

    百年前の作品なんて信じられないです。
    最近は妙に凝った作風のものが多いせいか、こうあっさりとしたプロットなんだけど文章力で勝負! ていう作品がひどく新鮮でした。
    本当に面白い。
    じっくりと読みたいって思っていたのに、この後どうなる? で、どんどんページをめくってしまい、すぐに読み終えてしまいました。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月29日

    全編面白かった!
    100年前の作品なのに、全てやりきっている。ジム・ショートハウスを主人公とした短編が全て入っていたのがありがたい。この本には収録されていないが、ジョン・サイレンスを主人公にした作品の方が有名らしいので、それも読んでみたいと思った。
    が、果たして翻訳されてるのか…?

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    Posted by ブクログ 2016年05月17日

    「空家」は何度読んでもゾクゾクします。
    ビジュアルではなく、音や触感で感じる恐怖。
    私にとっては最高傑作です。

    けれど他のどの作品もブラックウッドらしい美しくもの悲しい雰囲気の中、恐怖や不思議が絶妙に描かれていて読みごたえがあります。

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    Posted by ブクログ 2012年10月13日

    幽霊譚など怪奇幻想もの。小説の構造として奇妙なものも多いんだけど、文章の密度というか、ビジョンというか、雰囲気がすごく良くて、怖いというよりも、物語がしみじみ心にしみてくる感じ。

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    Posted by ブクログ 2012年12月23日

    ショートハウスが出てくる作品を主に集めた短編集。
    ゴーストが主だけど、人狼的なもの、吸血鬼的なもの、バラエティに飛んでいて面白く、すぐに読み終わってしまった。何度でも読み返したい本。

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    Posted by ブクログ 2017年12月14日

    表題作他10編の、英国式古典的怪談集。
    蝋燭の仄明かりを頼りに暗がりを進んで行くと、
    フッと何者かの顔が視界に飛び込み、
    またすぐに消えた……が、
    それが何だったのか、説明がつかないまま終了――とか。
    このモヤモヤ感が堪らない。
    本体が死すとき、
    その分身(投影、あるいは副産物)も共に滅びる、
    とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月25日

    ・私がアルジャノン・ブラックウッドですぐに思ひ出すのは短編「柳」である。これは超のつく有名作で、ブラックウッドにつ いて書く時には、誰もが必ずといつて良いほど言及する作品である。あの自然の怪異と畏怖には圧倒的なものがあり、一読讃歎、彼の代表作と いふにふさはしいと思ふ。同じく、「古い魔術」も彼の代表...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月22日

    ジム・ショートハウスもの11本。

    怖さというより、どちらかというと、不思議だったり薄気味わるかったり。
    芥川龍之介や江戸川乱歩が絶賛したというのも、さもありなん。
    「秘書奇譚」など、芥川「魔術」への影響を感じる。

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    Posted by ブクログ 2022年07月29日

     1906年から1923年に書かれたアルジャーノン・ブラックウッドの短編を集めたアンソロジー。
     ブラックウッドといえば、どの作品だかもう分からないが(本書にも入っている「秘書奇譚」かもしれない)高校生の頃読んでひどく衝撃を受け、「これは凄いかも」と思ったことがある。しかし、その後創元推理文庫『ブラ...続きを読む

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